アルゼ、SNKの特定債務などの調整に係わる
調停の申し立てに同意
3月9日 発表
アルゼ株式会社は、3月10付けで「当社子会社の特定調停に関するお知らせ」と題するプレスリリースを発表した。その中で、アルゼの子会社『株式会社エス・エヌ・ケイ(以下SNK)』が、特定調停の申し立てを行なうことにアルゼが同意したことが明らかにされている。
SNKは、ネオジオやネオジオポケットなど、アミューズメント事業からコンシューマ事業の分野まで、幅広くハードウェアとソフトウェアの開発事業を行なってきたが、2000年にアルゼグループの傘下に入り、不採算部門の見直しおよび閉鎖を推進、収益部門の育成、人材開発などの構造改革を進めた結果、再建の見通しは立ってきたものの、過大な過去からの累積債務により、自力再建が妨げられているとして、アルゼに特別調停の申し立てを行ないたいと申し入れていた。
特定調停法とは、2000年2月17日より施行された法律。「倒産」のイメージが強い民事再生法による企業再建の前などに、裁判所に債務者と債権者の間に入ってもらい、金銭の貸借関係の紛争を未然に解決、債務者の事業の再生を助け、債権者の債務者からの返済を図ることを目的としたもので、最大の目的は債務者の経済的更生。
これを受け、SNKは3月9日に大阪簡易裁判所に申し立てを行なったとしている。
□アルゼのホームページ
http://www.aruze.com/
□ニュースリリース[PDF形式]
http://www.aruze.com/ie/ir/aruze/pressinfo/release/shorui/todoke/01/010309/010309.html
(2001年3月12日)
[Reported by 佐伯憲司]
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