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アートディンク「A列車シリーズ構想」を発表 |
価格:6,800円
プロデューサー八木正紀氏による操作実演 |
「A列車で行こう2001」ではソニー・コンピュータエンタテインメントが発売を予定しているPS専用HDDユニットに対応し、これまでにない面白さを追求する。ネットワーク時代を迎えつつあるゲーム業界にあって、PS2本体はハードウェアも含め未だ環境が整っていないのが現状。そこでA列車シリーズは、徐々にネットワーク対応を進めていく手法を選択した。
■ネットワーク時代への布石となる新シリーズ第1弾「A列車で行こう2001」
PS2専用HDDユニットへの対応に加え、新規車両データのダウンロードサービスを予定
「A列車で行こう2001」パッケージ写真 |
今回のシステムでは、線路のカーブなどをパーツ化することで「テンプレート」や「車両追加」といった数々の新機能を実現した。車両追加に関しては、全国鉄道会社オフィシャルライセンスによる50種類のほか、新規車両のネットワークダウンロードサービスや、2001年4月上旬に「A列車で行こう2001 追加車両ディスク(仮)」(価格2,800円、HDDユニット必須)の発売などが予定されている。
PS2専用HDDユニット(仮)には、これらネットワークからダウンロードしたデータや、ゲーム中のお気に入りの場所を撮影して保存する「スナップショット機能」、「複数セーブデータの保存」などに対応。保存したスナップショットは、ソニー製PS2対応プリンター「popegg」でプリントアウトしたり、PS2をネットに接続すればホームページやPCで使用することもできる。
また、2001年1月下旬~3月下旬まで、JR東日本ホームページでの旅行商品の予約キャンペーンに「A列車で行こう2001」を使用されることが決定している。管轄内全車両での車中吊り広告、ドア上ワイド広告、駅貼りポスターなど、JR東日本とのタイアップキャンペーンを展開する。
■新シリーズではADSL、ケーブルTVなどの高速通信環境を想定
2001が発表されたばかりだが、今回構想上ではあるが「A列車で行こう2003(仮)」まで明らかにされた。新シリーズ第2弾となる「A列車で行こう2002(仮)」では、高速な通信インフラ環境の普及を前提に、インターネット上に存在するマップから、各々のプレーヤーが好きな場所を購入して開発を進めていくプレイスタイルの導入が予定されている。隣接するマップから、プレーヤーがお互いに電車を乗り入れることも可能。プレーヤー同士で協力しつつ都市開発を進めたり、もしくは相手を妨害しつつ自己の路線拡張に邁進するなど、かなり自由度の高いプレイ環境が期待できる。
新シリーズ第3弾の「A列車で行こう2003(仮)」ではネットワーク上でのコミュニケーションに主眼をおき、単にマップを共有するにとどまらず「経済」の概念を導入した幅広いプレイ環境が提供されるという。土地や車両の売買、物件の競売など、プレーヤー間でのトレードも可能で、以前のシリーズにあった株式投資や銀行の運営といった要素も復活。「A列車で行こうシリーズ」は、ネットワークという広大な世界に向けて走り出すことになる。
【スクリーンショット】 | |
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□株式会社アートディンクのホームページ
(12月13日現在、ホームページ上に製品情報は掲載されていない)
http://www.artdink.co.jp/
(2000年12月13日)
[Reported by 北村孝和]
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