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ティーアンドイーソフト、ディズニー・インタラクティブと提携 |
“Disney Game World”で配信を予定されているコンテンツの内容は、ゲームが中心となるがゲームだけにとどまらず、学習ソフトやお絵かきソフトのようなクリエイティブソフト、テレビ、スポーツ、映画など多岐にわたる。ただし、全てのコンテンツは現状のナローバンドを想定したコンテンツではなく、映像、音声を中心としたブルードバンドを想定したコンテンツとなる。ゲームに関しては現状では詳しい内容は公開できないとしているが、数人のパーティで行なうロールプレイングゲームや、レースゲームが考えられるとしている。ただし、ゲームの難易度に関しては、「ファミリーユーザー向けのため、難易度は低くなるだろう」という。
プラットフォームに関しては「PCをはじめブロードバンドに繋がるものはどんなものでも対象とする」としていることから、プレイステーション2やXbox、Dreamcastといったコンシューマゲーム機器への展開も想定される。
“Disney Game World”のスケジュールは2002年に全世界に先駆け、日本やアジアでスタートすることとなる。同社では「EverQuest」や「Ultima Online」、「Diablo II」といったタイトルを挙げ、「これまでの“オタク的”なハード・コア・ゲーマーから3歳以上の子供を持つより広範囲なファミリーをターゲットとする」とし、現状でもかなりの人数がゲームを楽しんでいることから、今後、爆発的にユーザーが見込まれると想定している。また、これらのコンテンツに関しては全て有料を前提としている。金額に関しては「詳しくは未定」と前置きしながらも「月額500円から1,000円程度ではないだろうか」とコメントした。
今回のプロジェクトにはスクウェアも参加していることから発表会の壇上に上がった鈴木尚代表取締役社長は「ディズニーに認められたのか、このプロジェクトに参加できて嬉しい。スクウェアとしてはネットワーク関連や (ゲームの) インターフェイスの部分で技術的に協力できるだろう。ネットバブルがはじけ全てダメだと言った風潮が流れているが、そういった意見は間違いで、このプロジェクトはネットワークでの初めての成功例になる」と力強く語った。また、スクウェアの進めている「プレイオンライン」との競合についてはティーアンドイーソフトの丸山嘉浩氏が「Disney Game Worldは一般的なユーザーを想定しており、プレイオンラインともオーバーラップする部分もあるが、競合はしない」とコメントしている。
(2001年1月15日)
[Reported by 船津稔]
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