「AOU2001 アミューズメントエキスポ」出展社各ブースの様子をレポートする。

■定番もの、新作とナムコブースは少数精鋭の構成

　セガ、ワウ･エンタテイメントとの協力で生まれた「ヴァンパイアナイト」、さらに写真撮影ゲーム「フォトバトール」、そして人気シリーズ第3弾「ミスタードリラーグレート」、太鼓を使った「達人」シリーズ最新作「太鼓の達人」と、数は多くないものの、新作、シリーズもの共にナムコブースは手堅い造りをアピール。

「ヴァンパイアナイト」
　「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」シリーズを制作したワウ･エンタテイメントによるヴァンパイアとヴァンパイアハンター・アルベールとの対決を描いたホラー・ガンシューティングゲーム。

　プレイステーション 2互換基板を採用し、DX筐体とDS筐体の2種が展示されていた。「ザ・ハウス・オブ～」の撃った部位によってダメージが異なるというシステムをさらに進化させた、“肉の芽”に取りつかれた村人の“肉の芽”だけをうまく撃つと人間に戻れるが、失敗すると村人はヴァンパイアになってしまうという要素が特徴。敵のどの部位を撃ったかは、画面に表示されるようになった。

　敵を倒したかどうかでストーリーが分岐するシステムは「ザ・ハウス・オブ～」を踏襲している。

(C)2000 NAMCO / SEGA /WOW ENTERTAINMENT,ALL RIGHTS RESERVED

「ミスタードリラーグレート」
　穴掘りアクションゲーム「ミスタードリラー」最新作。前作までのプレーヤーキャラである「ホリ・ススム」、「アンナ・ホッテンマイヤー」は同性能だったが、今回は新キャラが4人(?)追加され、性能差がつけられた。

【キャラクタ一覧】

• 「ホリ・ススム」
  「アンナ・ホッテンマイヤー」……まったく同じ性能の標準タイプ>
• 「プチ」……ススムのペット。ブロックを2段掘れる
• 「ホリンガーZ」……アンナの家にいるロボット。ブロックを1回まで耐えることが可能
• 「ホリ・アタル」……ススムの兄。エアの減りが早い代わり、横方向への移動が早い
• 「ホリ・タイゾウ」……ススムの父。エアのヘリが早いが、掘り進むスピードが早い

(C)1999 2000 2001 NAMCO., ALL RIGHTS RESERVED.

「太鼓の達人」
　「中華の達人」など、エレメカの人気シリーズ最新作。太鼓を使った音楽ゲームで、画面にあわせて太鼓を叩くというシンプル操作に、演奏の善し悪しに応じて譜面が分岐していくというシステムを採用。「ドラえもん音頭」などのアニメソングや、「ドリフ音頭」など幅広いジャンルの曲が収録されている。

(C)2000 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.

「GAHAHA 一発堂」
　アナログスティック2本を使用したミニゲーム集。ゲームによって異なる操作をすべてこのアナログスティックでまかなう。

【ミニゲームと操作の一例】

• 「わんぱくマフィアの巻」……左レバーで照準、右レバーをプッシュすることで弾を発射
• 「パパに隠れてチュッチュッチュゥの巻」……レウレバーを内側に閉じることでキスをする
• 「パンチDEガードの巻」……相手のパンチが来る方向へレバーを倒して防御
• 「センチメンタル平泳ぎの巻」……平泳ぎのように内から外に向かって回転運動させることで泳ぐ
• 「伝説のツイスト★マンの巻」……レバーを左右に振ることでツイストを踊らせ地面を掘る

「フォトバトール」
　エレメカ「技脳体」シリーズ第3弾。ミノルタの「α-Sweet」の外装を使用したカメラコントローラを使用。写真をテーマにしたカメラバトルゲーム。

(C)2000 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.

　この他は、ランダム表示されるハッピーナンバーと同じ数字をスロットで揃えるとドアが開くプライズ筐体「ハッピードア」などが展示されていた。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/

(2001年2月23日)

[Reported by 佐伯憲司]