バンダイ、猫型ペットロボット「BN-1」正式発表
インターネットで先着2,500名に50,000円で販売

2月21日 予約受付

価格:50,000円



320度回転する腰関節によりこれまでのペットロボットとはまた違った動き方をする
 株式会社バンダイは、以前から開発を表明していた猫型ペットロボット「Communication Robot BN-1」の予約販売の受付を2月21日から開始する。購入は先着2,500名限定で、価格は50,000円。商品の発送は3月下旬になる予定。同社では第1回予約販売受付開始としていることから、今後も継続的に販売される可能性が高い。
 BN-1のセット内容は、本体のほかに飼い主を赤外線信号により認識するペンダント「IDスイング」、専用バッテリおよび専用充電器が付属する (動作時間は連続1時間以上)。

 BN-1は、バンダイが5年の歳月をかけて集積した数々の技術を盛り込んだ自律型の猫型ペットロボット。人工知能を搭載しており、飼い主の“OK”、“NO”などの意思を伝達できることもあり、育て方によって性格や能力が変化。これらのデータは人工知能内の空きメモリに記録される。
 また、人間の動作を判別するジェスチャーセンサーや耳に仕掛けられた対物センサーなど、7種類13名称のセンサーを搭載しており、飼い主が“おいで”という動作をすると近寄ってくるなど、よりペットに近い行動をとる。動作に関しては、前足2本を主に使用した脚歩行と後足にあたる車輪を使った車輪走行の両方を兼ね備えているほか、腰の部分が320度回転するため、スピーディでコロコロと派手な動きが可能となっている。
 付属の猫の手のひら型ペンダント「IDスイング」は飼い主の判別だけでなく、BN-1を呼び寄せたり“回れ右”、“伏せ”といったユーザーが登録した動作をさせることができる。

 このほか、BN-1にはいくつかのモードが用意されている。ジェスチャーセンサーを利用しセンサー前でハンドジェスチャーを行なうゲームやスロットマシンゲームを楽しめるゲームモードがあるほか、ユーザーが自由にジェスチャーを登録できるモーションエディットモードなどが用意されている。

 目のグラフィック (グラフィック・アイ) は8×8ドットの3色LEDによって表現される。表現パターンは開発当初50種類とされていたが、現在では250種類のパターンを持ち、BN-1の感情により変化していく。

 2001年夏にはパソコンとの接続キット (赤外線通信方式) も発売される予定で、BN-1の人工知能プログラムをユーザーが組み上げることが可能。プログラムは初心者向けツール「ビヘイビアンシンセサイザー」と、実際のプログラムを一般向けに組みやすくアレンジした「トレイナー」の2種類が用意されている。また、今後はプログラムをホームページにアップロードする有料サービスも企画されている。

 2000年3月に行なわれた同社の発表会では「BN-1」はコードネームとされていたが、最終的にこのネーミングで商品化されることとなった。

(C)BANDAI 2001

□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「BN-1」のページ
http://www.bn-1.channel.or.jp/
□関連情報
【2000年3月13日】バンダイ、コロコロと動き回る猫型ロボット「BN-1」を開発 (PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000313/bn1.htm

(2001年1月12日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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