ニュース
ついに大分にも進出! ドスパラ大分光吉インター店プレオープンレポート
2022年8月12日 21:42
- 【ドスパラ大分光吉インター店】
- 8月13日正式オープン予定
サードウェーブは、8月13日にPCショップ「ドスパラ」の新店舗となるドスパラ大分光吉インター店をオープンする。前日の8月12日には、関係者向けの内覧会が開催された。このレポートでは、九州3店舗目となるドスパラ大分光吉インター店の模様を紹介したい。
九州3店舗目の立地は東九州の拠点、大分市
7月に北の大地にドスパラ旭川永山店、ドスパラフレスポ小田原シティーモール店を相次いでオープンしたばかりのサードウェーブが、今度は火の国九州へと攻勢をかける。博多店、鹿児島アクロスプラザ店に続いてオープンするドスパラ大分光吉インター店は、大分県の県庁所在地大分市の、高速大分光吉インターを降りてすぐの複合商業施設、コムボックス大分の2階に位置する。周辺にはパソコン専門店や大型の家電量販店がある激戦区だ。
大分市は東九州の拠点都市。既存の博多、鹿児島と大分の店舗を結ぶと、九州を囲い込む三角形のようなラインを作る。近隣市には別府温泉や宇佐神宮をはじめとした多くの観光地があり、開店時期がちょうどお盆と重なっていたこともあり、駅周辺などは大変賑わっていた。
店のある立地は、駅から約5kmほど離れた大分川沿いのエリア。このエリアにはモールやドン・キホーテなど家族連れで車で遊びに行くような大型店が立ち並び、奥には大きなニュータウンがある。取材で話を聞いた中でも「地方はゲーミングPCのブルーオーシャン」という言葉が出ていたが、人口47万人の都市に初めてできる体験型のパソコンショップへの期待は大きいようだ。
オープンは通常は11:30の予定だが、明日のオープニングには多くの来店客が予想されており、10時からの開店となる予定だ。
商業施設2階に濃縮したゲーミングPC空間が出現
ドスパラ大分光吉インター店は商業施設内への出店であるため、路面店に比べると床面積は限られている。その中でも、特徴である体験型という店舗のカラーを前面に押し出し、濃縮した品ぞろえとなっている。
入り口を入ってすぐの場所には、すでに定番となっている、デバイス体験用のフィッティングルームがある。このコーナーでは、キーボードやマウス、マウスパッド、ヘッドフォンを実際のゲームプレイで試すことができる。設置されていたPCには、Steam、EpicGamesのランチャー、Riotのランチャーが入っており、「フォートナイト」、「Fall Guys」、「VALORANT」など主要なタイトルもインストールされていた。
理想のゲーミング部屋コーナーは、RAZERのゲームミンググッズで構成されたゲーミング部屋のショールーム。棚にはクリーパーや「Among Us」のクルーメイト、「Apex Legends」のネッシーなどのぬいぐるみが飾られ、男性だけでなく、女性の心もきゅっと掴みそうなレイアウトだ。
理想のゲーミング配信ルームの方は、マイクからグリーンバックまで、配信機材がそろったゲーム実況部屋。すぐそばには、マイクやカメラなど配信機材が並ぶ商品棚があり、すぐそばにはVtuberなりきり配信が体験できるコーナーも作られている。ボタンをカスタマイズすることで、様々なシーンをワンボタンで切り替えることができる「Stream Deck」は簡易体験コーナーで実際の触り心地を確かめることができる。
キーボードやマウスなどのデバイスを体験するコーナーも独自のアプリで比較ができたりと一工夫凝らされている。デバイス比較コーナーでは、60Hzと240Hzというフレームレートの違うモニターで簡単なゲームをプレイすることで、フレームレート差が生み出すプレイ感の違いを体感することができる。
店長の塚本議大氏は、大阪出身でこの店舗のために大分に移住してきた。自身もかなりのゲーマーで、シフトを調整して「エルデンリング」を3日でクリアしたのだそうだ。せっかくなので、店内を案内してもらった際にオススメのパーツを紹介してもらった。
ビデオカードコーナーには、GeForce、Radeonとも豊富にそろっている。ようやく価格が落ち着いてきたビデオカードはまさに今が買い時。オープン記念特価の商品にも、RTX 3050やRTX 3060 Tiなどがお買い得価格でラインナップされている。塚本氏のオススメは、ゲーマーあこがれのRTX 3090 TiとミドルのメインストリームRTX 3050。前者は235,800円(税込)、後者は48,980円(税込)だ。
初心者が最もわかりづらいであろうマザーボードのオススメは、Wi-Fi6がついたAsrockのZ690。価格は38,500円(税込)おすすめのケースはNZXTのスタイリッシュなATXケース。価格は11,800円(税込)。自作PCが初めてで、わからないという人は予算と好みのケースを伝えれば、スタッフが腕によりをかけてパーツをチョイスしてくれる。組み立てに自身がない場合は有料の組み立てサービスもある。また、七色に光るPCが欲しいという人向けに、あらかじめオススメのパーツでくみ上げた完成品も販売している。
モニターコーナーには、3段の売り場に20種類近いモニターがずらりと並んでいる。当初は2段にしていたが、迫力がないということで、思い切って3段の売り場に変えたのだそうだ。
毎月の出店攻勢で在庫をそろえるだけでも大変そうであり、塚本氏にその質問を投げかけると、「そうなんです」と肩を落とす。とはいえ、自作ファンの思いにこたえるため、店舗在庫、工場在庫ともにしっかり取り揃えてあるというのだから本気がうかがえる。
もちろん、サードウェーブのゲーミングPCであるGALLERIAもデスクトップやノートPCはもちろん、コラボモデルまで多種が体験できる状態で展示されている。そのまま購入できる即納のPCも大きな箱で山積みされていた。これまで現物を見ずに購入せざるを得なかった人も、ここに来ればすべて触って確かめることができる。ぜひ、体験しに行ってほしい。