2001東京おもちゃショーレポート 第2弾
ちょっと気になるおもちゃ達

3月22日 開幕

入場料:1,000円

 「2001東京おもちゃショー」の主役は間違いなくロボット達だが、それ以外にもいくつかのトレンドがある。それらについていくつか追いかけてみた。


■ テレビに接続して楽しむ単品ゲーム機が続々登場

 テレビに接続するだけで体感テレビゲームが楽しめる「ホームラン打とうぜ! エキサイトスタジアム」をエポックが発売し大ヒットを記録したことはまだつい最近のこと。その続編「卓球やろうぜ! エキサイトピンポン」も大人気で一時は品薄状態。その連勝街道を見て各メーカーとも追従したのかどうか知らないが、今年はTVに接続して遊ぶ体感ゲームをあちこちで見かけることができた。

 その中でもよくできているのがタカラとコナミのブースで展示されていた「ダンスダンスレボリューションふぁみマット」だ。これまでのようにマットとコンシューマゲーム機を接続するのではなく、TVと直接接続してしまうのだ。音楽はタカラのマイク型カラオケ機「e-kara」で使用するカセットをそのままマットにセットする。するとTVに音楽に合わせた矢印が表示されるので、通常通りダンスダンスレボリューションを楽しむことができる。ふぁみマットに追加のマットを接続すれば対戦も可能となるほか、カロリー計算まで行なってくれるのだ。
 さらに無線心拍イヤーセンサーが付属しており、プレーヤーの状態を監視してくれるという。

 2月に米国で開催されたTOY FAIR 2001でも香港メーカーがこの手の商品を展示していたが、本家本元のコナミも商品開発を行なっていたとは。音楽カセットも多数販売されているので、ヒット曲ならばすぐにでも楽しむことができるだろう。8月頃に6,800円で発売される予定。追加のふぁみマットは3,000円程度を予定しているという。

まん丸い「ふぁみマット」。もちろん“KONAMI”の文字が。この写真は追加の「ふぁみマット」 このようにカセットをセットする。1本のコードはTVに、もう1本は追加のふぁみマットと繋がっている
画面はこんな感じ。誰でも遊べるようにコンシューマ版より幾分カワイらしいものとなっている 無線心拍イヤーセンサーも付属する

 本家本元エポックも元祖TV接続ゲーム機の新作を用意していた。今度はバス釣り「ブラックバス釣ろうぜ エキサイトフィッシング」に挑戦だ。ゲームモードは自由に釣りが楽しめるフリーフィッシングのほか、タイムトライアル、トーナメントが用意されている。湖はいくつか用意されておりグラフィックも本格的で、今回も熱くしてくれそうだ。

 タカラはガンアクションゲーム「ガンガンアドベンチャー」を出展。基本的にはナムコの「ガンバァール」などのシリーズと同じシステムで、多数のミニゲームを楽しむことができる。こちらは4月24日発売予定で、5,980円。見た限りでは反応もなかなか良さそうな感じ。
 同じタカラは超合金のようなロボットとTVを接続。ロボットのパーツを買えることで遊べるミニゲームが変わるというPlug Itシリーズ「電脳冒険記ウェブダイバー」を展示。また、ゲームが変わるだけでなく仲間のロボットと合体させることで必殺技が使えるようになるなどギミックも満載だ。

 バンダイはTV番組「も~っと!おジャ魔女どれみ」をテーマにした料理玩具を展示。たとえばおもちゃで卵を割るとテレビのかの卵も割れるなどさわって見れて楽しめる仕組みとなっている。

エポックの「ブラックバス釣ろうぜ エキサイトフィッシング」 タカラのガンガンアドベンチャー。手軽にワイワイと楽しめそう
「電脳冒険記ウェブダイバー」。パーツをどんどん集めてしまいそうな魔力がある TVとおもちゃの連動が今後のトレンドか?


■ ちょっと変わったラジコン各種

小さいがスピード感バツグン
 ラジコンも多数展示されているのだが、ちょっと変わったラジコンもいくつか展示されていたので、取り上げてみたい。ひとつはトミーのメチャクチャ小さいラジコン「BIT CHAR-G」。小さいからと言ってなめてはいけない。これがキビキビとかなりのスピードで動き回るのだ。4種類の車種 (ホンダS2000シルバー、同イエロー、スカイラインGT-Rブルー、同ホワイト) が現在用意されており、それぞれ周波数帯が違うため、4台でレースを楽しむことも可能となっている。すでに発売されているBit Racer用のパーツでパワーアップできると言うことなので、かなり幅の広い楽しみかたができるだろう。

 もう1つは、ヘリコプターのヘリだけが分離したというか、UFOというかちょっと不思議なリモコン「ベクトロン」。ヘリコプターのように空で滞空することができるのが楽しい。また、フレームの縁にはLEDがセットされていて文字を表示することができる。18,000円と言うことで、ちょっと高い気もするが、友達には自慢ができる一品では無かろうか。

このように空で停止することができる。カッコイイ! コントローラはこのようになっている。操縦はけっこう難しいらしく練習キットまで付いている


■ キッズコンピュータも進化し続ける

 かなりの市場があると言われているキッズコンピュータ。数年前からどんどん発展し続けているようだ。これまではノートタイプばかりだったが、今年はタカラとバンダイがデスクトップ型を展示。また、セガトイズのブースではキーボードが光り、正しいタッチタイピングの練習にも一役買いそうなシリーズまで展示されていた。教育熱心な親が多い中、当分進化は止まらないだろう。

セガトイズのキーボードが光るシリーズ バンダイのノートタイプ。どこかで見たようなデザインだ バンダイのデスクトップタイプキッズコンピュータ「パコラ」
タカラのデスクトップタイプ。こちらもデザインはトランスルーセント セガトイズのブースで大量に展示してあったピコ。こちらは参考出展のミニバイク。電源はピコ経由。子供の健康をコレで管理……ちょっと変な感じ

□東京おもちゃショーのホームページ
http://www.toys.or.jp/
□出展社一覧
http://www.toys.or.jp/list.htm
□関連情報
【3月22日】2001東京おもちゃショー開幕!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010322/toyshow.htm

(2001年3月22日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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