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GIGABYTE、RTX50シリーズ搭載のゲーミングノートとWQHD/500Hz対応の最速QD-OLED27型モニターを発表

 GIGABYTEは4月9日、メディア向けの新製品発表会を行ない、ゲーミングノートPC5製品とゲーミングモニター2製品を発表した。ゲーミングノートPCは、すべてNVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 50 Laptopシリーズ」を搭載し、筐体も一新された新モデルとなる。ゲーミングモニターは2製品ともQD-OLEDを採用したハイエンドモデルであり、リフレッシュレート500Hzという世界最高のリフレッシュレートに対応した製品も発表された。発表会の様子をレポートする。

AMDの最新CPU「Ryzen AI 300シリーズ」の強みとは

 今回、GIGABYTEから発表されたノートPCの中で、2モデルはAMDのRyzenを搭載している。そのため、最初に日本AMD 代表取締役副社長兼アジアパシフィック クライアントビジネス ディレクターの関 路子氏が、AMDのCPUについてプレゼンを行なった。その要旨は以下の通りだ。

 AMDの製品は、PCだけでなく、クラウドやヘルスケア、産業機器、自動車などの分野でも広く採用されており、コンシューマーゲーム機の分野でもプレイステーション5やXboxなどに使われており、PCゲームでも高性能なものを提供している。今回紹介するRyzenプラットフォームでは、ゲーミングPC、AI PC、エンタープライズPCの3つの分野にフォーカスしている。企業向けのPCでは、グローバルでは35%に近いところまでシェアを伸ばしており、日本においてはもう少しシェアを伸ばしていかないといけないと考えている。

 AMDでは、AI PCをHalo、Premium、Advancedという3つのカテゴリに分け、それぞれに最適なCPUを提供している。Ryzen AI 300は50TOPS、最適化が行われたソフトウェアでは55TOPSを実現する現時点で最速のNPUを統合した、世界で最もパワフルなPC向けAIエンジンである。CPUやGPUも最新世代であり、ライバルのQualcomm X Plus X1P-42-100やCore Ultra 7 258Vに比べて、マルチスレッド性能とNPU性能のベンチマークスコアも高い。さらに、省電力機能も優れており、最大24時間以上のバッテリー寿命を実現する。

【日本AMD 代表取締役副社長のプレゼン】
日本AMD 代表取締役副社長兼アジアパシフィック クライアントビジネス ディレクターの関 路子氏
AMDのCPUはPCだけでなく、クラウドやヘルスケア、産業機器、自動車などの分野でも広く採用されている
Ryzenは、ゲーミングPC、AI PC、エンタープライズPCの3つの分野にフォーカスしている
AI PCを「Halo」「Premium」「Advanced」の3つのカテゴリに分け、それぞれのカテゴリに最適なCPUを提供する
Ryzen AI 300は現時点で最速のNPUを統合した世界で最もパワフルなPC向けAIエンジンである
CPUのマルチタスク性能比較。Ryzen AI 7 350は、Qualcomm X Plus X1P-42-100と比べて、平均35%高い性能を発揮し、Core Ultra 7 258Vと比べて平均30%高い性能を発揮する
Ryzen AI 300シリーズは現時点で世界最速となる50TOPSのNPUを搭載しており、NPUベンチマークのスコアも、Qualcomm X Plus X1P-42-100やCore Ultra 7 258Vを上回る
省電力機能も優れており、最大24時間以上のバッテリー寿命を実現
Ryzen AI 300シリーズの中位/下位モデルのラインナップ。ビジネス向けのPROシリーズは2025年第2四半期に登場予定。GIGABYTEのゲーミングノートPCにはRyzen AI 7 350が採用されている
メインストリーム向けのRyzen 200シリーズは、NPUを搭載したモデルと非搭載のモデルがある
Ryzen 200シリーズのラインナップ。Ryzen 5 230以上のモデルにはNPUが搭載されている。GIGABYTEのゲーミングノートPCにはRyzen 7 260が採用されている

RTX 5070 LaptopはRTX 4090 Laptopの性能を半分の電力で実現

 続いて、NVIDIA シニア テクニカル マーケティング マネージャーの澤井理紀氏が、GeForce RTX 50 Laptopシリーズについての説明を行った。その要旨は以下の通りだ。

 GeForce RTX 50シリーズは、電力効率と性能において前世代に比べて大きな飛躍を遂げており、ゲーミングにおいてはDLSS 4のマルチフレーム生成と、ノートPC向けのテクノロジーであるMax-Qを組み合わせることで、RTX 5070 Laptop搭載ノートPCで、前世代のフラッグシップであるRTX 4090 Laptop搭載ノートPCと同等のパフォーマンスを半分の電力で実現でき、AIにおいても、従来よりも2倍複雑なモデルを2倍の速度で処理できる。

 GeForce RTX 50シリーズに採用されているBlackwellアーキテクチャには、さまざまな新機能が搭載されている。AIのためのTensorコアは、新たに4ビットの数値表現(FP4)をサポートし、これまでよりも大きなモデルを扱うことができ、最大1800 AI TOPSという驚異的な性能で高速に処理が行える。ビデオエンジンもアップデートされ、4:2:2のビデオフォーマットに対応する。

 Blackwellによって実現可能になった技術の一つがDLSSマルチフレーム生成である。これはAIによって複数のフレームを生成することで、ゲームやコンテンツ制作のグラフィックスパフォーマンスを大きく引き上げる技術である。マルチフレーム生成によってグラフィックスパイプラインが大きく変わり、最初のフレームの4分の1だけが従来の方式でレンダリングされる。最初のフレームの残りの4分の3がAIによる超解像度で再稿され、続く最大3フレームの全体がAIによって新たに生成される。トータルで見ると、DLSS 4では表示されるピクセルの16分の15、約94%のピクセルがAIによって再構成または生成される。

 実際のゲームにおいてもDLSS 4の機能をフル活用することで、DLSSを使わない場合と比べてフレームレートが最大8倍に向上する。さらに、DLSS 4ではTransformerモデルを導入することで、画質もさらに向上しており。DLSS 4の採用は、従来よりも早いペースで進んでおり、3月の時点で100以上のゲームやアプリがマルチフレーム生成に対応し、今後も多くのタイトルが対応予定である。

 GeForce RTX 5090 Laptop搭載ノートPCは、DLSS 4対応ゲームならRTX 4090 Laptop搭載ノートPCの2倍程度のパフォーマンスを実現している。また、調査によるとゲーミングノートPCユーザーの70%がRTX 30シリーズまたはそれ以前のGPUを使っているため、GeForce RTX 50 Laptopシリーズに乗り換えることは大きな性能の飛躍となる。

【NVIDIA シニア テクニカル マーケティング マネージャーのプレゼン】
GeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズの概要。5070 Laptop GPUは、先代の最上位である4090 Laptop GPUの性能を半分の電力で実現し、2倍大きなAIモデルを2倍高速に実行できるという
GeForce RTX 50シリーズに採用されているGPUアーキテクチャ「Blackwell」の概要。第5世代のTensorコアと第4世代のRTコアを搭載した他、Laptop GPUシリーズでは省電力機能の「Max-Qテクノロジー」もさらに進化し、電力効率が最大2倍向上した
DLSS 4では、16分の1のピクセルを描画するだけで、残りの16分の15のピクセルをAIで生成できる
DLSSの効果。DLSSオフでは24fpsだったものが、DLSS 2の超解像度を有効にすると53fpsに、DLSS 3.5のフレーム生成+レイ再構成を有効にすると99fpsに、DLSS 4のマルチフレーム生成+Transformerモデルを有効にすると168fpsまでフレームレートが向上する
DLSS 4は現時点で100を超えるゲームやアプリが対応しており、リリース済みのタイトルもアップデートによって今後対応が進む予定
今後登場予定のDLSS 4対応ゲーム
GeForce RTX 5090 Laptop搭載ノートPCのパフォーマンス。DLSS 4対応ゲームならRTX 4090 Laptop搭載ノートPCの2倍程度のパフォーマンスを実現している
調査によるとゲーミングノートPCユーザーの70%がRTX 30シリーズまたはそれ以前のGPUを使っているため、GeForce RTX 50 Laptopシリーズに乗り換えることは大きな性能飛躍となる
今回発表されたGIGABYTEのGeForce RTX 50 Laptopシリーズ搭載ゲーミングノートPC

RTX 50 Laptopシリーズを搭載したゲーミングノートPCの新製品、5モデルを発表

 続いて、GIGABYTE 日本エリアノートPC営業担当のマービン氏が、今回発表された新製品を紹介した。以下はその要旨である。

 2025年のGIGABYTEのゲーミングノートPCは、クリエイター系にも向いた「AERO」、ハイエンドモデルの「AORUS MASTER」、メインストリーム向けの「AORUS ELITE」、エントリー向けの「GIGABYTE GAMING」の4シリーズとなる。AUROS 18/16のRTX 5090モデルとRTX 5080モデルはすでに日本で発売済みで、AUROS 18は英語キーボード、AUROS 16は日本語キーボードである。AUROS 16のRTX 5090モデルは、67万円程度で販売されており、他社製品に比べると若干安い。RTX 5070 Ti搭載モデルは4月19日から順次発売予定である。AORUS ELITE 16は、筐体はAORUS MASTER 16とほぼ同じだが、素材が違い、価格帯が少し下がっている。AORUS ELITE 16は5月中旬発売予定で、価格は35万円からとなる。

 AEROは、ライフスタイル、日常生活でも使いやすいノートPCを目指して、従来よりも価格を下げた。また、重量が1.9kgと軽いこともAEROの特徴である。GIGABYTE GAMINGは、エントリー向けのゲーミングノートPCで、コストパフォーマンス重視の学生や初心者ゲーマー向けである。さらに、今年のGIGABYTEのゲーミングノートPCは、すべて新しいAIソフトウェアが搭載されている。

 AERO X16は、Ryzen AI 300シリーズを搭載したGIGABYTE初のCopilot+ PCであり、マイクロソフトとも協業してアピールしていきたい。GIGABYTEが、Ryzen搭載ノートPCを発売するのも4年振りとなる。ハイエンドモデルは、Ryzen AI 9 HX 370とRTX 5070 Laptop、価格を抑えたモデルはRyzen AI 7 350とRTX 5070 Laptopとなる。AERO X16は、5月上旬発売予定で、価格は27万円程度からとなる。今回発表された製品はすべてDolby Atoms対応である。

 ハイエンドモデルのAUROS MASTERシリーズは18型と16型があるが、大型ベイパーチャンバーを採用と4つのファンを搭載するなど冷却性能にこだわっており、最大270Wの放熱性能を実現。RTX 5090 LaptopやRTX 5080 Laptopの性能を十分引き出せる。ゲームでよく使われるWASDキー周りの温度を下げる「WASDアイスタッチエリア」設計を採用し、快適にゲームをプレイできる。18型はMini LED液晶、16型は有機ELパネルだが、どちらもWQXGA/240Hz対応である。サウンドにもこだわっており、18型は6つのスピーカーを搭載、16型は4つのスピーカーを搭載している。

 GAMING A16は、今年力を入れて販売していきたいと考えているエントリー向けのゲーミングノートPCであり、Ryzen 7 260搭載モデルとCore i7-13620H搭載モデルがある。Core i7-13620H+RTX 4050 Laptop搭載モデルはすでに発売中だが、Ryzen 7 260+RTX 5070 Laptop搭載モデルの発売は5月中旬、価格は26万円からの予定である。

【GIGABYTEのゲーミングノートPC新製品の紹介】
GIGABYTEの2025年のゲーミングノートPCの製品一覧
GIGABYTEの2025年のゲーミングノートPCの製品ロードマップ。前世代ではなかったAMDのRyzen搭載機が登場している
GIGABYTEのゲーミングノートPC 2025年モデルの特長は「こだわり抜かれた筐体デザイン」「最強の視聴体験」「本格のAIソリューション」の3つである
プロフェッショナルゲーマー&クリエイター向けが「AORUS」、Z世代のストリーマー&ライフプレイヤー向けが「AERO」、ゲーム愛好者&初心者向けが「GIGABYTE GAMING」である
各シリーズのターゲットユーザー
AERO X16は、CPUとしてRyzen AI 9 HX 370またはRyzen AI 7 350を搭載し、GPUとしてRTX 5070 Laptopを搭載する
AERO X16は、NVIDIA Studioの認定も取得しており、クリエイターにも向く
AERO X16の特徴。ボディカラーはスペイスグレーとルーナーホワイトの2色が用意されている。ゲーミングノートPCとしては重量も1.9kgと軽い
ハイエンドゲーミングノートPC「AORUS MASTER」シリーズ
AORUS MASTER 18/16の特徴。270Wという高い放熱性能が売りの一つだ
天板にはNIL技術によって作成されたAORUSロゴがあり、虹色に輝く
AORUS MASTER 18には4つのファンが搭載されている
さらに大型のベイパーチャンバーを採用
ゲームでよく使われるWASDキー周りの温度を下げる「WASDアイスタッチエリア」設計を採用
18型モデルのAORUS MASTER 18は、WQXGA/240HzのMini LED液晶を搭載
16型モデルのAORUS MASTER 16は、WQXGA/240Hzの有機ELを搭載
18型モデルのAORUS MASTER 18は、6つのスピーカーを搭載し、臨場感あふれるサウンドを実現
18型モデルのAORUS MASTER 18は、4つのスピーカーを搭載
コスパフォーマンス重視の「GIGABYTE GAMING」シリーズ
GIGABYTE GAMING A16は、パワフルでコンパクトであり、使い心地も最高である
GIGABYTE GAMING A16の特徴
GIGABYTE GAMING A16には、Ryzen 7 260搭載モデルとCore i7-13620H搭載モデルがある
GIGABYTE GAMING A16はキーボードにもこだわっている

GIGABYTE独自のAIソフトウェア「GiMATE」を搭載

 GIGABYTEは、AIにも力を入れており、今回発表された新製品にはすべてGiMATEと呼ばれるGIGABYTE独自のAIソフトウェアが搭載されているほか、キーボードにGiMATEを呼び出すための専用ホットキーが用意されている。

 GiMATEは、ハードウェアに関する設定などを、対話形式で行ってくれるもので、ローカルで動作する。一般のLLMのように、汎用の問いかけができるわけではないが、例えば、ファンの音が大きいので気になるときには、GiMATEを呼び出して「ファンの音を落としたい」と入力すれば、自動的にファンの設定が静音モードに変更される。

 また、従来からAIを活用したCPU/GPU性能の自動調整機能や冷却機能はあるが、それらもより機能が向上したほか、新たにAIを活用したオーディオの最適化やノイズ除去、覗き見防止機能も追加された。さらに、Stable DiffusionやFlux AIなどの生成AIモデルを簡単に利用できるようにするGiMATE Creatorも搭載されている。GiMATE Creatorを使えば、各種の生成AIモデルを共通のインターフェースで利用できるようになり、初心者でも気軽に画像生成などを行うことができる。

【GIGABYTE独自のAIソフトウェア】
キーボード右上にCopilotキーとは別に独自のGiMATEホットキーを搭載
GiMATEはネット接続不要で、ユーザーが出した指示を理解しハードウェアの設定が可能
また、AIによるCPU/GPU性能の自動調整機能や冷却制御も可能
AIによるオーディオの最適化やノイズ除去、覗き見防止機能も用意されている
GiMATE Creatorを使うことで、Stable DiffusionやFlux AIなどの生成AIモデルを簡単に利用できる
GiMATEに「ファンの音を落としたい」と入力すると、自動的にSmart Coolingの設定を「サイレントファン」に変えてくれる
実際に「TOKYO station in autumn,waterpainting」というプロンプトで画像を生成させてみたところ。あまり東京駅らしくはならなかった

27型WQHD/500Hz対応QD-OEDゲーミングモニターと24型4K/240Hz対応QD-OLEDゲーミングモニターも登場

 最後に、GIGABYTE アジアパシフィックエリアのモニター製品プロダクトセールスマネージャーのローレンス氏が、ゲーミングモニターの新製品を紹介した。以下はその要旨である。

 今回発表されたゲーミングモニターは、AORUS FO27Q5P(以下FO27Q5P)とGIGABYTE MO27U2(以下MO27U2)の2製品である。どちらもCESで発表された製品だが、発売はこれからになる。FO27Q5Pは、リフレッシュレート500Hzに対応した27型QD-OLEDゲーミングモニターであり、解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)である。DP 2.1(Display Port 2.1)に対応したフラッグシップモデルである。MO27U2は、GIGABYTE初の4K/240Hz対応27型QD-OLEDゲーミングモニターであり、166ppiという高精細な画面を実現している。MO27U2は、DCI-P3色域を99%カバーしており、Pantone認証も取得しているので、クリエイターにも最適である。

 OLEDモニターは、画面の焼き付きが心配になるが、どちらの製品にも、GIGABYTE独自の冷却機構とAIによる「OLEDケア」が搭載されており、焼き付きを防いでいる。まず、冷却については、熱伝導率に優れたグラフェン放熱フィルムと四面換気、カスタムヒートシンクによりファンレスで高い冷却性能を実現。OLEDケアでは、固定表示部分の輝度を下げたり、1ドットずつ表示をずらすなど、さまざまな手法により、焼き付きを低減する。

 また、Night VisionやUltra Clearなどのゲームを快適にプレイするための機能も多数搭載している。27型モニターを24型相当として使うことができるタクティカルスイッチも2.0に進化し、解像度だけでなくアスペクト比も16:9、4:3、5:4から選べるようになった。MO27U2の発売時期は現在調整中で、価格は15万円からの予定で、FO27Q5Pは発売時期、価格ともに調整中とのことだ。

【ゲーミングモニター新製品の紹介】
GIGABYTEは2024年に世界で初めてDP 2.1対応のゲーミングモニター「FO32U2P」を発表し、高く評価された
2025年に登場する画期的なゲーミングモニターが「AORUS FO27Q5P」と「GIGABYTE MO27U2」の2製品だ
FO27Q5Pは、世界初のWQHD/500Hz対応OLEDモニターであり、VESA DisplayHDR True Black 500をクリアしている
WQHDでリフレッシュレート500Hz対応というのは、現時点で最速である
VESA DisplayHDR True Black 500を達成しており、没入感のある視聴体験が得られる
従来のDP 1.4の2.5倍となる80Gbpsの帯域幅を実現しているDP 2.1に対応
FO27Q5Pの特徴。世界で最も速いWQHD QD-OLEDモニターである
FO27Q5Pのスペック
MO27U2の主な特長。27型でUHD(4K)を実現。166PPIという精細度を誇る。また、Pantoneの認証を取得しており、色の再現性も高い
MO27U2は、GIGABYTE初となる27型4Kゲーミングモニターである
DCI-P3色域を99%カバーしており、Pantone認証も取得しているので、クリエイターにも最適
MO27U2の特徴
MO27U2のスペック
両製品ともOLEDの焼き付きを防ぎ、寿命を延ばす技術が搭載されている
熱伝導率に優れたグラフェン放熱フィルムと四面換気、カスタムヒートシンクによりファンレスで高い冷却性能を実現。焼き付きリスクを軽減する
焼き付きをAIによって抑える「OLEDケア」を搭載
ゲームを快適にプレイするための機能も多数搭載
タクティカルスイッチ2.0では、24型モードを使えるだけでなく、4:3や5:4の新しい解像度も選べるようになった
左がMO27U2の特徴、右がFO27Q5Pの特徴である

ゲーミングノートPCとゲーミングモニターの実機が展示

 会場には、今回発表された新製品が展示されていた。なお、27型WQHD/500Hz対応QD-OEDゲーミングモニター「FO27Q5P」はまだ試作機であり、一部の機能が実装されていないとのことだ。FO27Q5Pは、発売時期も未定とされており、今年の夏以降になると思われる。

【会場に展示されていた新製品】
「AERO X16」のスペイスグレーモデル
「AERO X16」のルーナーホワイトモデル
「AERO X16」のスペック。Ryzen AI 7 350とGeForce RTX 5070 Laptopを搭載し、16型WQXGA/165HzIPS液晶を採用、ストレージの空きスロットは1スロットである(ボードに書かれているスペックは間違い)
18型Mini LED液晶を搭載したハイエンドモデル「AORUS MASTER 18」
「AORUS MASTER 18」の右側面
「AORUS MASTER 18」の左側面
「AORUS MASTER 18」のスペック。Core Ultra 9 275HXとGeForce RTX 5080 Laptopを搭載。18型のWQXGA/240Hz対応Mini LED液晶を採用
「AORUS MASTER 18」の冷却機構の展示
「AORUS MASTER 18」の冷却ユニット。銅製の大型ベイパーチャンバーを採用
16型OLED搭載のハイエンドゲーミングノートPC「AORUS MASTER 16」
「AORUS MASTER 16」の天板。NIL技術によるAORUSロゴが輝く
「AORUS MASTER 16」のスペック。Core Ultra 9 275HXとGeForce RTX 5090 Laptopを搭載。16型のWQXGA/240Hz対応有機ELを採用、ストレージは1TB M.2 PCIe Gen5 SSDで、空きスロットは1スロットが正しい(ボードに書かれているスペックは間違い)
クリエイター向けの「AORUS ELITE 16」
「AORUS ELITE 16」の右側面
「AORUS ELITE 16」の左側面
「AORUS ELITE 16」のスペック。Core Ultra 9 275HXとGrForce RTX 5070 Laptopを搭載。16型WQXGA/165HzのIPS液晶を採用。最大Graphics Powerは115W(ボードに書かれているスペックは間違い)
エントリー向けのゲーミングノートPC「GAMING A16」
「GAMING A16」の右側面
「GAMING A16」の左側面
「GAMING A16」のスペック。Ryzen 7 260+GeForce RTX 5070 Laptop搭載モデルとCore i7-13620H+GeForce RTX 4050 Laptop搭載モデルがある。展示されていたのは、Core i7搭載モデル。どちらも16型WUXGA/165Hz対応のIPS液晶を採用。Ryzenモデルの最大Graphics Powerは80W(ボードに書かれているスペックは間違い)
世界最速の27型WQHD/500Hz対応QD-OEDゲーミングモニター「FO27Q5P」
「FO27Q5P」の背面
OSDメニューも見やすい。タクティカルスイッチも2.0に進化し、さまざまなアスペクト比を選択できるようになった
24型4K/240Hz対応QD-OLEDゲーミングモニター「MO27U2」。非常に鮮やかで精細な表示が可能
「MO27U2」の背面