主人公は人間ではなく「魔剣」。戦うために、相手の脳を乗っ取り身体を支配しなければならない

　株式会社アトラスは、プレイステーション 2用の3Dアクションアドベンチャーゲーム「魔剣爻（まけん シャオ）｣を2001年に発売する。価格は未定。

　「魔剣爻｣は、プレーヤーが魔剣となり、色々なキャラクタの脳に侵入して身体を支配（ブレインジャック）し、他の剣と戦いを繰り広げる。
　'99年に発売されたDreamcast版「魔剣X」ではプレーヤー視点だった戦闘時の視界を、今作ではキャラクタ後方からの客観視点に変更。使用キャラクタの動きを確認しながら操作することが可能となり、死角の減少や敵キャラクタとの間合いが把握しやすくなるなど、全体の操作性が向上している。

　また、キャラクタの動きに残像がつく「モーションブラー」の採用や戦闘時の画面エフェクトなど、プレイステーション 2へのプラットフォーム移行に伴ない演出面でも強化が図られている。

キャラクタの動きに残像が伴なう「モーションブラー」を採用

　魔剣は、敵を倒すことで得られる「イマージュ」を蓄積し、一定量に達することで各キャラクタごとに新たな技（スキル）を獲得していく。
　立体音響を採用したサウンドには「ヘッドフォンモード」、「スピーカーモード」、「ドルビーサラウンドモード」の3モードが用意されており、背後から接近してくる足音や飛び去る飛行機の残響音など、プレーヤーはそれぞれの環境に応じた3Dサウンドを楽しむことができる。

　ストーリーは約15カ国、20ステージで構成されている。マルチエンディングが採用されており、プレーヤーの行動やブレインジャックした相手により、ストーリーはさまざまな方向に分岐する。

【スクリーンショット】

(C)ATLUS 1999,2001

□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/
□製品情報
http://www.atlus.co.jp/cs/pstation2/shao/index.html

(2001年2月23日)

[Reported by 北村孝和]