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EVO覇者が店長を務めるドスパラフレスポ山形北店プレオープンレポート

待望の山形出店! 人気の10%還元セールは今回も実施

【ドスパラフレスポ山形北店】

10月1日11時半オープン予定

 サードウェーブは10月1日、山形県山形市にPCショップ「ドスパラ」の新店舗となるドスパラフレスポ山形北店(ふれすぽやまがたきたてん)をオープンする。正式オープンに先駆けて、前日に関係者向けのお披露目が行なわれたので、その模様をレポートする。

 2022年、新店舗展開を急ピッチで進めているサードウェーブだが、フレスポ山形北店は、8月13日にオープンした大分光吉インター店以来、約1カ月半ぶりの新店舗となる。今年はほぼ隔週ペースで新店舗をオープンしてきたドスパラとしてはペースダウンの印象もあるが、実は明日から怒濤の3週連続で新店舗オープンが予定されている。ドスパラフレスポ山形北店はその先駆けとなる。

 ドスパラフレスポ山形北店は、山形の中心部、山形駅からクルマで15分ほど、バスや鉄道で歩きも入れて1時間弱といった距離感にある郊外店。大和リースが全国展開するショッピングセンター「フレスポ」のテナントのひとつとして入居する。「フレスポ」に入るのは、フレスポ小田原シティーモール店以来2度目で、店舗面積は300㎡弱と、ここ最近のロードサイド型店舗の中では規模は控えめなものの、駐車場は327台(共用)と圧倒的で、クルマでサクッと行きやすいのが特徴だ。

【フレスポ山形】
山形から県道20号線を北上するとフレスポ山形が見えてくる
フレスポ山形入り口

 筆者は、クルマでも公共交通機関でもなく自転車で訪れた。山形駅から県道20号に入って、左右にケーズデンキやダイユーエイトなどロードサイド店舗を眺めながら、平坦な道を20分ほどぐんぐん北上していくと着く。フレスポのいちテナントであるため、ロードサイド店舗ではお馴染みの巨大な看板はないが、ユニクロやABC MARTなどに混じってドスパラがあるのがおもしろい。

【ドスパラフレスポ山形北店】
一番下にドスパラフレスポ山形北店の看板が見える
ドスパラフレスポ山形北店

 訪れたドスパラフレスポ山形北店は、大中小でいえば、中規模の店舗。「見て、触って、楽しむ」という郊外型のロードサイド店舗のカルチャーは受け継ぎつつ、100坪弱のコンパクトな店内に、効率よく1,600アイテムが収められている。

【店内の様子】
200坪クラスの大型店が多い中、ドスパラフレスポ山形北店は100坪弱(297㎡)の中規模店
明るい店内

 店長を務めるのは山中直人氏。大阪なんば店のアルバイト入社を皮切りに、松山店、横浜駅前店を経て、フレスポ山形北店で初店長。アルバイトから数えても3年ほどで、若手のホープと言える。

 山中氏は、初店長仕事ということでやや緊張気味だったため、緊張を和らげるためにアレコレ話を振ってみたところ、意外にもゴリゴリの格闘ゲーマーであることが判明した。格ゲー歴は30年で、好きなシリーズは「アルカナハート」、EVOやEVO Japanにも参戦し、サイドトーナメントながら優勝したこともあるという。

【山中直人店長】
「イケメン店長ですよ」と紹介を受けたが、格ゲー好きのナイスガイ店長だった

 ちなみにドスパラのバイトを休んで参加したEVO 2019(ラスベガス)では、「ミリオンアーサー アルカナブラッド」、「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」、「AQUAPAZZA -AQUAPLUS DREAM MATCH」の3タイトルで優勝。賞金も手にしているため、元プロゲーマーということになる。

 ただ、本人はプロチームに所属しての本格的なプロ活動はイメージになかったということで、「普通に働いて欲しい」という親の勧めもあり、そのままサードウェーブに正社員として入社し、過去に培った接客業のスキルを活かして店長まで上り詰めた。ドスパラの店長は、ゴリゴリのPC自作好きか、PCゲーマーというのが通例だが、そこから大きくはみ出したユニークな人材だ。

 過去に務めた店舗では、格ゲー好きを活かして、格闘ゲームを用いた対戦イベントを実施したこともあるようだが、ドスパラフレスポ山形北店では、特に“格ゲー店長”としては売り出さず、普通の店長として勤務していくつもりだという。ただ、質問されれば丁寧に対応したいということなので、「ストリートファイター6が動くPCはどれがオススメか」など、いきなり直球の質問をしてみるといいだろう。

 さて、訪れた店内は翌日のオープンを目前に控えて騒然としていた。店舗スペースにあまり余裕がない上、10%還元キャンペーン狙いで訪れる多くのPCファンにできるだけ多くのプロダクトを販売するために、GALLERIAの即納モデルやPCケースなど、大小のダンボールが通路まではみ出す形で置かれていたからだ

【積み上げられたダンボール】
こちらは即納品のGALLERIA。すぐに持ち替えることができる
こちらは売れ筋のPCケース
バックヤードには、ノートPCやモニターが山と積まれていた

 取り扱っているプロダクトは、全国のドスパラと変わらないが、大型店にあるような、PC自作スペース「ドスパラボ」や、旭川店にあったようなガラスケースにビデオカードがむき出しで陳列されているような展示スペースなどはカットされており、デジタルサイネージエリアで、欲しい商品をプリントアウトして購入するという効率を重視した販売スタイルになっている。

 その一方で、郊外型店舗の最大の特徴といっていい体験スペースは健在で、ゲーミングキーボード、ゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセット、ゲームパッドなどなど、ゲーマーに人気のアイテムは、実際に触れるだけでなく、PCに接続してゲームで試すことができる。山中氏に「お店で(格闘ゲーム用の)アケコンを売りたいですよね?」と水を向けると、自身はRazer Pantheraの愛用者であることを告白しつつ、「自分だけで決められる話ではないですが、そうなったらいいですね」と苦笑していた。

【体験コーナー】

 山形に移住して早一カ月が経過したという山中氏は、「山形は人びとが穏やか。クルマで訪れるファミリー層をはじめとした多くのお客様に対して、綺麗で明るいフレッシュな接客を心がけていきたい」とコメントしてくれた。明日10月1日は、11時半オープン予定だが、朝の行列によっては早めにオープンする可能性があるので欲しいアイテムがあるPCユーザーは早めの来店がオススメだ。

【フォトギャラリー】