ドワンゴ、IA-64対応の
大規模マルチプレーヤー用ミドルウェアを開発開始

2000年12月20日 発表



 株式会社ドワンゴは、Intelの次世代CPU「Itanium」をはじめとした64ビットアーキテクチャに対応したネットワークゲーム用のミドルウェアとシステムソフトの開発を開始した。

 これまでドワンゴは、サーバソフトウェアを32ビットアーキテクチャ技術に対応させ、効率よく多数のユーザーを処理するインターネットロビーシステムや通信対戦システムを構築してきた。だが、現在稼動している大規模マルチプレーヤーをサポートする通信ゲームシステムでは、同時接続ユーザー数や仮想メモリの広さなどがサーバソフトの確保できるメモリ容量によってほぼ上限が決まってしまい、サーバに接続するすべてのユーザーを処理しきれない可能性も出てきていた。

 今回、「Itanium」などのIA-64アーキテクチャに対応するため、ドワンゴのネットワークゲーム用システムソフトであるインターネットロビーシステム「LobbyCenter(ロビーセンター)」や、「ApplicationCenter(アプリケーションセンター)」、「MobileBooster(モバイルブースター)」などの開発に着手。今後は、通信ゲームにおける大規模なユーザー数への対応や、リアルなゲームコンテンツ環境などをサポートすることを目指し、より快適な通信ゲーム環境を提供すると説明している。

□ドワンゴのホームページ
http://www.dwango.co.jp/

(2000年12月20日)

[Reported by 小津智幸]

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