東京ゲームショウレポート PCゲーム編【後編】
会期:3月30日(金)~4月1日(日)
会場:幕張メッセ 1~7ホール
後編では、新作発表会のみの情報公開となったゲームメーカーのタイトルを見ていくことにしよう。
■アイドス・インタラクティブ
アイドス・インタラクティブは、三国志を題材にしたリアルタイムストラテジー「フェイト オブ ドラゴン~龍の系譜」と、「トゥームレイダー」の開発で知られるCoreDesignが開発した3Dアクションアドベンチャー「PROJECT EDEN」、宇宙を舞台にしたリアルタイムストラテジー「STARTOPIA」、そして同社イチオシの人気シリーズ最新作「COMMANDOS2」の4タイトルを一気に紹介。
特に「PROJECT EDEN」「STARTOPIA」の2タイトルは、これが初公開のタイトル。日本語版の発売は夏以降になりそうだが、いずれも新シリーズだけに楽しみだ。「フェイト オブ ドラゴン~龍の系譜」は、Eidos UKのほうで無事発売されたようで、製品版のオープニングムービーのほか、迫力ある対戦中の映像を解説を交えながらたっぷり見せてくれた。
【アイドス・インタラクティブ】 |
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「フェイト オブ ドラゴン~龍の系譜」。ムービーのクオリティはすこぶる高い。ゲーム内容も実に中国的で、今までにないプレイ感が魅力的。4月27日発売予定 |
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「PROJECT EDEN」。サイバー感漂う近未来が舞台。グラフィックエンジンは、新規開発によるものという |
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「STARTOPIA」。コイツらがプレーヤーの頭を悩ませることになるエイリアンたち。それぞれ性格、好みの異なる彼らを相手に宇宙ステーションを運営していくのだ |
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「COMMANDOS2」。今回の戦場は、ヨーロッパのみならず、北欧、北極、南太平洋、東南アジア、インドと壮大なスケールで展開される。2001年度の代表するビッグタイトルといっても過言ではない。発売は秋頃を予定 |
(C) Eidos Interactive KK 2000-2001. All rights reserved..
□アイドス・インタラクティブのホームページ
http://www.eidos.co.jp/index-hi.html
■イマジニア
イマジニアも大型の新作を立て続けに発表した。まず1作目は、以前、ニュースとしてお伝えした「プロラリー 2001」。「プジョージャパン認定ソフト」とのお墨付きを頂戴したラリーゲームということで、プジョー206を始めとする5メーカー11車種から好きな車を選択して、本作独特の道幅の狭いコースに挑戦できる。
もう1作は、コンバットフライトシミュレータ「EURO FIGHTER TYPHOON」。CFS開発大手のDIDの元スタッフたちが手がけた新感覚のCFSで、その醍醐味はパイロット6人をリアルタイムで操ってミッションをクリアしていくという斬新なゲームシステムにある。プレイ中は、操縦する機体を次々と切り替えながら、それぞれに与えられた任務の達成に挑んでいく。ゲームの舞台は、近未来のアイスランドで、与えられる航空機も当然近未来仕様だ。マッハを軽く上回る速度で飛ぶジェット機を切り替えながら操縦できるものなのか、と思ったりもしてしまうが、そこはDIDの手によるものだけに、無茶な仕様にはならないだろう。早くプレイしてみたいタイトルである。
ところで、新作発表会終了後に、同社が発売を予定している3Dアクションゲーム「ジャイアンツ シチズンカブト完全日本語版」の発売日が4月13日に決定したことが明らかにされた。その一方で、長らく“発売日未定”となっていた「インカミングフォース」「ホスタイル ウォーターズ」の発売中止も合わせて発表された。発売中止のニュースは少し残念だが、4月13日といえばもうすぐ! 発売が楽しみだ。
【イマジニア】 |
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「プロラリー 2001」。発売日は4月27日。価格は8,800円 |
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「EURO FIGHTER TYPHOON」。これらの画面はまだ開発中の段階のもの。完全日本語化して夏頃の発売を予定している |
(C)Ubi Soft Entertainment. Distributed by Imagineer Co.,ltd under license by Ubi Soft Entertainment S.A.
(C) Rage Games Limited 2001. All Rights Reserved.
□イマジニアのホームページ
http://www.imagineer.co.jp/
□関連情報
【3月29日】最大99人で通信対戦が可能! 「プロラリー2001」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010208/imagin.htm
■マイピック
マイピックからは、「STARLANCER」「エネミーエンゲージ ~コマンチ VS ホーカム~」「パンツァージェネラルIII スコーチド アース」の3タイトルのみ。今回はXbox版の「MystIII:Exile」の発表のほうに力を入れていた印象だ。
同社のビッグタイトル「MystIII:Exile」(Win/Mac版)については、開発者特別インタビューとして別枠で詳しくお届けする予定だ。
【マイピック】 |
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画面左から「STARLANCER」「エネミーエンゲージ ~コマンチ VS ホーカム~」「パンツァージェネラルIII スコーチド アース」。「パンツァージェネラルIII」のみ未発売で、4月26日発売予定 |
□マイピックのホームページ
http://www.mediaquest.co.jp/
■そのほか
そのほかのPCゲームタイトルとしては、PCゲームコーナー隣にブースを構えていた韓国勢が多数のタイトルを出展していた。といっても、メーカー単独の出展ではなく、韓国尖端ゲーム産業協会によるもの。韓国ブースでは、同協会に選ばれた10メーカーが軒を並べていた。
韓国ブースで出展されていたゲームは、いずれも「UltimaOnline」や「DIABLO」、「STARCRAFT」といった名作群にひどく似通ったものが多く、オリジナリティに溢れたタイトルには出会えなかった。
【Hi-Win】 |
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Hi-WinのアクションRPG「天上碑」。「陰陽五行説の原理によって成長するキャラクタ」というとなんだか凄そうだが、要するに水、火、木、金、土の5つの属性要素を加えた韓国風「DIABLO」だった |
Copyright 2000 HI-WIN All Rights Reserved.
□Hi-Winのホームページ
http://www.hi-win.com/
(2001年3月31日)
[Reported by 中村聖司]
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