コーエー、Windows版「三國志VIII」など話題作を続々と発売

今冬から順次発売

 株式会社コーエーは今冬から来春にかけ、Windowsプラットフォームでシミュレーションゲームを3タイトル発売する。「三國志」、「太閤立志伝」など、いずれも人気シリーズの続編だが、なかでも5年ぶりの復活となる「提督の決断」は、ファンにとって嬉しい知らせだろう。3作品とも対応OSはWindows 95/98/Me/2000で、価格はいずれも未定。

■ マルチプレイに対応しながら、人間関係もきちんと描いた「三國志VIII」

戦況イベント時の画面
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.
 「三國志VIII」は、中国の魏、呉、蜀の三国時代を描いた歴史シミュレーション。プレーヤーは数多く登場する武将の中の一人となり、内政や外交、戦闘を繰り返しながら中国の天下統一を目指す。発売は来春を予定。

 「三國志VIII」で注目されるシステムの1つが“戦法”。プレーヤーは内政時に“突撃”や“烈火”などの戦法を習得、訓練する。武将によっては得手、不得手があるため、特徴にあった戦法を習得することが、より強力な武将を育て上げることに繋がるという。ここで習得した戦法を使うことで戦闘時に成果をあげることができる。
 また、今回“軍団制”を採用したことで、武将でも軍団長として複数の都市の盟主に命令を下すことが可能となったほか、“目標”を達成することでゲームの展開やエンディングに影響があるという。このほか、自軍が有利な状況でもほかの小国が連合軍を形成し、反旗を翻す場合があり、最後まで気の抜けないゲーム展開が楽しめる。

 これまで以上に人間関係もより複雑に描かれており、仕事を助けてくれる“義兄弟”、出世上のライバルとなる“好敵手”、命をつけねらう“仇敵”などが登場する一方、結婚すれば妻が登場し、自宅に戻れば妻が出迎えてくれる。ゲーム上で、歴史を忠実に体現することが可能なほか、歴史にはない人間関係のドラマを体験することもできる。

 シナリオは黄巾の乱 (184年) から孔明が没した (234年) までの51年間の中で、好きな年からスタートすることができる。前作「三國志VII」ではシングルプレイのみの対応だったが、ユーザーの要望もありマルチプレイに対応。このことにより、知人同士で主従関係を組んだり、義兄弟の関係を結びながらゲームを進めることが可能となった。

【スクリーンショット】
都市でのコマンド入力画面 一騎打ちも用意されている 関羽千里行
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.

□「三國志VIII」のページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/san8/index.htm


■ いろんな人生を楽しめる「太閤立志伝IV」

合戦画面
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.
 「太閤立志伝IV」は、戦国時代の人間となりいろいろな人生を楽しむことができるシミュレーション。発売は来春を予定。プレーヤーは武将となり主君の主命を達成するなどで身分を上げ、最終的には天下の統一を目指す。今回は、豊臣秀吉以外でも竹中半兵衛、宮本武蔵といった武将となり天下統一を目指すことができるほか、商人でのプレイや、忍者の里へ所属し忍者の仕事をこなして生きていくことができるなど、システムはより自由度が増している。

 新しいシステムとしては「キャラクター・コレクション・システム」を採用。プレーヤーは、ゲーム中で知り合ったキャラクタを心服させると「主人公カード」を手に入れることができ、次回のゲーム開始からそのキャラクタでプレイすることができるようになる。今回は、宮本武蔵、服部半蔵なども含め600人でプレイすることが可能。これらのキャラは簡単に心服させられる者から、剣の試合などで打ち負かさなければならない者まで難易度も設定されている。
 個人戦闘や合戦はカードバトル方式となっている。カードの中には“攻撃”や“防御”などの「基本カード」のほか、“燕返し”といった「特殊戦術カード」も登場する。カードによって優劣が異なるため、有利な特殊戦術カードを駆使すれば少ない兵力で有利な戦いを進めることも可能となっている。

 このほかにも「技能カード」や「称号カード」、日本各地で登場する「名所カード」といったカードまで用意されており、カードコレクションの要素も併せ持っている。このほかにも全国各地で発生する歴史的なイベントが数多く用意されているほか、ミニゲームも織り交ぜられており、ボリューム満点の作りとなっている。

【スクリーンショット】
室内における評定の場面。登場するは真田幸村 1対1の個人戦画面 拠点としての小田原の町の画面
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.

□「太閤立志伝IV」のページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/taikou4/index.htm


■ 遂に復活した海戦シミュレーション「提督の決断IV」

メイン画面
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.
 「提督の決断」は第二次世界大戦を舞台とした海戦シミュレーション。プレーヤーは海軍提督となり戦いを重ね、「ハワイ沖」、「ドーバー海峡」など世界中に点在する14海域の制海権を掌握するのが目的。発売は今冬を予定している。

 艦隊戦はリアルタイム制を採用。敵味方あわせ96隻の船舶と300個以上の航空隊が参戦することが可能となっている。これらの船舶の動きは“フリートエージェントシステム (艦隊が一定の法則に従い、独自の判断で自由に動く) ”を採用。提督の階級により乗艦できる旗艦が変わるほか、「操船が得意」、「航空が得意」といった能力が設定されており、この能力が戦闘にも影響を及ぼしてくる。登場する航空機、艦船は300以上にもおよび、新たな兵器の開発も可能となっている。これらの兵器は3Dで描き起こされており、リアルリティ溢れる出来となっている。

 プレーヤーは戦闘に勝利し、一つの海域の制海権を得た段階で、次の海域にすすむことが可能。シナリオは日・米・英・独のいずれかの提督となり世界の制海権を獲得する“キャンペーンシナリオ (1939年、英独でスタートさせるモードと、1941年の日米開戦の2種類が用意されている) ”と特定の海域だけをプレイできる“ショートシナリオ”が楽しめる。

【スクリーンショット】
海戦シーン、雪が舞っている 南海での海戦シーン 零式艦上戦闘機二一型
(C)2001 KOEI Co.,Ltd.

□「提督の決断IV」のページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/tei4/index.htm


□コーエー (GAMECITY) のホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/

(2000年12月22日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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