|
SCEI、プレイステーションと携帯電話の連携を強化 |
久夛良木健代表取締役社長 |
価格:3,500円
SCPH-10180k |
---|
同社は、プレイステーション、およびプレイステーション 2とNTTドコモのiモード端末を接続する携帯電話接続ケーブル「SCPH-10180k」を3月29日から3,500円で発売する。製品にはケーブル以外に、iモードのコンテンツをテレビ画面で楽しめる“ブラウザ”、携帯電話に登録した電話番号やe-mailなどを編集できる“電話帳データ編集”、iモードメールの送受信のほかメモリカードに内容を退避できる“メーラー”を収録した「携帯編集」というCD-ROMが付属する。
ブラウザ | メーラー | 電話帳データ編集 |
---|
また同時に、このシステムに対応するコンテンツとして2つのソフトが紹介された。ひとつはこれまでにも発表されていたプレイステーション対応ソフト「iモードもいっしょ~どこでもいっしょ追加ディスク~」。4月19日発売予定で2,800円。
「iモードもいっしょ」では、ユーザーは“どこでも手帳 (スケジュール表) ”に“映画に行く”といった予定を記入。すると“トロ”などのポケピが関連する内容のメールを送ってくれるときもある。スケジュールはプレイステーションだけでなくiモード携帯電話からも入力することができる。
また通信を使うことで、これまでポケットステーションで行なっていた“名刺交換”や“しりとり”を通信でやり取り可能となった。名刺交換では電話番号やe-mailを記入する項目があるが、これらはプライバシーの関係で入力しなくても良いことになっている。
これらの通信を通じて仲良くなったユーザーには「コンサートに行かない?」といった“お誘い”をする事ができ、そのお誘いは自動的にどこでも手帳に記入される。その予定についてもポケピは知っているため、やはりメールなどで「デートはどうだった?」と聞いてきたりすると言う。
従来通りの「どこでもいっしょ」を遊ぶときは「どこでもいっしょ」のソフトだけでよいが、通信を使ったゲームを楽しむ場合は「iモードもいっしょ」のディスクに入れ替えてプレイすることになる。また、これらのデータはiモードもいっしょ専用サーバーに記録されることとなる。
通信を使って名刺交換も可能。もちろんヤバイデータは知らせなくてもよい |
本日のスケジュールを表示したところ | どこでも手帳には自分のスケジュールのほか、ポケピのスケジュールも書き込まれる |
iモードからスケジュール関係を登録することも可能 |
もう一つのソフトは、プレイステーション 2専用ソフトの「Check-i-TV (チェキッティービー) 」。4月26日発売予定で、予定価格は2,800円だが、iモードのサービス利用料が月額300円必要となる。
「Check-i-TV」は“投稿ゲーム”という全く新しいジャンルとして登場する。まずユーザーは毎日サーバーから配信される各種“番組 (10分から15分程度) ”をプレイステーション 2で見て、面白いと感じれば番組に対して“投稿”する事ができる。番組では、たとえば、いろいろなベストテンを決定するといった企画「ランキンi」や、有名人に質問できる「空色カフェテリア」、「キャラクター研究所」などが用意されている。
ユーザーの投稿によって番組は作成され、投稿が採用されたユーザーにはポイントがたまり、ポイントによっては景品が贈られるといった特典も用意されている。
毎日配信される番組がいつまで放送されるかが気になるところだが、放送は発売から1年以上は継続を補償するとしている。
「Check-i-TV (チェキッティービー) 」タイトル画面 | 何が気になる? 「ランキンi」 |
プレイステーション 2ならではのポップな映像 | プレゼントの抽選なども行なわれる予定 |
□SCEIのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.scei.co.jp/corp/pdf/010221c.pdf (PDF)
(2001年2月21日)
[Reported by 船津稔]
|
GAME Watchホームページ |