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【特別インタビュー】「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」 |
東京ゲームショウ初日にホテルニューオータニ幕張にて行なわれた、「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」プロデューサーChris Millar氏との特別インタビューの模様を最新画面満載でたっぷりお届けしよう。なお、本記事の内容やスクリーンショットについては、いずれも開発途中の段階のものであるため、今後変更される可能性があることにご注意いただきたい。
■ 「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」のバックグラウンド
「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」開発スタッフ。写真左の人物がプロデューサーChris Millar氏 |
今回は、Chris Millar氏自らゲームを操作して、新しい機能や新キャラの特徴などを詳しく説明してくれた。本拡張キットにおける最大の特徴といえる800×600ドット表示画面でDEMOを行なってくれたため、まるで完全新作の別のゲームのような印象すら受けた。新しく加えられた2つのクラスの紹介に入る前に、まずは画面を見て気づいた細かい変更点を簡単に紹介しておこう。
800×600ドット表示画面。中央のキャラクターはAssassinで、左のスキルは「Fists of Fire」、右が「Dragon Talon」だ |
それから、大事なアイテムをストックしておくStash(収納箱)。この大きさも6×8という「DIABLOII」の2倍に相当するサイズに変更された。バックパックより巨大なサイズに、思わず「おおぅ」と声を上げてしまった。いやはや嬉しい限り。
あと、街で雇える傭兵の装備も自由に変えられるようになった。ただし、当然のことながら装備品はこちらが用意する必要がある。拡張キットでは、傭兵用のアイテムも手に入れてやる必要があるわけだ。
新たな死闘の幕開けを予感させる「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」オープニングムービー |
降りしきる雪の中で熊に変身して奮戦しているDruid。派手なエフェクトは本作においてさらに強化されている |
新クラスDruidは、自然の力を利用して戦っていくクラスで、扱えるスキルは、「Elemental」「Shape Shifting」「Summoning」の3系統。それぞれ遠距離攻撃系、格闘系、召還系とバランス良さが魅力的だ。ただ、それだけにレベルアップ時のパラメータ配分に頭を悩ませそうなクラスといえそうである。
Elementalは、自然を直接的に操作するスキルで、地面を割ったり、火山を作り出したり、地震を発生させたりといった天変地異を起こすことができる。DEMOでは「Firestorm」、「Molten Boulder」、「Armageddon」といった炎系のスキル(Armageddonは燃えたぎった岩石による物理的衝撃)の実演を見ることができた。
Druid最新画面6連発。スキルアイコンに注目。Werebearに変身したDruidのツメによる攻撃シーンはかなりの迫力だった |
「DIABLOII」から数えて都合3人目となる女性キャラAssassinは、付け爪を使った格闘戦を得意とするほか、トラップを仕掛けたり、サイキックパワーを発揮したりと、かなり特殊なクラスになっている。DEMOでは、公開されているセクシーな装いで、キレのある打撃技を敵に連続してたたき込む姿が見られた。余談だが、鎧を着るとパラディンのような装いになり、ちょっとセクシーさに欠けるのが、わずかに残念な気がした。
さてさて、Assassinが扱えるスキルは、「Martial Arts」「Traps」「Shadow Disciplines」の3系統。以下、詳しく見ていこう。
「Martial Arts」は、Amazonの「Spear and Javelin」に相当する、通常攻撃に特殊効果を加味するスキル。攻撃がヒットするたびにダメージが大きくなるTiger Strikeや、遠隔地から敵の手前まで一気にテレポートし、蹴り技をたたき込むDragon Flightなど、強力かつ華やかなものが多いのが特徴だ。DEMOでは、「TigerStrike」を放った瞬間にマシンがフリーズしてしまい(笑)、あまり多くのスキルを見ることができなかった。残念。
こちらはAssassinのスクリーンショット。右上の画面が、Traps発動中の様子。2つないし3つのトラップが同時に発動しているようだ |
■ そのほかの変更点
最後にインタビューで明らかにされた残りの特徴を見ていこう。
まず、新アイテム「Charm」について。これはバックパックに入れておくだけで特殊効果を発揮するというもので、身につけることはできない。効果の具体的な内容については明らかにされなかったが、DIABLOIIではなかったタイプの特殊効果も含まれると言うことだ。
今回新たに追加される新アイテムの総数は、武器や防具を含め数千点にもおよぶと言うことだが、ACT5ではクラスごとに入手できるクエストアイテムが異なることもあるという。また、Horadric Cubeによるアイテム合成も、新しい組み合わせが用意される模様だ。DEMOでは新しい兜「Circlets」と、名前までは確認できなかったが狼をあしらった新しいタイプの「Crown」(Druid専用)などが実際に確認できた。
動作環境は、640×480ドット表示では「DIABLOII」とまったく同じ環境でOKとのことだが、気になる800×600ドット表示の際に必要になるスペックは未定という。ちなみにDEMOに使用されたのは、PentiumIII 650 MHzを搭載したDELL製のノートPC。このマシンで、800×600ドット表示がラクラク動作していたので、製品版でもそう極端に高くなることはないと考えていいだろう。
ACT5のフィールドは、「DIABLOII」の舞台Khandurasの遙か北方に位置するバーバリアン高地ということで、地上は雪原地帯ばかりが目立ち、ダンジョンも氷結しきった辺り一面氷の世界となっており、全体的に寒々しい雰囲気に包まれていた。現在、完成度は95%まで来ており、英語版、日本語版とも夏頃の同時発売を予定しているとのこと。価格、対応OSは未定となっている。発売が最高に楽しみだ。
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□Blizzard Entertainmentのページ
http://www.blizzard.com/
□「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」製品情報ページ
http://www.blizzard.com/diablo2exp/
(2001年4月1日)
[Reported by 中村聖司]
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