【特別企画】
Stay at home! 「天地を喰らうII 赤壁の戦い」で敵を蹴散らしストレス解消!
傑作ベルトスクロールアクションをとことん遊び倒す戦術・計略指南
2021年7月29日 00:00
- 【カプコンアーケードスタジアム】
- 配信中
- 価格:
- 無料(「1943」同梱、PS4/Xbox One/PC[Steam])
- 【Capcom Arcade Stadium Pack 3:アーケードはさらなるステージへ! ※「天地を喰らうII」の収録パック】
- 価格:
- 1,500円(税込、PS4/Switch/Xbox One)
- 1,520円(税込、PC[Steam])
- 【30本パック「Capcom Arcade Stadium Packs 1, 2, 3セット】
- 価格:
- 4,000円(税込、PS4/Switch/Xbox One)
- 4,080円(税込、PC[Steam])
東京都では7月に4度目となる緊急事態宣言が発令されたのをはじめ、まん延防止等重点措置の延長が決まった地域も多く、今なお予断を許さない状況が続く昨今。無観客での開催となったオリンピックの観戦が断たれてガッカリしたり、あるいは予定していた外出や帰省がかなわず、悶々とした日々を過す人も少なくないことだろう。
そこで、当Stay at Home企画では、またまた皆さんに日頃のストレスをスカッと解消できるオススメの1本を、とことんまで遊び尽くす方法を指南しよう。今回ご紹介するのは、1992年にカプコンが発売したアーケード用ベルトスクロールアクションゲーム「天地を喰らうII 赤壁の戦い」(※以下、「天地を喰らうII」)だ。
なぜ、発売から29年も経過した本作を、このタイミングであえて取り上げたのか? その答えは、主人公の5人の武将(関羽、張飛、趙雲、黄忠、魏延)のいずれかを操り、「三国志」の武将になった気分で敵を倒しまくるのがすこぶる快感だからだ。押し寄せる敵の大群を馬上から蹴散らしたり、あるいは剣で切り裂いたり、つかんで投げ飛ばすなど攻撃のバリエーションが非常に多く、何度遊んでも飽きることがない。また本作は、最大3人まで同時プレイができるので、家族や友人たちといっしょに楽しめるのも大きなメリットだ。
攻撃技の多彩さに加え、敵を倒したり、ダメージを与えたときの快感をさらに高めてくれるのが、敵のリアクションやボイス、SE(効果音)による演出の素晴らしさだ。パンチなどの通常技で敵を倒したときは「ぐあっ!」と叫びながら倒れて消滅するが、必殺技(※詳しくは後述)をはじめとする強力な攻撃で敵を仕留めると、敵の体がバラバラに砕けてしまう。さらにボスキャラにあたる敵将を討ち取ると、最後にヒットした技の種類によっては首をはね飛ばしたり、胴体を真っ二つに切り裂くこともできるので実に快感だ。また、敵将を倒すと「敵将○○、討ち取ったり~!」というボイスが流れ、主人公たちが拳を突き上げる演出も素晴らしい。
ときどき出現する、大偃月刀や七星の剣などの武器を装備して、片っ端から敵を斬りまくるたびに「ジャキッ!」というSEが鳴り響くのもこれまた気持ちいい。また、ハンマーでザコ敵を叩くと、同じカプコンの「ストリートファイターII」シリーズでおなじみの「ピヨる」演出、すなわち一時的に気絶してしまうのも面白いところだ。各ステージのBGMも名曲ぞろいで、筆者はその素晴らしさのあまり、本作のゲームミュージックCDを発売直後に購入し、今でもたまに聴くほどのお気に入りなのだ。
そしてありがたいことに、本作は各プラットフォームで現在配信中の「カプコンアーケードスタジアム」に収録されているので、手軽に遊べる環境が整っている。実は本作、2018年に発売された「カプコン ベルトアクション コレクション」に収録されて以降は移植がなく、過去にも移植されたが回数が少ないので、今となっては本作の存在すら知らない人も少なくないと思われる。なので、この機会に名作ベルトスクロールアクションの魅力をご紹介したいと思ったのも、本作を取り上げた理由のひとつだ。
以下、本作の基本操作と、知っておくと役立つ各ステージの攻略ポイントをたっぷりとご紹介する。本稿を通じて、皆さんのストレス解消の一助となれば幸いだ。
基本操作ガイド:多彩な技を使いこなし、敵軍を蹴散らす快感をタップリ堪能せよ
本作は攻撃のバリエーションが豊富な分、覚えなくてはいけない操作方法がたくさん存在する。以下、Nintendo Switch版に準じた操作方法をざっとご紹介しよう。
まずは馬に乗っているときの基本操作から説明する。1面は必ず馬に乗った状態からスタートするので、これを覚えなければお話にならないのだ。
馬上で十字ボタン、または左スティックで8方向に移動、Aボタンを押すと大振り攻撃を、Bボタンを押すと剣を振って(※黄忠のみ弓矢を放つ)攻撃し、馬の向きと反対側の十字ボタンを押しながらBボタンを押すと後方に攻撃する。黄忠以外の武将は、接近した状態で通常攻撃を敵に当てると、剣や槍の先端に敵を引っ掛けて投げ飛ばすこともある。
Bボタンを素早く連打するか、またはYボタン(オート連射ボタン)を押しっ放しで流星剣を放ち、左、右の順に入力(※右向きの場合)してからBボタンを押すと強力な真空剣を発射する。A、Bボタンを同時押し、またはXボタンを押すと一瞬だけ無敵状態になり、周囲の敵を吹き飛ばす強力なメガクラッシュが繰り出せる、ただし、メガクラッシュを使うとライフ(体力)が少し減るデメリットもある。
馬と同じ向きに十字ボタンを入れながらAボタンを押すとダッシュし、ダッシュ中にBボタンを押すと正面に向けて突き攻撃を、同じくダッシュ中にAボタンをもう1回押すと、武器を円を描くように振り回す旋風斬りが繰り出せる。馬と反対の向きに十字ボタンを入力しながらAボタンを押すと、左右の向きを変えることができる。馬から降りたいときは、下とAボタンを同時に押せばいつでも降りることができる。ただし、一定時間が経過すると馬は画面外に走り去ってしまうのでご注意を。
馬に乗っていないときは、Bボタンを押すとパンチまたは武器を振る打撃攻撃(※黄忠は弓矢を放つ)、Aボタンを押すとジャンプする。打撃攻撃は、敵に3回連続でヒットするとアクションがそれぞれ変化し、3ヒット目の攻撃がヒットした敵を吹っ飛ばせるのも、本作ならではの面白いところだ。ただし、道中で出現した武器を拾った場合は3ヒット攻撃を出すことができず、手にした武器だけを振るようになる。下または左下、右下を押しながらAボタンを押すとタックル攻撃を繰り出し、A、Bボタン同時押しかXボタンで、馬上と同様にメガクラッシュが出せる。
馬から降りた状態で、十字ボタンを下、上と入力してからBボタンを押すと、武将ごとに異なる必殺技を放つ。いずれも複数の敵をまとめて、なおかつ大ダメージを与えられるのでこれまた快感だ。ただし、関羽は技を放つ最中に、それ以外の武将は技を出し終わって着地するタイミングなどにスキが生じるので、無闇に放つのは非常に危険だ。
敵が攻撃を仕掛けてこないスキに接近すると、敵を捕まえることができる。捕まえている最中にBボタンを押すとつかみ攻撃を、左右いずれかに入力しながらBボタンを押すと投げ技を放つ。敵をつかんだまジャンプし、空中でBボタンを押すと豪快な大技(ジャンプ投げなど)を繰り出せる。ただし、大技を放つと着地の際などにスキが生じる場合もある。
主人公の武将たちよりも、はるかに大柄なボスキャラを投げ飛ばしたり、あるいは連続つかみ攻撃でダメージを与えたときも実に気持ちがいい。また、投げ技を放つ間は無敵状態になるので、複数の敵に囲まれたら近くの敵をつかんで素早く投げ捨てて逃げ場を確保するといい。また、投げた敵にほかの敵がヒットすると、巻き添えにした敵もまとめてダウンさせることができることも覚えておこう。
つかみ攻撃は、3回当てると敵がダウン(敵を手放す)してしまうので、 つかみ攻撃を2回当ててから必殺技を出すと効率よくダメージを与えることができる。 ただし関羽を使う場合は、必殺技のスキが特に大きいので、3回目の攻撃は投げ技を使うほうが無難だ。また張飛だけは、つかみ技から必殺技につなぐことができないので、つかんだらすぐに必殺技を出すか、3回目の攻撃を投げ技に切り替えるといい。
ちなみに、張飛は十字ボタンを左右いずれかに1回転分入力した後にBボタンを押すと、「ストリートファイターII」シリーズのザンギエフと同様にスクリューパイルドライバーが出せる隠し技がある。入力がかなり難しく、スキが大きいので乱発はできないが、こちらもぜひお試しを。
敵を上手に倒すコツは、左右どちらか一方に敵をまとめること。挟み撃ちをされてしまうと、たとえザコ敵が相手でも瞬時に大ダメージを受けてしまうからだ。敵を片方にまとめるには、以下の動画のように敵をつかんで同じ方向にどんどん投げるのが最も手っ取り早い方法だ。
また、 魏延と関羽は十字ボタンを下に入れながら攻撃ボタンを連打すると、3ヒット目が敵を前方に大きく投げる技に、上を入れながら攻撃した場合は後方に投げる技に変化する(※趙雲も同様の技が使えるが、投げる方向の上下入力が逆になる)ので、片方にまとめる際は大いに有効だ。 なお、張飛の場合は3ヒット目が正面にしか投げられず、黄忠は投げ技に変化しないので注意。黄忠を使って敵をまとめる場合は投げ技、または回転投げ(※敵をつかんだまま、ジャンプ中にBボタンを押す)を使うのがオススメだ。
2人または3人同時プレイで遊ぶ場合は、1人が画面右から出現する敵を、もう1人は左から出現する敵に狙いを定め、手分けしながら倒していくといいだろう。もし敵に挟み撃ちされて「これはピンチだ!」と思ったら、迷わずメガクラッシュを使い、ダメージを最小限に抑えよう。
本作に出現するザコ敵は、ただ闇雲に突進するだけでなく、主人公の背後に回り込もうとするタイプや、接近すると後退するタイプ、あるいは周囲の味方に「進め!」と指を差すだけで全然近付いてこない敵もいたりするので、動きのバリエーションが実に多彩だ。敵の種類も豊富で、弓矢を放ったり、ナイフを突き出したり、あるいは巨体を浴びせる突進攻撃を仕掛けてくるなど、見ているだけでも実に楽しい。次々と出現する敵の動きをいかに見極めて片方にまとめらるのか、その方法を常に考えながら遊べるところに本作ならでの大きな楽しさがあり、同時にプレーヤーの腕の見せどころとなるのだ。
操作に慣れてきたら、前述したように倒し方によって敵のリアクションが変化するので、必殺技などを駆使してカッコよくトドメを刺し、敵をズタズタに斬り捨てる快感を存分に楽しんでいただきたい。