【特別企画】
Stay at home! 「レッキングクルー」はゴールデンハンマーで劇的に楽しくなる!
2021年5月3日 00:00
ゴールデンハンマーを使った裏技、「空中歩き」をマスターすれば楽しさ100倍!
ゴールデンハンマーによるもうひとつのお楽しみは、マリオが空中を左右に歩ける裏技が使えるようになることだ。やり方は、床やハシゴから空中に飛び出した瞬間、マリオが落下する直前からAまたはBボタンを連打するだけでよい。連打を続けると、床がまったく存在しないライン上でも、画面の端から端まで一気に移動することが可能だ。
と、言葉で説明するのは至極簡単なのだが、マスターするまでには相応の練習が必要だ。ボタン連打を始めるタイミングが早過ぎるとマリオがハシゴに乗ったまま離れず、逆に遅過ぎると下に落ちてしまうし、たとえ空中歩きに成功しても、途中で連打のスピードが遅くなるとやはり落下してしまう。そこで空中歩きの際は、2本の指でA、Bボタンを交互に押す、いわゆるピアノ撃ちでボタンを連打するのがオススメ。指1本で連打するケイレン撃ちだと、ピアノ撃ちに比べ短時間で疲れるのでスピードのムラが出やすいからだ。
連打のトレーニングは、以下の動画のようにボーナスステージを利用するといい。ハシゴから飛び出し、途中で一度も落下することなく、画面を左右に1周して元の場所まで戻れるようになれれば一人前だ。なお、これはあくまで筆者の体感だが、Joy-Conの小さなボタンではピアノ撃ち、ケイレン撃ちいずれの方法でも連打がやりにくい感がある。どうしてもうまくいかない場合は、Joy-Conよりもボタンが大きくて押しやすい、別売りの「ファミリーコンピュータ コントローラー」を使うといいだろう。
何度やっても空中を歩けず、すぐ下に落ちて失敗するという人は、連打のスピードが遅過ぎるか、もしくはマリオの左右のラインが合っていないのが原因だ。左右のラインは、もし床があった場合はマリオの体がぶつからずに、そのまま床の上を歩ける高さにピッタリ合わせることが必須となるので、くれぐれもお忘れなく!(※ラインは左右両端の固定床を目安に合わせてもいい)
空中歩きができるようになったら、今度は途中でボタン連打をやめて、いつでも落下地点を自由に調整できるように練習してみよう。落下したい場所よりも、1キャラ分ほど手前にマリオが移動した辺りで連打を止めるのがコツだ。マリオの落下地点を自在に操れるようになると、同じステージでも通常とはまったく違う攻略パターンが作れるので、楽しさがさらに増すのだ。
また空中歩きの際は、本来は通り抜けることができないドラム缶の中にめり込むこともできるようになるので、
、これを利用した攻略パターンの構築もこれまたアツいのだ。ぜひお試しあれ。
知っておくとさらにゲームが面白くなる! とっておきの裏技指南
ここからは、たとえゴールデンハンマーがなくても使える、知っておくと便利で楽しい裏技、小ネタをご紹介する。
以下の動画は、スパナゴン1、2の追撃を簡単にかわせるテクニックの使用例。ハシゴにつかまった状態のマリオが、頭を上部の床から少し突き出た状態にすると、ハシゴを上から降りてきたスパナゴン1、2はマリオを追わずに、必ず右側に向きを変えてしまうのだ。
さらにスパナゴン1、2が多いステージでは、この裏技を利用して複数の敵を重ねておくと、挟み撃ちされるリスクを大幅に減らせるメリットもある。また、重ねた敵は以下の動画のように、1個のドラム缶にまとめて閉じ込めることも可能。成功すると、これまた実に快感だ。
本作には、プレーヤーがオリジナルステージを作って遊べるデザイン機能が搭載されている。「スーパーマリオメーカー」シリーズの経験者であれば、すぐに本モードを活用して楽しく遊ぶことができるだろう。最大4面分まで保存することが可能で、作成後は1~4面の順にプレイすることができる。
実はデザイン機能は、1~100面の攻略パターンを作るトレーニングツールとしても活用できる。なぜならば本作には、 通常ステージをデザイン機能のステージにそのまま持ち込んでプレイすこともできるからだ。 やり方は簡単で、まずタイトル画面で練習したいステージの数字に合わせてからデザインモードに進み、持ち込みたいステージに画面を切り替えたらIIコントローラーの上とBボタンと同時に押すだけだ。
さらに、練習したいステージの1つ手前に、簡単にゴールデンハンマーが取れるステージを作っておけば練習効率がグンとアップする。そこでオススメしたいのが、以下の動画のよういデザインしたステージだ。ゴールデンハンマーだけでなく、MARIOの文字を出現させることによる1UPも簡単にできるので、ぜひお試しいただきたい。
ちなみに、ステージデザイン中にIIコントローラーの右とBを同時に押すと、全ブロックに1回壁が配置される。同様に、Bと下を同時押しで2回壁、Bと左で3回壁、Aと下でハシゴ、Aと右でブランク、Aと左でハシゴ壁、Aと上で全ブロックにダイナマイトがセットされる。また、A、Bボタンを同時に押すと全ブロックのデザインがリセットされることも、覚えておいて損はない。
最後に、とっておきの裏技をご紹介! ちょっと面倒だが、まずは以下の動画のようにハシゴ壁と支柱だらけのステージを作る。出来上がったら、動画のように最下段の支柱を壊してハシゴ壁を落とした直後、同じ縦のライン上にある別の支柱も破壊しよう。その直後、落ちてきたハシゴ壁をすぐさま叩き、マリオよりも下のラインにあるハシゴ壁もまとめて破壊できたら成功だ(※マリオがハシゴ壁を叩けず、両手でつかんでしまった場合は失敗)。
成功率はかなり低めだが、成功すると空中にハシゴ壁の欠片がポツンと残る。マリオは本来、ハシゴにつかまった状態ではハンマーを振ることができないが、この欠片の上ではボタンを連打すると、なぜかハンマーを持った右手だけでなく、左手も同時にブンブン振り回し、まるでダンスを踊っているかのようなパフォーマンスを拝むことができるのだ。
この裏技は筆者が小学生時代、友人たちが作ったステージを筆者がプレイした際に偶然発見したものだ。過去に発行されたファミコン専門誌の裏技コーナーでも読んだ記憶がなく、おそらくほとんど知られていないと思われるので、こちらもこの機会にぜひ試していただきたい。マリオのシュールなアクションには、思わず笑ってしまうこと間違いナシだ。
なお、この裏技を使うとクリアが不可能になってしまうことを、あらかじめお断りしておく。また大変申し訳ないが、なぜこんなことができるのか、成功・失敗を分ける要素は何なのかは、今なお全然わかならい(苦笑)。おそらくバグではないかと思われるが、往時のファミコン、裏技ブームを追体験できるネタの一種として楽しんでいただきたい。
今年のGWはこれでキマリ。とことん遊び倒してストレスを解消しよう!!
以上、「レッキングクルー」の楽しみ方を筆者の出来得る限りでレクチャーしてみたが、いかがだっただろうか? 本稿の執筆にあたり久々にじっくりと遊んでみたが、36年も前に発売されたゲームとは思えないほど、古臭さをまったく感じることがなかった。
そんな稀代の傑作が、Nintendo Switch Onlineにさえ加入していれば無料で遊べるとあっては、これを利用しない手はないだろう。ゴールデンハンマーをただ振り回したり、空中歩きをするだけでも楽しく、繰り返しになるが本作にはデザイン機能が付いているので、家族や友人同士でオリジナルステージを作り、お互いにクリアできるかできないかを競いつつ楽しむのもまた一興だ。ぜひ本作を遊んで、たまりにたまったストレスを発散していただきたい。
いぜんとして大変な状況が続くが、本稿を読んだ皆さんが少しでも楽しい時間を過ごせる一助となることを願ってやまない。コロナ終息後のオフ会や、ゲーム実況イベントなどの参考にもしていただければ幸いだ(※ただし、ネット配信の際は決められたルールを遵守するように!)。
(C)Nintendo