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NEW YORKゲーム事情。Dreamcastはまだまだ現役 |
セントラルパークに面した「FAO SCHWARZ」 |
2月10日 (現地時間) から15日の間にニューヨークで開催された「The American International TOY FAIR 2001」の取材と言うことで1週間ほどニューヨークに滞在してきたのだが、せっかくニューヨークに来たんだからというわけで、あちこちのおもちゃ屋さんなどを見て回ってみた。
おもちゃ屋さんと言えば基本的に「Toys"R"Us」などの巨大チェーンがやはり一般的だろう。というわけでニューヨークのマンハッタンのど真ん中にもToys"R"Usはありました。地下1階から3階まで使用しているわりには各階の店舗面積が狭く、アトランタやシアトル、ロサンゼルスで見た郊外型の店舗に比べ幾分コンパクトなイメージが……。その3階の約1/3がゲームや、ハイテク関係のおもちゃを扱っていた。内容的には各プラットフォームともに平均的に扱っていた。ただ、発売からあまり時間が経っていないにも関わらずPlayStation 2の扱いが若干地味な気が……。
このほかに、マンハッタンの真ん中に位置するセントラルパークにほぼ面する形で存在するのが「FAO SCHWARZ」という、これまた全米規模のおもちゃチェーン店。特にこのお店はアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「JINGLE ALL THE WAY」の舞台になったことでも知られ、とにかく広いこと広いこと。
このなかで地下1階のごく一部分がゲーム売り場に割り当てられている。こちらも均等に各プラットフォームのソフトが販売されているが、ここでもPlayStation 2はごく地味に扱われていた。一方Dreamcastは「Spacechannel 5」をデモっていて、なかなか明るい雰囲気。とはいえ、一番イイ位置にあるのが任天堂だ。近日中に発売される「Paper Mario」や「Mario Tennis」といったタイトルのデモが行なわれていた。
ゲームソフトに関しては、シアトル、ロサンゼルス、アトランタ、ニューヨークを見て歩いた感じでは、おもちゃ屋さんよりもどちらかと言えばソフト屋さん (コンピュータソフトからコンシューマソフトまでなんでも扱っている) のほうが品揃えがイイような気がする。
今回ニューヨークで見かけたソフト屋さんの店頭には“Shenmue (シェンムー) ”や“PHANTASY STAR ONLINE (ファンタシースターオンライン) ”などのポスターが貼られまだまだ、Dreamcastが現役であることを印象づけていた。ちなみにPlayStation 2のソフトではBungie Softwareのアクションゲーム「Oni」が、ポップなどが飾られ比較的ハデに展示されている。しかし基本的にハードウェアの展示はなく、相変わらずの品薄感が漂っているのも事実だ。
このほか、CDからDVD-Videoまで取り扱っているタイムズスクウェアにあるVirgin MegastoreではPCソフトウェアからコンシューマソフトまで全てを取り扱っていたが、こちらの売り上げナンバー1が、なんとPCソフトの「Alice (アリスを主人公としたEAのアクションアドベンチャー) 」だ。さすが、米国……。
(2001年2月19日)
[Reported by 船津稔]
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