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【特別企画】今こそ始めよう! 地球でもっともわかりやすい「チェンクロ3」講座

「チェンクロ」史上最大のやり込み要素「親愛度」と「伝授」を極めよう!

「伝授」に関する説明。ただ、この説明だけではちょっとわかりにくい
まずは「伝授」させたいキャラクターをバトルに参加させて親愛度を上げる。すべてはここから
親愛度が10になると、「伝授」が可能となる
覚えさせたい必殺技を持ったキャラクターと共に戦うことでバトル終了後に一定確率で「必殺伝授」が発生する
伝授元のキャラクターを絆アビリティに付けると「伝授ボーナス」が発生し、HPとATKが一律10%高くなる

 「チェンクロ」と「チェンクロ3」の最大の違いは、ズバリ「親愛度」と「伝授」の存在だ。

 親愛度は、プレーヤーとキャラクターとの親愛度、言い換えればプレーヤーのキャラクターに対するお気に入り具合を数値化したもので、単純にパーティーに入れてバトルをこなすことで使えば使うほど上がる。親愛度が上がると、ATKとHPが少しずつ上昇(序盤だと10ずつ、徐々に上がり幅が少なくなり、一定レベル以降は上がらなくなる)し、アルカナをさらに強化できる仕組みだ。

 親愛度は、経験値と違って数量化されておらず、あとどれだけ稼げば上がるかというのはわからないが、感覚的にはレベル上げほど大変ではなく、曜日クエストやデイリーミッションをこなしていると、ちょこちょこ上がっていく。ちなみに上がり幅は、パーティー編成の1人目(1番左側)が1番高く、右に行くに従い下がっていく。サブでも上げられるが、メインに比べるとかなり低くなるようだ。

 そして親愛度を10にすることで、第1~2部キャラクターの必殺技(スキル)を覚えることができる。これを「伝授」と言い、繰り返しになるが「伝授」が可能なのは第3部のキャラクターのみで、対象となる必殺技(スキル)を与えられるのは第1~2部で活躍したキャラクターのみとなっている。つまり、この「伝授」そのものが第1~2部から3部への橋渡しとなるシステムになっているわけだ。

 「伝授」の仕方は簡単だ。「伝授」を修得したい親愛度10以上の第3部のキャラクターと、覚えたい必殺技を所持している第1~2部のキャラクターを同じパーティーに入れて戦うだけ。一定確率で「必殺伝授」が発生し、必殺技を覚えることができる。

 ただ、この“一定確率”というのがくせ者で、簡単には覚えてくれない。今回、ヘリオスとアマツ、セレステの3人の主人公に必殺技を伝授させたが、それぞれ10~30回ぐらいのバトルをこなしてようやく覚えてくれたので成功確率は数%というところだろうか。ネット上での報告を見ていると、もっと短い回数で覚えていたり、逆に50回やっても覚えないという悲報もある。要するに運次第だが、確率はかなり低そうだ。

 伝授を教える側のキャラクターの正確な条件は、第1~2部のキャラクターで、レアリティはSR以上、レベル40以上となる。また、残念ながら「サクラ大戦」や「戦場のヴァルキュリア」など各種コラボキャラクターは原則対象外となる。

【伝授必殺】
ヘリオスには、リヴェラの「奥義・斬空剣」を伝授させた。1マナで小ダメージ+はじき飛ばし。かなり使いやすい
アマツには、ラファーガのギガインパクトを伝授させた。覚醒してから使うとダメージが跳ね上がるため、バフを掛ければ10万、20万ダメージは楽勝で出せる
セレステには、天魔バグリスのゼルディーガ・ルクレクリエムを伝授させた。「ちょっとわかったよ」と自信なさげにいう割には完璧にマスターしており、全員一定時間無敵+攻撃力アップ効果で、今のところ1番効果が大きい

 そしてここからが重要なのだが、この「伝授」システムは、留意すべき点がいくつかある。1つ目は、絆システムとワンセットになっており、伝授必殺技を使うには必ず絆キャラクターにセットする必要があるため、必殺技を教えてくれたキャラクターとは同じパーティーでは戦えないことだ。せっかくなら最強キャラの必殺技を覚えさせたいが、そうするとそのキャラは戦場に立てなくなる。ここはうっかりしがちなので注意しておきたい。その代わり、絆ボーナスが一律10%プラスされる。これにより絆ボーナスだけで最大30%強化できることになる。これは大きい。

 2つ目は、「超必殺技」は伝授できないということだ。シュザの「鬼神剣・降魔」やリヴェラの「神技・玲瓏黒破斬」、そしてフィーナの「チェインクロニクル」といったゲージを貯めて発動させる超必殺技は覚えることができない。これはむしろ残念と言うより、そのキャラクターのアイデンティティの喪失を恐れるファンからすれば一安心といったところだろう。

 3つ目は、2つ目とも関連するが、対象のキャラクターが複数の必殺技を持っている場合、覚えられる必殺技は常に1つ目だけということだ。どういうことかというと、リヴェラの場合、自陣用、敵陣用、超必殺技の3つの必殺技を持っているが、覚えられるのは1つ目の自陣用必殺技「奥義・斬空剣」のみとなる。森の魔神ズフラスも地形変化と攻撃技の2種類を持っているが、与えられるのは地形変化のみとなる。この点を理解しないまま覚えさせても「あれ、攻撃スキルじゃない?」ということになりかねないのであらかじめキャラクター画面で確認しておきたい。

 4つ目は、「伝授した必殺技は、元の必殺技と効果が異なることがある」ということだ。たとえば「木漏れ日の射手リーニャ」は同じ必殺技「ボスケィラード」を伝授できるが、伝授された必殺技は「直線範囲上にいる敵一体に中ダメージを与える」となり、もともとあった「自陣最後列にいると、味方全体のHPを一定時間毎に中回復する。同時に暗闇状態も回復する。」という2つの追加効果がカットされている。もちろん、弱体ばかりでなく強化されている場合もあって、リヴェラの「奥義・斬空剣」は自陣限定だったが、伝授後は場所を問わずにどこでも斬空剣が撃てるようになる。もともと1マナで複数の敵を吹き飛ばす使いやすくて効果の大きい必殺技だけに、伝授によってより使い勝手を増すことになる。

 なお、この「伝授」システムは、プレイ状況やユーザーからの意見を受けて、仕様変更する可能性もあるという。個人的には、必殺技が複数ある場合は、覚える必殺技を自由に選択できるとより選択肢が増えておもしろいと思う。

【伝授の様々なパターン】
同じ技を覚えるパターン(チドリ)
スキル1を覚えるパターン(リヴェラ)
弱化したスキルを覚えるパターン(リーニャ)
強化したスキルを覚えるパターン(イオ)
まったく別の必殺技を覚えるパターン(フィーナ)
覚えられないパターン(コラボキャラクター全般)

 長々と書いてきたが、「伝授」システムはかなり奥が深く、「チェンクロ」を爆発的におもしろくするポテンシャルを秘めた新システムだ。全職業合計で800種類以上の選択肢があり、どれがベストチョイスかは、キャラクター同士の相性、プレーヤーの戦い方次第で変わってくる。アルカナ一覧でSR以上のキャラをひとつひとつチェックしながら、自分だけの「伝授必殺」を編み出してみて欲しい。ちなみにこの伝授必殺は「忘れる」ことができるので、そのチョイスをそれほど深刻に考えなくていい。とりあえず覚えさせて使ってみてから考えても遅くはない。気軽に、しかし末永く付き合いたいシステムだ。

 繰り返しになるが、「伝授」システムはビギナー向けではなく、「チェンクロ」をある程度遊び込んでいるユーザーに向けた新たなやり込み要素であって、その準備から伝授させるプロセスも含めて伝授が実現するまでにかなり時間が掛かる。今回も企画を考えてから様々な検証のために、日頃よりかなり多めに「チェンクロ」をプレイしたが、終わってみれば半分以上の時間を「伝授」関連に費やしていた。

 3人分の伝授を終えての手応えとしては、スタ実をかじりまくって一気にやるというよりは、伝授させたいキャラと、必殺技を与えたいキャラをパーティーに組み入れた上で、自然回復のAPで曜日イベントや期間限定クエストをこなしながら、必殺伝授が来るのをのんびり待つというぐらいで丁度良いと思う。とにかくバトルを大量に回す必要があるため、伝授を狙いながら、この機会に積み残していたキャラクタークエストやチェインストーリーをこなしてもいいと思う。

 筆者のフレンドの状況を見ると、すでに伝授済みのキャラクターをメインに設定していたり、親愛度が3桁に達している人もいたりして「チェンクロ3」を遊び込んでいる人も多い。年末年始はゆっくりマイペースで「親愛度」と「伝授」周りを遊び込んでみたいと思っている。その上で未だ全貌は謎のままの「チェンクロ3」のメインストーリーや、大型イベントの追加を待ちたいところだ。「チェンクロ」ファンも、「チェンクロ」を遊んだことが無い人も、ぜひこの年末年始は「チェンクロ3」にトライしてみて欲しい。

【アマツのストーリーは必見】
主人公の中でもっとも印象に残ったのはアマツだ。「角無し」として九領民に嘲られ、ぶち切れると覚醒状態となり輝く角が生えてくる。早くも第2章の公開がスタートし、引き続き注目していきたいキャラクターだ

【ペルソナも「チェンクロ」に参戦!】
あの「ペルソナ」シリーズも「チェンクロ」に参戦する。どのような形になるのか楽しみだ