ファミコン世代を直撃? “怪しいゲーム”を手軽に楽しめる
Java対応iモードゲーム専門サイト

2001年1月 サービス開始

連絡先:ジー・モード
    Tel.03-5362-0303


 ゲームアーツ、アトラス、角川基金の3社が共同出資した株式会社ジー・モードは、1月に発売が予定されているJava対応iモード「503i」シリーズ用のゲーム専門サイトを1月にスタートさせる。

 取り扱うゲームは、「テトリス」や「オセロ」、「大富豪」など、誰もがルールを知っている、わかりやすいゲームを対象としている。同社では「ルールの複雑なものは遊び方を説明しなければならない。携帯の小さな画面で説明書を読むかは疑問だ。そういった理由から当社では、ユーザーに気軽に遊んで貰うためにわかりやすいゲームを選択した」としている。
 ジー・モードのゲームサイトでは、“対戦”や“一人で気軽に遊べる”などキーワードをもとにカテゴリーを設定。1月の開設当初は、対戦ゲームを集めた「対戦ぐるじゃむ」と手軽に楽しめるゲームを集めた「100円ゲームのお店」のサービスを開始する。

 「対戦ぐるじゃむ」で用意されるゲームは、落ちものパズルとして有名な「Groovin' TETRIS」、テーブルゲーム「オセロ」、トランプゲーム「大富豪」の3本。「Groovin' TETRIS」では、これまでのテトリスが2人対戦だったのに対し、最高6人までの対戦が可能となっている。“攻撃能力”や“防御能力”といったパラメータが設定されており、単純にスコアを競うだけでなく「ぷよぷよ」のように他のプレーヤーの邪魔をすることも可能となっている。
 オセロでは、実力が伯仲しているプレーヤーを自動マッチングするサーバーを採用。知らないユーザーとの対戦時も、イキナリ強敵に当たることなくゲームを楽しむことができる仕組みとなっている。もちろん、友人との対戦も可能。このほか「大富豪」でも挨拶を交わすなどの機能が加わっている。

Groovin' TETRIS オセロ 大富豪
Tetris(R);(c) Elorg 1987.
Classic Tetris;(c)Elorg 1998,2000
Tetris Logo by Roger Dean;(c)The Tetris Company 1997
All Rights Reserved
(c)Tsukuda Original Co.,Ltd.
オセロは株式会社ツクダオリジナルの登録商標です。
 

 対戦ゲームは残念ながら通信可能な場所でしか楽しめないが、Javaアプレットをダウンロードすることで通信ができない地下鉄などでも遊べるゲームを集めたのが「100円ゲームのお店」。
 1月に用意されるゲームは、東大生が作ったゲームとして一世を風靡したアクションゲーム「平安京エイリアン」やCASIOでおなじみ「デジタル・インベーダー」をはじめ、「ミニテトリス」、「ペンシルパズル・数独」、「タワーオフ」の5本。

 どのゲームも簡単で、気軽に楽しめるものばかりだが、かなり凝った作りになっている。例えば、電卓でインベーダー・ゲームが遊べると言うことで、知っている人には懐かしい「デジタル・インベーダー」などはわざわざCASIOのロゴを入れてしまうほどの凝りよう。さらに、インベーダーゲームを遊べるだけではなく電卓としても使えてしまう。

 ゲームはサービス開始当初は5本だが、毎月追加されていく。その中から3本を選択でき、選択した3本に関しては携帯端末から消しても再度ダウンロード可能で、1カ月の間は金額も課金されることはない。

平安京エイリアン デジタル・インベーダー タワーオフ
(c)Hyperware Co.,Ltd. (c)CASIO COMPUTER CO., LTD.  
ミニテトリス ペンシルパズル・数独
Tetris(R);(c) Elorg 1987.
Classic Tetris;(c)Elorg 1998,2000
Tetris Logo by Roger Dean;(c)The Tetris Company 1997
All Rights Reserved
(C)nikoli

 サービス開始当初は「対戦ぐるじゃむ」と「100円ゲームのお店」の2つのカテゴリーのみだが、2月には「パズルゲーム」が追加され、3月には「育成シミュレーションゲーム」のサービスがスタートする。

 ゲームアーツで古くからゲームの制作を続け、ジー・モードの取締役副社長を務めている宮路 武氏によれば「単にゲームを配信するだけでなく、どうやってゲームを楽しめるかと言ったサービスまで配信していく。例えば“デジタル・インベーダー”が遊べるだけではなんの意味もない。CASIOのロゴもいれ、電卓としても使えるとこまで作りこんで『こんなゲームあるよ、知ってる?』といったコミュニケーションが初めて生まれる。そうでなければ面白くない」とコメントしている。ゲームを通した新しいコミュニケーションとして面白い展開が期待できそうだ。

□ジー・モードのホームページ
http://www.g-mode.co.jp/

(2000年12月14日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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