アルファプロジェクト、飛燕、雷電、彗星を完全再現した
CFS2 & FS2000用追加アドオン「戦いの翼」を5月15日に発売

5月15日発売

価格:5,800円



 株式会社アルファプロジェクトは、マイクロソフトの「Combat Flight Simulator 2」「Flight Simulator 2000」向けの追加アドオン「戦いの翼」を5月15日に発売する。対応OSはWindows 95/98/Me、価格は5,800円。

セットアップ画面。CFS2もしくはFS2000のインストール先を指定する
 「戦いの翼」は、外形やカラーリングはもちろんのこと、内部のコックピットパネルに至るまで完全再現した3機の機体データと、ガダルカナル近海を舞台にした架空のシナリオ3本を搭載したアドオンソフト。

 追加される機体は、スリムなボディラインから“和製メッサー”の異名をとる、川崎の水冷式陸軍戦闘機「三式戦闘機一型乙 飛燕」、1,820馬力の火星23型甲エンジンを搭載した日本海軍機史上初の局地戦闘機「雷電 21型」、250kg爆弾と増槽搭載時で2,500kmという凄まじい航続距離と戦闘機並みの高速機動性を誇る空技廠自慢の艦上爆撃機「彗星」の3機種。各機体データは、当時の写真や機体図面などをもとに、細部の細部まで徹底的にこだわり抜いて表現されている。そのクオリティの高さは、いずれもCFS2の収録機体に使用されている高解像度テクスチャに勝るとも劣らないほどだ。下記に掲載したゲーム画面は1,024×768ドットなので、ぜひ自分の目で確かめてほしい。

 一方の追加ミッションは、史実ではいずれもガダルカナル攻防戦に間に合わなかった飛燕、雷電、彗星の3機種を、「もし開発が順調に進んで南方戦線に実戦配備できていたら」という仮定のもとに制作されたIFシナリオが楽しめる。ミッション名は「第1作戦 陸海航空混成部隊ムンダへ」「第2作戦 出撃 激戦のムンダ」「第3作戦 出撃 ヘンダーソン攻撃」となっている。

 余談だが、ムンダとはソロモン諸島西部、ニュージョージア島の激戦地。ヘンダーソンは、いまや国際空港にまで発展したガダルカナル島の飛行場。ガダルカナル攻防戦では、日本軍の最大の目標として、陸軍はもちろんのこと、ラバウルの海軍航空隊による空爆撃や第3戦隊所属の戦艦2隻による夜間砲撃など、陸海軍が総力を挙げて攻めたが最後まで陥落しなかった。

【スクリーンショット】
左から順番に飛燕、雷電、彗星。プロペラのアニメ的表現がユニーク

【川崎 三式戦闘機一型乙「飛燕」】
戦史的には「東京初空襲」のB-25を捕捉し、被弾させたことで有名。飛燕のトレードマークである迷彩の再現性が見事

【三菱 局地戦闘機「雷電21型」】
右の画面に注目、パイロットが搭乗する際に足を置く位置に「足踏」との朱書が確認できる。フラップには「ノルナ」の文字も

【空技廠 艦上爆撃機「彗星」】
偵察機としても運用されたほどのバランスのいい傑作機だが、長過ぎる航続距離と熟練搭乗員の不足により、俗に言う「マリアナの七面鳥討ち」の的にされた悲劇の名機。機体側面の波形塗装がいい感じである

(C) 2000-2001 ALPHA PROJECT Co.,Ltd. All Rights Reserved.

□アルファプロジェクトのホームページ
http://www.apnet.co.jp/
□「戦いの翼」の公式ページ
http://www.apnet.co.jp/~wings/

(2001年5月11日)

[Reported by 中村聖司]

I
【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】


ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.