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アイドス、「トゥームレイダー」シリーズ最終作を1月に発売 |
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これまでとは少々雰囲気の違うララ・クロフト |
価格:8,800円 (日本語版)
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映画版のイメージカット。すでに全米では予告編が上映中。カッコイイアクションが満載 |
トゥームレイダー5はシリーズ最新作であると同時にシリーズ完結編となる。最後の冒険なだけにシリーズに登場したキャラクタが総登場する豪華な内容となっている (タイトルのクロニクルは“年代記”の意味) 。今回、3Dエンジンは変わっていないが、ロープの上をバランスを取りながら綱渡りするアクションや、平行棒につかみクルッと回転することでより遠くに飛び移るなどの新アクションが追加されている。また、オブジェクト (ステージ上に配置されている壁や窓など) を壊すことができるなどのインタラクションを強化した。
シリーズをとおしてプロデューサーとして制作に関わってきたトロイ・ホートン氏は「今回、制作にあたりこれまで楽しんできたユーザーには新しい驚きを感じて欲しかったし、多くの新しいユーザーにも楽しんでもらえるように取っつきやすいものを目指した」という。そのため、ゲーム開始時には主役のララ・クロフトがどんな女性であるかという回顧録からスタートし徐々にゲームの世界に入れる工夫がなされている。
グラフィックに関してはこれまででは最高レベルのポリゴン数を実現したほか、各種マッピング技術を駆使することで高度でリアルな表現を実現した。このほかにもカメラアングルを自由に操作することで映画的な表現を楽しめるほか、敵キャラのAIの強化、スポットライトなどのライティング効果などが強化されている。
また今回、初めてレベルエディタが標準添付された。レベルエディタはステージの構成などを決定するもので、ステージにどんなオブジェクトや敵を配置するかを決定するツール。今回添付されるものは実際にゲームの制作を行なっている英CORE Designが使用しているもの。ユーザーはこのレベルエディタで新しいステージを自由に作ることができ、さらに、インターネットなどを通じて配信することもできる。制作元のCORE Designではマップコンテストを行なう企画なども進行中だという。
同作品は今回で一応完結となるが、現在新エンジンを開発中で2001年末から2002年にかけて新シリーズとして展開するという。発表会にて挨拶した同社代表取締役社長を務める本田慧氏は「現在、Eidos Interactiveでは20の制作スタジオで年間40作品を制作中だ。プレイステーション2用のタイトルも現在12タイトルを制作している。2001年にはXboxやGAMECUBEといったプラットフォームに関しても手がけていく。日本においてはこれまでエニックスやカプコンと提携してきたが、自社ブランドにおける販売を検討している」と今後の展望についても明らかにした。
■ 2001年9月には映画版「トゥームレイダー」を日本でも公開
海外では異常なほどの人気を誇る主役のララ・クロフトだが、以前から噂になっていた映画版「トゥームレイダー (パラマウント映画) 」に関する情報も公開された。映画版では、2000年のアカデミー賞助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーがララ・クロフトに扮し、数々の冒険をこなすこととなる。すでにアイスランドやアンコールワットでのロケを終了し、スタジオでの撮影に入っている。12月末にはクランクアップの予定で、全米での公開は2001年6月15日。日本では2001年の9月公開を予定しているという。同作品では脚本だけで500万ドル、制作費は約110億円を投じており、2001年のパラマウント映画最大級のスケールを持った作品となる。
□アイドス・インタラクティブのホームページ
http://www.eidos.co.jp/index-hi.html
□製品情報
http://www.eidos.co.jp/title/tr5/TR5.htm
□「トゥームレイダー5」日本語版デモのダウンロード
http://www.eidos.co.jp/Demo/Demo_Index.htm
(2000年12月13日)
[Reported by 船津稔]
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