【特別企画】

PS5用リモートプレーヤー「PlayStation Portal」外観レポート! 想像以上に“持ちやすい”デザイン

近日中にレビュー公開予定

【PlayStation Portal リモートプレーヤー】

11月15日 発売予定

価格:29,980円

 本日11月10日は新型プレイステーション 5の発売日。コンパクトになった筐体や着脱できるディスクドライブ、値上げされた価格など、様々な方面で話題を呼んでいるが新型PS5だが、GAME Watch読者の中には3年間酷使したPS5を乗り換え、新しくなったPS5でゲームを楽しんでいる方も既にいらっしゃるだろう。

 そんなPS5でのゲームプレイを快適にしてくれる新たな周辺機器「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が11月15日に発売される。本商品は、PS5のゲームを“テレビなし”で家中どこでもプレイできるようになるリモートプレーヤーだ。本稿では、SIEより発売前に実機が届いたので、外観のレポートをお届け。重箱のようなパッケージから、曲線的な形状で“持ちやすい本体”など「PlayStation Portal」を隅々まで見ていきたい。

 なお、「PlayStation Portal」は略すと「PSP」となり、2004年に発売された携帯ゲーム機「PlayStation Portable(通称:PSP)」を連想させるが、本稿の一部では「PlayStation Portal」を“新「PSP」”と記載する。また、PS5への接続からゲームプレイまでの実際に使用したレビューは近日中に公開予定。ご期待いただきたい。

【PlayStation Portal リモートプレーヤーが登場|PS5】

まるで重箱のようなパッケージ。「PlayStation Portal」登場までの流れ

 まずはパッケージから見ていこう。デザインは「プレイステーション 5」や「PlayStation VR2」など、最近のプレイステーション製品と共通しており、正面に「PlayStation Portal」が登場。ディスプレイにはPS5のホーム画面に「ASTRO's PLAYROOM」などに登場するSIEのキャラクター「アストロ」くんが描かれている。

 一方で裏面には、10月20日に発売されたPS5用アクションゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」のプレイ画面が登場。側面には内容品や対応ハードウェア(PS5)に関する情報が書かれている。パッケージの体積は小さめで、家電量販店で買って電車で帰っても全く支障はない。

新「PSP」が描かれたパッケージ正面。PS5などと統一されたデザインだ
パッケージ裏面には「Marvel’s Spider-Man 2」のプレイ画面が写し出された新「PSP」
右側面には内容品が記載
左側面には対応ハードウェア。もちろんPS5だ
DualSenseと比較。比較的小さめのパッケージのため、家電量販店で買って帰っても支障はない

 早速開けてみると、パッケージはスリーブのようになっていて、中からシンプルな箱が登場。持ち手の部分には「○×△□」のシェイプスロゴがデザインされていて、遊び心にも抜かりはない。中箱は引き出し構造になっていて、箱を引き出すと「PlayStation Portal」が登場……することはなく、さらに「PS」ロゴが入った段ボールで覆われている。

 この段ボールを取り払うと、ようやく袋に入った「PlayStation Portal」とご対面。だが、先ほどの段ボールの裏側をよくみると、USBケーブルが入っている。このケーブルが入っている箇所が「PlayStation Portal」本体の緩衝材になっているようだ。

スリーブの側面を開けると、梱包材を挟んでライトグレーの箱が登場
中からシンプルな見た目の中箱がでてきた
持ち手の部分にはシェイプスロゴ。遊び心にも抜かりはない
いざ開封!と思いきや……?
「PS」ロゴの入った段ボールで覆われている。開けやすいように左隅が欠けている
袋に入った新「PSP」とご対面
先ほどの段ボールの裏側。よく見るとUSBケーブルが入っている
開けてみるとコンサートのステージのような見た目に。中央にUSBケーブルが鎮座している

 一方で「PlayStation Portal」本体の下には説明書が同梱されている。まるで重箱のような構造となっていて、ゲーマーの“早く触りたい”という気持ちを高ぶらせるパッケージデザインだ。

新「PSP」の下には説明書が同梱。開梱はここまでだ

持ち心地は“横に長くなったDualSense”。「PlayStation Portal」の外観をチェック!

 ここからは、重箱から取り出した「PlayStation Portal」の外観をチェックしていこう。デザインは“中央にディスプレイが付いたDualSense”というそのままの印象だが、携帯ゲーム機の代表格「Nintendo Switch」のストレートなデザインと比較すると、独特で曲線的な形状が目立つ。

 コントローラー部分のボタン配置は基本的に「DualSense」を踏襲しているが、「DualSense」では中央に位置していたPSボタンが左側、ミュートボタンが右側に移動している。タッチパッドはというと、この大きなディスプレイがタッチパネルとなっていて、タッチパッドと同じように動作してくれる。

新「PSP」の外観。DualSenseの中央に大きなディスプレイが付いた見た目をしている
本体下からのアングル。曲線的な形状が目立つ
一部ボタンは移動しているものの、基本的なボタン配置は「DualSense」と同一

 上面には、音量調整ボタンと電源ボタン、マイク、そして新たな無線規格「PlayStation Link」のペアリングボタンが配置されている。この「PlayStation Link」は、12月6日発売予定の完全ワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」などとペアリングする際に使用するが、詳しくは後日のレビューで紹介させていただく。

 下面には、ディスプレイの下部にマイク、そして中央の膨らみの部分にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックが設置されている。付属ケーブルはUSB Type-C to Type-Cになっているので、PS5前面のUSB Type-Cポートから充電可能だ。

上面の様子。左から音量調整ボタン、マイク、「PlayStation Link」ペアリングボタン、電源ボタンだ。各ボタンの上にはステレオスピーカーが搭載されている
下面の様子。ディスプレイ下には2つ目のマイク、そして中央の膨らみの部分にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックがある
付属のUSBケーブルはType-C to Type-Cだ
新「PSP」ではこのような感じで接続する

 ようやくディスプレイの“ペリペリ”をはがすと、グレアタイプのディスプレイが現われる。ディスプレイへの映り込みはそれなりにあるが、実際に起動したあとの様子はレビューでお届けする。

 実際に持ってみた印象は、“意外と持ちやすい”ということ。基となっているPS5の標準コントローラー「DualSense」自体が持ちやすいのだが、「PlayStation Portal」はDualSenseをそのまま横に長くしたような形状のため、「DualSense」と同じくらいよく手にフィットする。

 任天堂の携帯ゲーム機「Nintendo Switch」と比較すると、Switchは直線的な形状のため握るという感じではなく“手でつまむ”感覚だが、「PlayStation Portal」はグリップしているという感覚が強い。これは「Nintendo Switch」が外出先でもゲームをプレイできる“ゲーム機”で携帯性を重視している一方、新「PSP」は家の中で使用する“リモートプレーヤー”であり快適性を重視したためだろう。

ディスプレイの“ペリペリ”をはがしている様子。ガジェットの開封で“最もこころ躍る瞬間”だ
グレアタイプのディスプレイの映り込みはそれなりにある
真横から見た「DualSense」……ではなく新「PSP」だ。この角度から見るととても似ている
PS5本体や「DualSense」にはシェイプスロゴが散りばめられていたが、新「PSP」でも健在だ
実際に持ってみた感覚は“横に長くなったDualSense”そのもの。とても持ちやすい
携帯性を重視した「Nintendo Switch」と快適性を重視した新「PSP」
コントローラー部の厚みは全く異なり、明らかに新「PSP」の方が持ちやすい
裏面の形状の違い
本体部の厚みはSwitchの方が薄いが、新「PSP」も健闘している
正面からの様子。Switch(有機ELモデル)は7インチHDディスプレイに対し、新「PSP」は8インチフルHDディスプレイだ

 ここからは実際に使用してみたレビューをお届け……、したいのだが本稿ではここまで。近日中に「PlayStation Portal」のレビューを掲載予定のため、新「PSP」の使い心地が気になる!という方は、ぜひGAME Watchに訪れていただきたい。

近日中に新「PSP」レビューを掲載予定! 乞うご期待