コメディアンBJ Foxの脱サラゲームブログ

連載第18弾

個人的な意見だけど、「SEKIRO」のサブタイトルは「SHADOWS DIE TWICE EVERY MINUTE」(影は1分ごとに2度死ぬ)に変えた方が良いと思うんだよね

 サブタイトルを勝手に変えようとしてごめんなさい。だってそれぐらい死ぬゲームだから。難易度残酷主義のFROM SOFTWARE の新作だからしょうがないんだけどね。

 実はこの連載では、もうすでにFROM SOFTWAREをカバーしたことがある。今でも悪夢を見るNintendo Switch版の「ダークソウル リマスタード」(参考記事)だった。舞台もグログロの地獄で、ゲームもフラストレーションの地獄だった。原稿を校了したら、FROM SOFTWAREにサブタイトルを勝手につけてしまった:「FROM SOFTWARE:2度とプレイせず」。

【でも買っちゃう!!】

 でも、去年から「SEKIRO」が気になっていたんだよね。この間またアメリカに行って発売日にたまたまGamestopに入荷していた! 忍義手に引っ張られたかのようにまたFROM SOFTWAREの高難易度の世界観にまた挑戦することになったのでござる……。

 はい。「SEKIRO」が難しいよと言う泣き言はここまでにする。四州料理のレストランに行って、「辛い」って愚痴を言うと同じようなもん。当たり前だろう。店へ入る前でも知ってたでしょう?

 遊んでみて気づいたことだけど、「SEKIRO」はある意味で「ダークソウル」ほど難しくないと言えるかもしれない。まあ、難易度は一緒だが、「SEKIRO」の方は確実にアプローチしやすいと言える。

【花粉が気になる】
もしかして僕が日本にいすぎている証拠かもしれないが、このシーンを見て怖かったのは、刀を持っている相手よりも、草花だった。手が切られても忍びとして我慢できるだろう。でも花粉症は無理だ

 「ダークソウル」では、最初の1分から無知のままにゲームに取り残されたかのように感じた一方、「SEKIRO」では、丁寧なガイダンスがある。もちろん「SEKIRO」でも最初の1分で死んだと思うけれども、すでに世界観やチュートリアルに見守ってくれているかのようにも感じた。安全なところで攻撃を練習させてくれる味方がいる。エマちゃんや荒れ寺の仏師など、手伝ってくれるキャラも、そのほかにもいる! 手にするアイテムがちゃんと「取説書」がついている。自分のキャラが名前も持っているし、なんのために頑張っているかなんとなくわかる! やっぱ、興味深いストーリーがあると、我慢できる。

【チュートリアルがある!】
なにこれ?英語だけど、FROM SOFTWAREが丁寧にチュートリアル的な説明も入れてもらうなんて!ありがたいに仕方がない!「SEKIRO」は、「ダークソウル」と比べると、優しいだ。まだまだ優しくないけどね!

【英語版はバイリンガル仕様】
これは英語版だけど「死」はそのまま。「死」と言う漢字が読める外国人の人数が急に増えるでしょう

 なぜこのゲームを買ったかと言うと、やはり世界観。日本フェチだと思われたくないが、「侍」が好きだね。「戦国」とか。「忍び」とか。(言うのは恥ずかしいけれど、僕はトム・クルーズと渡辺謙の「ラストサムライ」が大好き)。変なことに、「SEKIRO」をプレイしているときは、少し日本史を勉強している気分になってくる。バイオレンスと血がよっぽど多い大河ドラマを見ているかのように。

【これはCERO D?】
でも流石にこれは大河ドラマではないね。これはCERO Dなの?時代が変わってきているね

 ちなみになぜアメリカで買ったかと言うと、FROM SOFTWAREのゲームに日本語までも難易度が難しくて、日本語版「ダークソウル」のプレイした経験もあって英語があれば助かると思った。言うまでもないが、「竜咳」はなかなか外国人が勉強する日本語教科書には出てこない。「蛇人の大剣」はさらに。でも、面白いことに、プレイしてみると、アメリカ版でも音声のデフォルト言語は日本語だ。字幕ももちろん英語で、音声は日本語の会話となる。立派な、雰囲気満々の時代劇の日本語なんだよね。

【クサビマル】
クサビマル!こう言うものが出てくるたび、英語版を買ってよかったと思う。やっぱり、こんなにディープの世界観が溢れている作品の場合、雰囲気が楽しみたいことはもちろん、でも内容も理解したいもん。今回は、音声が日本語、テキストが英語が完璧なバランスだった

【FROM SOFTWARE風の昔の日本】
ほぼ日本史を勉強しているような気持ちでプレイしていたが、変な怪物や「デカ鶏」もあちこち現れてくる。「GTA」は、ロックスター風の現代のアメリカで、「SEKIRO」は、FROM SOFTWARE風の昔の日本だね。どれも恐ろしいんだ

 ところで僕は数時間の「SEKIRO」のプレイから目が覚めて現代社会に戻ると、僕の日本語がおかしくなってた。彼女に「我が携帯はどこじゃ?お主はお持ちになっとるのか」と言ってしまっている。それぐらい本当に没入できたし、海外のプレイヤーのどのくらいが音声を英語に切り替えず日本語のままにして戦国への留学を楽しめているのか気になったけど、ボイスは日本語が良いよね。

【難易度は易しくならない】
寄付したら、少しだけでも難易度を易しくしてくれないのか、と祈っているシーン。ネタバレなんだが、仏様は対応してくれないんだ

 日本語ボイスの延長戦上の話として、「ダークソウル」より「SEKIRO」のほうが楽しめている要因の一つとは、やはり刀VS刀の剣術だ。もちろん、結構殺されている―特に新しい種類の敵に出会う度に殺されている―が、剣術はそういうものだと思えば、意外とフラストレーションも貯まらないもので、“武士道とはそう言う芸でござる”と偉そうに消化している。まるで侍ごっこだ。

 もちろん、手から離す「鉤縄」でスパイダーマンのように、松の木の枝から神社の屋根まで飛んで行くときは、その侍ファンタシーが少し崩れてしまうが、動きがダイナミックでやり心地良いし、立体的なマップを探索することが殺され放題の回避ともなるから大目に見てあげよう(偉そうにしてごめんなさい)。

【忍びのもの】
文字どうりの「忍び」だ。実は、毎回敵全員倒すより、ステルスの方がいいとわかるまでに時間がかかった。忍びの道とは、しゃがんで、ステルス、後ろからキル。そうじゃないと、大人数に囲まれてやられてしまう!

 では、結論としては、「ダークソウル リマスタード」で僕は2度とFROM
SOFTWAREの作品を手にしないと誓ったが、その誓いは「僕の間違いでした。申し訳ありません」ということです。

 まずは、「SEKIRO」の世界観に惹かれ、今は戦国時代の生活も満喫してしている。フラストレーションがまったくないとはいえない。だって死にまくっているからね。でも思ったほどコントローラーをテレビに投げていない! これはアプローチしやすいFROM SOFTWAREのゲームだね。正直、最後までクリアできるか自信がないが、最初に手伝ってくれた味方たちが今現在私の死まくりのせいで蔓延している「竜咳」で死にかけているため、回復方法を見つけるまで、この忍びごっこを続けざるを得ない。

【忍びの手が欲しい】
「SEKIRO」の剣術が必要とされるタイミングやスピードがハンパないから、たまに自分の手―特に左手の親指―を忍びの手と交換したくなる。PS4の場合、やられそうと思って相手から逃げることを含める「動き」は左スティック、やられそうと思ってヘルスを飲む「アイテム選択」は十字ボタンの上で、なかなか同時にできないもん

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