【特別企画】

日本最北端のドスパラ! ドスパラ旭川永山店プレオープンレポート

今度の全品10%還元はガッツリ3日間。北海道の真ん中に“PC文化の新拠点”が堂々誕生

【ドスパラ旭川永山店】

7月16日11時半オープン予定

 サードウェーブは7月16日、北海道旭川市にPCショップ「ドスパラ」の新店舗となるドスパラ旭川永山店(あさひかわながやまてん)をオープンする。7月15日、翌日の正式オープンに先駆けて、関係者向けのお披露目が行なわれたので、その模様をレポートする。

 2022年に入って、新店舗攻勢を加速しているサードウェーブだが、その勢いは夏に入っても留まるところを知らない。ここ数年は隔月に1店舗ペースだったが、前回取材した沖縄浦添店からまだ1カ月経過していないにもかかわらず新店舗がオープンする。そればかりか7月30日には小田原にも新店舗がオープン予定で、さらに、正式には未発表ながらすでに大分でもスタッフの募集を始めるなど、毎週どころか隔週ペースになりつつある。

 ドスパラ新店舗オープンのたびに現地を取材して感じるのは、もはや生活家電のひとつとなりつつあるPC、とりわけサードウェーブが得意とするゲーミングPC、その活用法としての各種ゲーミングデバイスを活用してのPCゲーミングやライブ配信といった部分についての情報格差は、大都市圏と地方とでは想像以上に大きいということだ。ドスパラ新店舗はその格差を埋める役割を果たしており、実際同社がここ数年で日本全国に展開している郊外型の大型店舗はいずれも成功しており、そこに大きな需要が眠っていたことを気付かせてくれる。

 というわけで、今回は“日本最北端のドスパラ”という栄誉を担う新店舗ドスパラ旭川永山店である。旭川と網走を結ぶ国道39号線沿い、旭川駅から8kmほど、車で30分程度の距離にある。お店の徒歩圏にJR永山駅があり、JR旭川駅から宗谷本線でこちらも30分弱。電車の便数は1時間に1本前後と少ないが、バスが数本走っており、交通の便はそれほど悪くない。公共交通機関に加えて当然、郊外型店舗として無料駐車場も完備しており、その数18台。沖縄浦添店のようにビルのテナントとの共用ではなく専用であり、郊外型店舗としては抜群の環境を誇る。

【ドスパラ旭川永山店】
直線が続く国道39号線沿いにある
駐車場は18台。オープンセール中は臨時駐車場も用意するとしている

 今回は旭川駅前からバスで赴いたが、国道39号線沿いには、全国の国道沿いがそうであるように、ケーズデンキやラウンドワン、はま寿司にガリバー、イオン、スタバと、地域の生活を支える、良く言えばお馴染みの、悪く言えば全国どこも代わり映えのしない店舗が軒を連ねている。そうした中に、突然「ドスパラ」の大きな看板が目に飛び込んでくるのは、珍奇な印象を受ける。ただ、サードウェーブが目指しているのは、上記の店舗と同列までドスパラの存在感を高め、地域の生活を支える“当たり前の存在”にしていくことだということがわかる。

【ドスパラ旭川永山店】
旭川から国道39号線を北上するとドスパラの大きな看板が目に飛び込んでくる

 たどり着いた店舗はかなりデカかった。純粋な広さだけで言えば複数階で構成される秋葉原本店やなんば店、札幌店には及ばないものの、ひとフロアの広さとしては最大規模の548㎡。特に横に長く、40m以上はありそうな通路は子供がついつい走り出しそうなほどの長さがある。そこに約1,700アイテムが敷き詰められている。店内はに何カ所か端から端まで見通せる空間が存在するが、その物量感はまさに圧巻だ。

【異常に長い店舗】

 店長は、仙台店を皮切りに、金沢店で修行を積み、このほど店長に昇格した五十嵐聖(いからしさとし)氏。金沢店は、ドスパラでも古参の中部地域で睨みを利かせる“古豪店舗”だが、本人が語るには、お店が狭いためやれることに限りがあったという。新たに店長を務める旭川永山店は、広さもアイテム数も、金沢店の3倍以上あり、新店長としてこの巨大な店舗をフル活用して、この地で新たなPC文化を育てていくお手伝いができることにワクワクしているという。

【五十嵐聖(いからしさとし)店長】

 五十嵐氏は、小学生時代からのPCゲーマーと言うことで、雑談混じりに環境を尋ねたところ、AMD RyzenとRadeonで自作PCを組んでおり、専用サーバーで「ARK」を遊び、一度インストールしたPCゲームは消したく派ということで、足しに足して7TBのNVMe SSDを積んでいるというなかなかの剛の者だ。

 記念撮影に手に取ったのは、新店舗オープンのためにかき集めたというPalitのGeForce RTX 3090Ti。今個人的にオススメの商品を尋ねたところ、Razerの最新世代のゲーミングマウス「Viper V2 Pro」、Deepcoolの850W電源「PQ850M」、LianのPCケース「Li 011 Dynamic EVO WHITE」の3点を挙げてくれた。自作PCで育ってきた人物らしいチョイス。店舗を訪れた際はチェックしてみては如何だろうか。

【五十嵐店長オススメアイテム】
Razerの最新世代のゲーミングマウス「Viper V2 Pro」
Deepcoolの850W電源「PQ850M」
LianのPCケース「Li 011 Dynamic EVO WHITE」

 新店舗の中身については、過去の新店舗レポートでも何度かお伝えしているように、郊外型は完全に統一されたフォーマットで展開されている。ゲーマー向け、配信向け、ガール向けといった具合にテーマ別の試遊エリアを設け、それ以外に、PC単体や各種デバイスの試遊コーナーが設置されている。その数、増えに増えて6つ。自分の環境や好みに合わせてぜひ体験してみよう。

【テーマ別試遊コーナー】
デバイス体験コーナー。店内のすべての周辺機器を極上の環境で試せるエリア
配信コーナー。実際に配信するのではなくシミュレーションだが、すべての機材が取りそろえられている
沖縄浦添店から継続となるキャンプコーナー
毎度おなじみのガーリーコーナー。派手派手だが実は人気コーナー
配信コーナーその2。こちらはクロマキー合成環境が整っている
和室にピッタリ、ゲーミング座椅子コーナー

 旭川永山店がユニークなのは、店舗スペースに余裕があるため、最近の郊外店で姿を消していた、即納PCを積み上げて販売するスタイルや、ビデオカードやマザーボードの展示販売だ。日頃ドスパラ秋葉原本店をはじめ、秋葉原のPCショップを訪れている人に取っては何のことだかわからないかもしれないが、ドスパラの郊外型店舗では、体験スペースを何よりも優先する方針から、箱のままでのPC販売や、箱を置く形でのビデオカードやマザーボードの販売はなくなりつつあった。

 旭川永山店は、スペースをたっぷり使って、PCやPCパーツの展示販売を行なっている。ビデオカードやマザーボード、PCファンなどは、ガラスケースに入れた陳列も行なわれており、アイテムの形状やデザインをじっくり眺めることができる。防犯上の理由やスペースの都合からからすべてではないということだが、なかなか見られなくなりつつあるパーツをじっくり眺められるのは旭川永山店の大きな魅力と言える。

【PCの箱売り】
ドスパラの郊外型店舗でPCの箱売りは結構レアだ
【PCパーツの陳列販売】
液晶パネルで価格を見て買うことが増えているPCパーツだが、旭川永山店では実際に手に取って購入することができる
こちらはマザーボード
PCファンコーナーも

 五十嵐氏のこだわりは、PCケースの展示スペースを拡げたことだという。五十嵐氏によれば、PCケースは日々眺めるものであり、ぜひこだわって欲しいパーツだという。GALLERIAを売りまくる使命を担わされているドスパラの店長として、PCケースを推すというのはそれなりに勇気が要る行為だと思うが、“ゴリゴリの自作派”の店長ということで、自作派のPCユーザーはぜひ足繁く通ってみては如何だろうか。

【PCケースコーナー】
五十嵐店長のアイデアで売り場面積を増やしたという。カラーも好みの白が多め。店舗に赴いた際は、PCケースについて直接尋ねてみては如何だろうか

 さて、ドスパラ旭川永山店は、明日7月16日11時半に正式オープンが予定されている。蜜を避けるためオープンセールは実施しない代わりに、全品10%のポイント還元が受けられるオープニングセールを連休3日間実施する。店舗で購入、アプリ会員の登録という2つの条件を満たせば、全品が対象になるということなので、ぜひ利用したいところだ。

【全品10%ポイント還元】
五十嵐店長も「めちゃめちゃオススメです」と激賞する10%ポイント還元。ぜひ利用したい
【オープン記念特価】
SDカードやUSBメモリなどが500円で購入できる。入店記念に購入するのもいいだろう