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【特別企画】「チェンクロ」をうっかり1,000日遊んでしまった7つの理由

濃厚なストーリー、バトル、サウンドに大盛り上がりの第2部。第3部にも超期待!

7月26日「チェンクロ」3周年

「チェンクロ」も3周年
なんと連続ログイン日数が1,000日を達成してしまった!
とある空港で撮影した1枚。スキマ時間にガンガン「チェンクロ」を差し込んでいる
本音を言うと3周年記念イベントで忙しくて原稿を書いているどころではない

 セガの「チェインクロニクル ~絆の新大陸~」が相変わらずおもしろい。

 どれぐらいおもしろいかというと、不肖中村、連続プレイ日数がついに1,000日に達してしまったのだ。これは仕事柄、年がら年中様々なゲームに浮気してしまう筆者にしてはなかなか自分で自分を褒めてあげたい感じで、これはすなわち平日や休日はもちろんのこと、E3やGDCのような鉄火場のような海外出張でも毎日欠かさず遊んでいたということであり、ワルシャワローザンヌといった乗り換えを必要とし、片道20時間ぐらい掛かるような出張の際にもこっそりトランジット先の空港でひと遊びしていたという事でもあり、マニラのスラムでPISONETを取材した際も、イギリスボービントンでセンチュリオンMk.Iを取材した際も合間にさりげなく遊んでいたことを意味する。なぜ中村はそんなに「チェンクロ」が好きなのか。

 3年前に「【特別企画】『チェインクロニクル』にハマらざるを得ない7つの理由」を書いた。当時、悪い冗談のようなガワ替え集金ツールか、ポチポチするだけでまったく面白くないクソゲーまみれのスマートフォンタイトル群の中で、ゲーム性、ストーリー性、キャラクター性、そしてサウンドが、全盛期の国産コンソールゲームのようなクオリティで成立しており、正式サービス開始直後から現在に至るまでガンガンに遊ばせて貰っている。

 筆者が連続プレイ1,000日到達という事は、正式サービス開始から3周年を迎えるということになる。現在、3周年を記念したイベントがゲームの内外で実施されており、ゲーム内は美味しいイベントが目白押しでまさに稼ぎどきであり、ゲーム外でもライバルたちに出遅れないように仕事そっちのけでアップデート情報に耳を傾ける必要があり、筆者もひとかどの“「チェンクロ」おじさん”として大変忙しい。正直なところ原稿を書いてるどころではないのだが、自分の大好きなゲームが3周年を迎えてなお軒昂というのは大変めでたい話であり、今回は「チェンクロ」3周年を記念し、3年振りに「チェンクロ」を評価し直し、“最新のおもしろさ”を7つの項目で解説したい。

 なお、本稿は「チェンクロ」経験者を対象に話を進めていくが、「チェンクロ」を遊んだことがないにも関わらず本稿をうっかり開いてしまった、というこれから素晴らしい楽しみが待ち受けているという意味で最高のシアワセ者は、以下の文章がさっぱり訳がわからない可能性があるため、特別企画から一読されることをお勧めしておきたい。

おもしろいと思う理由その1:バトルのスケーラビリティが高いため無理なく遊び続けられる

「チェンクロ」の魅力であるバトル
デイリーの箱開けは、遠隔3人+箱開け担当で処理
調子に乗りすぎるとこういうことになる
宝箱を4つ空けてリングを貯める、これが基本
総力戦などの高難易度コンテンツはしっかり両手でプレイ

 「チェンクロ」の魅力はバトルに尽きると思う。バトルが魅力だからこそ、何千戦も何万戦もバトルを繰り広げても飽きずに楽しむことができる。そしてこれは何も「チェンクロ」に限った話ではないが、スマートフォンゲームはちょっとしたスキマ時間に遊べるのが魅力だ。筆者が1,000日連続で遊べているのは、これが大きい。スマホとネットさえあれば、人との待ち合わせや入国審査待ちのような退屈な時間でもひと遊びすることができるからだ。

 しかも「チェンクロ」の場合、最大の魅力であるバトルのゲームデザインが非常にスケーラビリティが高い。すなわち、遊び手側の状況に応じて、セミオート(遠隔攻撃パーティー)、片手操作(強キャラゴリ押しパーティー)、両手操作(本気パーティーによる全力プレイ)の3段階ぐらいで柔軟に遊び方を変えられるのがいい。

 セミオートは、時間がないときの遊び方だ。騎士(もしくはHPの高い戦士)、僧侶、遠隔×2を基本に、フレンドの遠隔キャラを加えて、3ライン遠隔攻撃可能な編成で、曜日クエストなどの比較的簡単なクエストを回す。バトルスピードはもちろん3倍だ。これにより、わずかな操作だけで、貯まったAPを消費して成長素材やリングを稼ぐことができる。画面は見ながらでもいいし、画面を見られると支障があるようなシーンでは、遊んでいることがバレないようにポケットの中に入れてやり過ごしてもいい。このアプローチは後述する「チェンクロ」のメインコンテンツである期間限定イベントでも有効で、やや作業感の強いイベント序盤の低レベルゾーンを楽に突破することができる。

 満員電車に揺られている時や片手がふさがっている時、あるいは“寝「チェンクロ」” したい場合などは「片手操作」の出番だ。親指以外の指でスマホを支え、操作は親指1本で行なう。操作するキャラを1体に絞るのがポイントで、操作するキャラクターは打撃力のある戦士がオススメ。遠隔キャラを数人入れるとさらに殲滅力が増す。これで曜日クエスト上級やキャラクタークエスト、エリアごとのフリークエストをこなしたい。

 そして時間が取れるときはもちろん両手操作だ。期間限定イベントの後半やメインストーリー、総力戦、そしてセミオートで回していて無様に全滅していたことに気づいて「ほう、少しはやるようだな(悔しさをごまかす感じで)」という場合に使いたい。現在「チェンクロ」は、10部隊までパーティー編成を組んでおけるため、あらかじめ目的別にパーティーを編成しておくと、何かと捗る。デッキ感覚で、最強編成、経験値稼ぎ、ゴールド稼ぎ、宝箱開け、総力戦、魔神/踏破イベント、カジノ用、単一職業、特殊系(毒など)ぐらい用意しておくといいだろう。

 以上、3つの遊び方をTPOに応じて使い分けることで、常に「チェンクロ」を快適に遊ぶことができるのだ。

おもしろいと思う理由その2:期間限定イベントがゲーム内外で楽しい

魔神襲来イベント。適当なスクリーンショットがなかったのでかなり前のものだが、基本ルールは変わっていない
フェスガチャのキャラクターをリーダーにしておくと、短期間で大量に使用され、アルカナコインがガッツリ貰える
倒せないときはみんなで協力し合う
わずか50人しか4凸できなかったセリーヌ。現在、ランキング報酬はずいぶん緩和されている
しっかり1万位以内に入賞!

 「チェンクロ」のメジャーな定期イベントと言えば、魔神襲来イベント、踏破イベント、総力戦の3つだ。これらのイベントでは、イベント限定のSSRの魔神やキャラクターが手に入るため、いつもはぼちぼちだが、イベント期間中だけはガッツリという、お祭り大好きの「チェンクロ」ファンも少なくない。魔神イベントなら魔神に対して大ダメージを与えられるキャラクター、踏破イベントならボーナスポイントが得られるキャラクターという風にイベント特化キャラクターも同時に登場するというのが共通ルールで、SSRキャラクターの獲得を目指して、イベント専用のフェスガチャが大いに盛り上がる。

 筆者はこれらの定期イベントが大好きで、いつも積極的に参加している。イベントで獲得できるキャラクターは、非常に強力な性能を備えている反面、コストが高すぎて常用するのは難しい。それで強さとコストがトレードオフになっており、全体のバランスが維持されている。これら定期イベントがおもしろいと思うのは、SSRキャラクターの獲得そのものよりも、イベント期間中の賑わいだ。多くの定期イベントでは、1時間毎にランキングが発表され、自分の順位が発表される。放っておくと十何万位まで下がっていたりするし、たまたまスタートダッシュのタイミングが合ってガッツリ遊び込めると、何百位まで上がったりしていてワイワイやっている感があっておもしろい。

 イベントそのものは、年々簡単になりつつある。筆者のようにずっと遊んでいるプレーヤーはランクがどんどん高くなり、パーティコストが向上してより強いパーティーが組めるのに対し、特定のコラボや声優、広告などでやってきた新規ユーザーでもある程度クリアできるように作らなければ遊び手がいなくなるため、相対的に簡単になってしまうのは当然だ。

 このため、筆者ぐらいの「チェンクロ」おじさんになってくると、SSRキャラの獲得および4凸はゴールでも何でもなく単なる通過点で、最大の楽しみはランキング報酬だ。1万位以内、3万位以内、10万位以内と一定の順位に入ると、ランク別にランキング報酬限定の報酬が得られる仕組みになっている。イベントキャラの引き具合と期間中の忙しさを勘案して、大体こんなもんかな? という感じでポイントを稼いでいると、朝起きて順位を確認したらもの凄く順位を落としていたりしていて、「ほう、そろそろ少しだけ本気で行くか(まだ余力を残している体で)」という目に見えないライバルたちとの駆け引きが楽しいのである。

 全員が全力で行かずに駆け引きが発生する理由は、1位でも10,000位でも報酬が変わらないからだ。かつては「1位から50位」までという、極めて少数のみに最高の報酬が与えられていたが、現在は1位から1万位、1万位から3万位といった具合に、かなり緩くなっている。ただ、この際のポイント稼ぎは、自然回復のAPでは全然足りないため、これまでにため込んだ「スタミナの実」や「カットスタ実」をじゃんじゃん使う形になるが、無駄遣いすると今後に差し支えるため、できればギリギリのところを狙いたいわけである。同じ事を参加者の多くが考えているため、“当確ライン”がどんどん上がり、何十万人でマラソンを走っているかのような気分が味わえる。これは他のモバイルゲームではあまり味わえない感覚だと思うので、ぜひ「チェンクロ」で味わって欲しいところだ。

【前回踏破イベントのランキング争いレポート】
中村、イベント最終日の朝、順位をチェックしてホッと一安心する。しかし15時まで油断できない
中村、お昼に順位を覗くと、目標ラインの1万位を割り込んでいることを知り衝撃を受ける
中村、昼飯を食いながら巻き返す
中村、無事入賞!

おもしろいと思う理由その3:課金圧力がゆるやかで心地よく遊べる

フェス(ガチャ)は、のべつ幕なしに引くのではなく、しっかり狙いを定めるのがポイント
リヴェラは引くだろう、ふつう
こちらこそ、来てくれてありがとう
2凸で終了。まずまずの結果

 「チェンクロ」は、ガチャを収益源としたゲームで、ユーザーにガチャを引いて貰うことで収益を上げている。

 やや余談だが、第2部の一時期、メインストーリーにおいて“強力なキャラ、適切な編成、ドット単位の正確な立ち回りのいずれかが欠けると全滅する”という、「パズル&ドラゴンズ」や「LINEパズルボブル」のようなコンティニュー課金(精霊石1つ、もしくは復活の実でバトルをコンティニューできる)をビジネスモデルの新たな軸として模索された時期があったような、なかったような気がするが、その後のアップデートで明確に否定され、“ある程度のキャラ、適切な編成、それなりの立ち回りができればクリアできる” ように難易度がグッと引き下げられている。

 だから、我々がガチャを引かないと「チェンクロ」は回らないわけで、ガチャを引いて貰うために定期的に様々なフェスが開催されている。 ただ、これらのフェスは引いても引かなくてもゲーム進行上、大きな影響はない。先述したようにゲームの難易度はマイルドで、コンティニュー課金を前提とした設計にはなっていないためで、「チェンクロ」は驚くほど課金圧力がない。これはゆったり末永く遊びたいと考えるRPGファンにとって、魅力的なポイントだ。

 他方、ガチャで大きな影響があるのは、我々遊び手のモチベーションだ。メインストーリーに登場するような主要キャラや、今年の6月下旬から7月上旬に掛けて実施された「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかコラボ(ダンまちコラボ)」のように期間限定コラボフェスに、自分の推しキャラが登場した場合は、ぜひガチャを引いた方がいい。自分の推しキャラをフレンドが自慢げに使っているのを見ると凹むからであり、精神衛生上良くないからだ。

 とはいえ、手持ちのお金には限りがあるし、どのみち無限に引くことは現実的ではない。じゃあどうすればいいかというと、日頃から定期イベントやクエスト、探索などを丁寧にこなしてプレミアムチケット(1枚でガチャが1回引ける)やガチャコイン(500枚でガチャが1回引ける)をため込んでおけばいい。これだけで10回分、20回分は比較的簡単に貯めることができる。さらに、先日まで実施されていた「3周年記念フェス」のようなビッグウェーブに乗り遅れないために、精霊石がセールになっておくときに少しずつ買いためておくといい。上記の工夫を凝らしながらメリハリを付けて遊ぶことで、課金圧力に悩まされることなく居心地が良くプレイできる。

【あの手この手でチケットやコインを集める】
日頃から探索、デイリーボーナス、総力戦などをマメにこなしてプレミアムチケットやガチャコインを集めておく

【リングガチャも狙い目】
デイリークエストをこなすことで貯められるリングのみで引けるリングガチャは、通常のガチャ同等の強さを備えたキャラクターが入手できる。リングキャラに興味がないという人はリングをプレミアムチケットに交換してガチャを引いてもいい