「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る
「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る
第2回「何はなくともとにかく金策! 無法者ども、荒野で稼ぐ」
2019年1月18日 12:00
よう、今夜も「レッド・デッド・オンライン」(RDO)で楽しんでいるかい? 俺も仲間達と野生動物を狩ったり武器を買ったり馬で荒野を駆ったり戦闘シリーズで勝ったりと大いに楽しんでいる。
しかし、「RDO」をプレイしていると、とにかく足らない物がある。それは金と経験値だ。オンラインはオフラインと物価が大きく違い何もかもが高く、そして報酬は少ない。おまけに武器や服も全て買わなくては手に入れられないし、スキルや馬も準備しなくてはいけない。とにかくお金が必要となる世界なのだ。おまけに成長しなければ服も武器もアンロックされない。「もっと金を、経験値を!」と叫んでしまいたくなる世界なんだ。そこで今回は金と経験値を稼ぐやり方を紹介していくぜ。
このテーマは誰もが気になるものだと思う。「GTAオンライン」でこのテーマを扱った「稼ぐも使うも俺次第! 失敗から学ぶ資産運用」はかなり注目された記事だった。「GTAオンライン」はある程度“おいしいジョブ”があったのだが、……実は「RDO」ではズバリこれが稼ぎの極意だ! みたいな“裏技”はない。逆を言えば何でも稼げる。だからこそ自分が好きなことをして稼ぐ、プレイスタイルで、大きく「良い稼ぎ方」は変わってくるんだ。
今回は「RDO」の色々な稼ぎ方をピックアップすると共に、俺のプレイスタイルで得たソロでなるべく効率よく稼ぐという視点、そして仲間たちと一緒にワイワイ遊びながら稼ぐという2つの視点で、俺なりの「RDO」の金、経験値稼ぎについて語っていくことにするぜ。
隠れて戦い、生き残れ! 新コンテンツ「ガンラッシュ」
実際の稼ぎ方や各コンテンツを紹介する前に、やはり実装されたばかりの新コンテンツ「ガンラッシュ」を紹介しておきたい。このコンテンツは「PUBG」などのバトルロイヤルルールで戦えるモードだ。最大32人での戦いが楽しめる。全員が敵のフリーフォーオールルールの「ガンラッシュ」と、チームで戦える「ガンラッシュ(チーム戦)」が用意されているぜ。
このルールではプレーヤーは何の武器も持ってない状態からスタート、マップの中央から放射線状に武器が配置されており、中心ほど武器が強力になる。敵を倒して最後の1人になればドン勝てる新ルールだ。マップは時間経過と共に戦闘エリアが狭まり、プレーヤーは中央付近に集中していくこととなる。マップに一切、他プレーヤーの情報が表示されないため、画面上の見た目と音を頼りに敵を見つけ出すのが非常にスリリングなんだ。
マップ外側には馬も配置されているので、馬に乗っていちはやく中央に陣取り、武器を集めて戦うか、外側からゆっくりと移動し、他のプレーヤーが戦い合う中を、じっと隠れながらじりじり進んでいくか、戦いの駆け引きが求められる。面白いのは中央にある箱を開けると1回だけ致命傷を回避できる「装甲服」が入手できること。この服があると戦い方の幅が広がるが、調子に乗ると物陰から連続で撃たれて倒されてしまう。
頼りになるのは己の五感のみで、特にうちのメンバーで得意なヤツに話を聞くと、音がかなり重要なポイントだと教えてくれた。また、見た目も重要で俺みたいに目立つ格好よりも森の木々の中での戦闘なら全身緑づくめで挑んだ場合、正面を歩いても気が付かれなかった事があるって話を聞いたので、俺も早速全身緑づくめの格好を試してみたいと思ってるぜ。
森林地帯や、街中などマップのシチュエーションも多彩で戦略が異なってくる。建物の中に入ってあえて武器を取らずドアも閉めて他プレーヤーを誘い込む“罠”を仕掛けたり、屋根の上に登れる場所を見つけて上から敵を狙ったり、マップごとの戦い方も見えてきた。試合開始前や倒されてしまったときは他のプレーヤーの戦いを観戦できるので、そこから戦い方を学ぶのも大事だ。
釣り、狩り、ミッション色々な稼ぎ方……俺の一押しは戦闘シリーズ!
「RDO」にはいろんな金稼ぎの手段がある。シンプルで分かりやすいのは通常のフィールドを自由に移動する「放浪モード」で行なう、狩りとか釣りとか、NPCに襲いかかる追いはぎといったアクティビティだ。そしてメニューから「クィックジョイン」で参加する「戦闘シリーズ」、「戦闘シリーズ(大規模)」、馬でレースする「レース」などのコンテンツもあるな。また、放浪モードのフィールドのあちこちに点在する「見知らぬ人」からの依頼を受けてクリアしていくミッションも用意されている。
この中で1番効率よく稼げるのはどれか、と問われれば、現状迷わず回答できるのは「戦闘シリーズ」および「戦闘シリーズ(大規模)」だ。戦闘シリーズでは、異なるルールの多人数対戦コンテンツが複数用意されていて、その中からランダムで次々と対人戦コンテンツがエンドレスで遊べるようになっているんだ。ただ、対戦を繰り返す戦闘シリーズは緊張感も高く人によっては長時間遊べないだろう。のんびり釣りや狩りが良い、という人も楽しめるのが「RDO」の懐の深さだな。
戦闘シリーズで用意されているルールは全部で5つあり、シンプルな対人バトル「シュートアウト」、武器固定で最後の1人になるまで生き残れば勝ちとなる「必中」、チーム戦で旗のある領土を奪い合う「領土略奪」、特定の固定武器を使うが、使う武器によってポイントが変わる「武器の達人」、勝てば勝つほどスコアが上昇し、倒されるとそのスコアが倒した相手のポイントになる「重要指名手配」がある。
この中での俺の好みは「武器の達人」だ。このルールでは倒す時に使用する武器によってポイントが変わるが、なんといっても一撃必殺のトマホークがうまく当たるとめちゃくちゃ気持ちいいんだ。その上ポイントも高いので、うまく倒せばかなり稼げるのもうれしい。ただし、1本しか持ち歩けない上に、射程距離もあまり遠くなく、当てるのはかなり難しい。どのくらいの距離がベストかを把握したり、投げてから相手に届くまでの時間なども考慮する必要がある。でも一撃必殺の快感が忘れられなくて、このルールが来た時は積極的にトマホークを使用しているぜ。
中には戦闘が苦手なのに「戦闘シリーズ」に挑んでもいいのかな? と心配する人もいるかもしれないが、その心配は無用だ。まず「RDO」の銃撃戦は武器の性能があまり強くないこともあり、実力差が意外と出にくい。もちろん、高ランクのプレーヤーになってくると倒すのに一苦労するが、それでも一矢報いる事は結構できる。あまり慌てずに目標の頭を狙う感じであとはガンガン撃ちまくれ。そして勝てなくてもとにかく頑張って最後まで参加する事で経験値も金も得られるので、あとはひたすら戦いに没頭すればいい。ぶっちゃけ戦闘の苦手なオレでも結構長時間、戦闘し続けられたので多分みんなも大丈夫だ。
それにチーム戦では同じチームの仲間になる相手との相性次第のところもあるので、これは完全な運だから勝てなくてもあまり自分を責めず、気持ちを切り替えていくのがいいぜ。
仲間と一緒なら「見知らぬ人」ミッションの周回も楽しい
俺達のように一緒に遊ぶ友達がいるなら、「見知らぬ人」ミッションの周回も面白いぜ。ただ大前提として、色んなプレーヤーが集う放浪モードのフィールド上でのミッションとなるので、他の人の邪魔が入りやすい。「見知らぬ人」ミッションは基本的に民警団の仲間と一緒に遊ぶのがおススメだ。
PKが許される「RDO」の世界では1人で「見知らぬ人」ミッションに挑むのはいいカモだからだ。俺は何度か1人で「見知らぬ人」ミッションを受けてみたが、大抵終盤に邪魔が入って失敗させられてしまった。フィールド内のプレーヤー次第だが、確実性を上げるためにも、仲間とのプレイがおススメなんだ。
おススメの理由は、まず民警団単位でないと受けられないミッションが存在するという点。1人で行っても相手にされない事があるので、そのような場合は2人以上の民警団で挑まなければならない。そして前述のようなフィールド内の他プレーヤーや民警団たちへの抑止力になること。実際にDTTSの仲間たちと何度かミッションに挑戦しているが、他のプレーヤーからの邪魔が入るような事は非常に少なかった。
「見知らぬ人」ミッションの魅力はフィールド内をあちこち走り回る事だ。フィールド内をミッションで走り回るうちにマップ画面からは分からない高低差など地形の特徴を体で覚える事ができる。地域の特性を体で覚えられて、その上、金や経験値まで稼げるなんてめっちゃおいしいだろ。
また、「見知らぬ人」ミッションの依頼を出してくる連中はいずれも「RDR」シリーズゆかりのNPCたちだ。「RDR2」で登場したショーンやジョンなどのNPC以外にも、俺のあこがれの娘、「RDR」で登場したボニーの若かりし頃の姿も見る事ができる! 会いたかったよボニー!
その仕事内容は馬車の強奪、馬車を襲撃しての戦利品強奪、重要人物の誘拐や暗殺、馬の回収、馬泥棒、カヌー奪取、郵便配達、特定の動物の狩猟など多岐にわたる。さらにそれぞれ護衛などを殺してでも奪い取るタイプとなるべく殺さずに奪い取るタイプもある。これらの依頼内容は依頼主のキャラクターごとに異なるが、決め打ちのものはなく、ランダムの要素も多い。
こうした依頼の中で面白いのはやはり馬車の強奪だな。奪った馬車をうまく目的地に届ける必要があるんだが、馬車を無事届けるのはなかなか難易度が高い。何しろちょっとの操作ミスで馬車はあっという間に横転したり、馬が死んでしまったり、木や石の間に挟まって身動きが取れなくなってしまう。手練れのプレーヤーでもミスってミッション失敗になってしまう事もあるので、緊張感もあるが、それがまた面白い。
逆に依頼の中でも厄介なのは放浪モードのフィールド内にいる他のプレーヤーや、民警団の暗殺の依頼だ。プレーヤー単体ならまだしも、民警団の暗殺はターゲットになった民警団側が拡散して逃走されるとどうしようもなくなってしまうため、請ける前に断る事も多いんだ。
そして民警団の上限、最大7人でフィールド内を移動するのはやっぱり楽しい。「見知らぬ人」ミッションには制限時間があるので、ミッションが開始したらあまりのんびりはしていられないが、ミッションを請けるためのNPCの元に移動するまでの時間はのんびり話をしながら移動したり、NPCのいる場所をゴールとして、民警団レースを立ち上げて1位を競うのも面白い。
また、「見知らぬ人」ミッションは民警団のリーダーがNPCと会話する事で発生するので、全員がその場に揃っていなくても開始できる。道中でちょっと店に寄って弾薬の補充や狩りの獲物を売っておきたいメンバーは、ちょっと寄り道してミッションが開始する前にこうした所用を済ませる事もできる。
おいしい話ばかり書いてみたが、「見知らぬ人」ミッションの難点は広いフィールドを移動してNPCの元に向かう必要があるので、どうしても時間がかかることだ。そのため、効率だけを考えると、若干効率は落ちる。また、たとえ民警団単位で行動していても、他の民警団から襲撃を受ける危険は常にある。それが原因で失敗した事もあるので、必ずしも毎回キレイに終わらせる事ができないのが悩ましいところだな。
最後に、「見知らぬ人」ミッションを巡ってる途中など、フィールド上に煙が見えたらそれはギャングの隠れ家の合図だ。ギャングの隠れ家も稼ぎどころとしてはおいしいポイントだ。ギャングたちの手持ち金は大した事がないんだが、たまにリーダーが宝の地図を持っていることがあるからだ。こちらも1人で挑むとなかなかハードな相手だが、仲間同士で挑むとかなり楽勝で全滅させられるので、見かけたら最優先で仕留めに行こうぜ。
PKに襲われたときは「死なばもろとも!」 仲間と遊べば何でも楽しい
そんなわけで、効率重視、またはバトル野郎におススメの「戦闘シリーズ」とフィールドを移動して楽しむ「見知らぬ人」ミッションを紹介してきたが、俺たちDTTSのメンバーたちが普段遊んでいるのはやはり、「見知らぬ人」ミッションだ。メンバーたちはフィールド内のNPCの位置を把握できているので、こうなるとかなり効率よく「見知らぬ人」ミッションを周回できて面白い。
とはいえ、やはり何度もミッションを繰り返してるとたまには多人数の民警団に襲われる事もある。あれは強奪した馬車を無事に目的地に届けるミッションだったな。無事に馬車を強奪し、持って帰る途中の道で襲われたんだ。事前にマップで他のプレーヤーの動向はチェックしていたんだが、迫りくる他プレーヤーの情報は把握できても、馬車の速度は変わらない。あっという間に追いつかれてしまった。しかもそんな時に限ってうちのメンバーが少なめだったのに対して敵の民警団の方が大人数だったのだ。
多勢に無勢で馬車が奪われそうになり、危機一髪の状況で、馬車に乗っていたうちのメンバーが取った行動は「死なばもろとも! 」と、ダイナマイトを使って馬車ごと敵を巻き込み壮絶な自爆を遂げたのだ! 共に戦い敵に撃たれていた俺たちは拍手喝采! 当然ミッションは失敗になってしまったが、こんな筋書きのないドラマが楽しめるから、DTTSメンバーとともに遊ぶ「見知らぬ人」はやめられない。
そして、もう1つ俺たちがよくやるのは実は「釣り」だ。正直なところ、狩りと釣りとで比較した場合、釣りの方が圧倒的に効率がいいんだ。というのも、釣った獲物の多くはカバンに入れて持ち運べるので、上限はあるものの、1度に大量に持ち運べるのが大きい。狩りの場合も獲物の皮を剥ぐ事で何枚もストックできるが、馬に積まれた皮は戦闘で死んだ場合などに消失してしまうのに対して、カバン内の魚はなくならない。
狩りも小物は同じようにカバンに入れられるが、ほとんどの獲物は馬に積む必要がある。釣りの場合も、一定以上の大物が釣れた時はカバンに収まらないので、馬に積む必要があるが、捕れる確率がかなり低く、売価を見た場合、釣りで得られる魚の方が効率よく稼げる物が多い。
また、釣りの場合はライフのランクを上げるのにも役に立つ。「RDO」ではライフやスタミナにもランクがあり、ライフを上げるには近接戦闘や釣りを何度もしてポイントを稼ぐ必要がある。ライフを手っ取り早く上げる手段の1つとして、暇な時に延々と釣りをするというのは有効なスタイルだ。一方で、釣りだと経験値があまりおいしくないので、金と経験値を同時に稼ぎたい場合は向かないな。
では狩りはやる価値がないのか? と言われると釣りとは別の魅力が狩りにもある。まず手軽にやれる事。ターゲットを絞ったり、最良の状態を考えたりしなければ、フィールドをぶらつくついでに獲物を仕留めるのは結構簡単だし、手元の銃を使えばいいので釣りよりも敷居が低い。そして狩りをして獲物の皮を剥いだ時に得られる肉が手軽に手に入る事だ。これらの肉はキャンプや火の元がある時にこまめに調理して常備食にしておく事ができる。まぁ、魚も捌く事で同じように調理して持ち運べるから、あとは気分の問題だな。
最後にもう1つこまめに見ておきたいのがアワードだ。「RDO」ではゲームに関わる色んなアクションがカウントされていて、一定数に達するとアワードが解除される。例えば、馬に乗って移動した距離や倒した敵の数、クリアしたミッションの数などから、お店での売買の金額から薬草の回収、医者への薬草の売却など様々だ。このアワードをどんどん解除して、最後まで達成するとゴールドや売却可能なバックルなどが手に入る。
このアワードがさらにおいしいのは、一部の項目は1度達成してからリセットできるものもあることなんだ。リセットすると再度アワードが稼げるので、これを繰り返す事で少しずつゴールドを稼ぐことが可能で、これも地味に稼げておいしいので、うちのメンバーたちはかなりこまめにチェックして金を貯めこんでいるぜ。
ちなみになぜだか薬草を医者に売るアワードは他と比べると達成しやすいし、薬草の売却は1つ2つだと大した額じゃないが、塵も積もれば何とやらで数を売るとそれなりに稼げる。しかも薬草摘みは他の荒事と比べれば、面倒ごとも少なく稼げるので、1人でフィールドをぶらついている時なんかはおススメの稼ぎだぜ。
以上、色んな金稼ぎのやり方を紹介してきた。結局のところ、好みのやり方で稼ぐのが1番って事になるわけだが、いずれの場合も1人で遊ぶより民警団を結成するなど、仲間で集まって遊ぶのが1番効率よく稼げるって結論だ。
現状の民警団はリーダーがオンラインにいる時しか立ち上げられない仕組みだが、将来的に「GTAオンライン」の時のクルーみたいに、常時メンバーとして所属していることがわかるような仲間を集められる仕組みが用意されたら、俺も満を持して「RDO」の世界で「DTTS」を立ち上げてみようと思っているので、その時がきたらよろしく頼むぜ。