任天堂、システムなどを継承しつつ進化したGBA版
「タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis(仮称)」

夏 発売予定

価格:未定



シリーズ最新作がGBAに登場。独特の雰囲気はそのまま。ショップも健在のようだ
 任天堂株式会社は、ゲームボーイアドバンス用ソフト「タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis(仮称)」を今夏に発売する。価格は未定。GBA用通信ケーブルに対応している。

 「タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis(仮称)」は、'95年にスーパーファミコンで発売された「タクティクスオウガ」のサイドストーリーとなるシミュレーションRPGで、今作はオウガバトルサーガ第7章、後のヴァレリア戦争(タクティクスオウガ)につながるストーリーとして語られる。

 ゲームの舞台設定は、強大な力で周辺諸国を統治下に治めるローディス教国領・フェーリス公国内、ガリシア大陸の西方に位置するオウィス島。島内では領主のバトラール家を中心に、さまざまな陰謀が企てられている状況で、プレーヤーは騎士団の一員として行動を開始する。

 戦闘が行なわれる3Dフィールドは、正方形(スクウェア)で仕切られた高低差のある32マス×32マスで構成されており、草原、海辺、森林、街中などの地形が描かれている。
 敵・味方の各ユニットは同一画面上で移動と戦闘を繰り返すため、常にフィールド全体の戦況を見失うことなくプレイすることができるとしている。

高低差のある戦闘フィールドは32マス×32マス構成。フィールド内にはさまざまな地形が細かく描かれている

 各軍は最大8ユニット、両軍合計で16ユニットをフィールド内に展開して戦闘を行なう。ユニットは戦闘のプロ「ソルジャー」、魔法を使う「ウィッチ」、翼を持った「グリフォン」、海中から襲い掛かる「オクトパス」など、さまざまな種類が用意されている。
 ユニットには地形との相性が設定されており、フィールドごとに効果的なメンバー選定を行なう必要がある。地形の「高低差」を利用して、建物の屋根や崖から敵を突き落としたり、高所から低所の敵を狙い撃ちすれば、優位に戦闘が進められる。

【地形の高低差を利用した例】
地形の高低差を利用した例。崖を背にした敵ユニットを強打。ノックバックで相手は落下し、追加ダメージを受ける

 今作のフィールドは、天候や時間の影響で大きく変化する。降雪はフィールド全体を雪で覆い、豪雨は川や湖を増水させる原因となる。また、天候魔法を使えば、水中タイプの敵ユニットを陸地に引きずり出したり、強力だが水が苦手なユニットを水地形に閉じ込めることも可能になるかもしれないという。

【地形の変化:増水】
フィールド内に雨が降り続くと、増水で水面が上昇する

 ユーザーが行き詰まらないよう、各種アイテムやシステム解説が参照可能な「オンラインヘルプ」機能を搭載。「トレーニング」で能力が低いユニットの経験値アップを図ることもできる。
 GBA用通信ケーブルを使用したプレーヤー同士の対戦も可能となっている。

戦闘時のコマンドなどヘルプ表示が可能 トレーニングで経験の浅いユニットを鍛えられる

(C)2001 Nintendo/(C)2001 QUEST

□任天堂のホームページ
(5月1日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.nintendo.co.jp/

(2001年5月1日)

[Reported by 北村孝和]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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