【特別企画】
1人1台の時代到来! Switch版「Apex Legends」&ASTROシリーズでゲーミングヘッドセットの重要性を息子と検証してみた
2021年4月5日 00:00
プロゲーマーからに支持されるプログレードの「A40 TR」
「A40 TR」のTRは、Tournament Readyの略で、文字通り、プロトーナメントを目指す人に向けて設計されたハイエンドモデルであり、さまざまな大会でも使われている。標準状態の「A40 TR」は、「A10」や「A20 WIRELESS」と似た装着感のイヤーパッドを採用しているが、オプションの「Mod Kit」を購入することで、合成皮革のノイズキャンセリングタイプのイヤーパッドやボイスアイソレーションマイク、音漏れを防止できるクローズドバックスピーカータグに交換が可能で、一気に競技用という側面が強くなる。周波数特性は20Hz~20kHzであり、他のモデルと同じだが、プロゲーミング向けにチューニングされたドライバが使われているようだ。
本体以外にインラインミュートケーブルとパソコンスプリッタが付属している。インラインミュートケーブルは、A40 TR本体とゲーム機などを接続するためのケーブルで、長さは約2mである。A40 TR側に接続するプラグの近くにミュートスイッチが用意されており、他人と会話する場合など、ゲーム機本体を触らずに再生音をミュートできる。ケーブルを除く重量は369gであり、4モデルの中では2番目に重いが、それでも長時間装着していても苦にならない重さだ。A10とA20 WIRELESSは、スライダーをスライドさせることしかできないが、A40 TRはそれに加えてイヤーパッド部分をねじることが可能であり、より耳にフィットさせることができる。スライダーの調整範囲は左右それぞれ約3cmである。さらにマイクについては、好みで左右どちらにも付けられるようになっている。
A40 TRをワイヤレスにした究極モデル「A50 WIRELESS」
最後に参考として紹介するのが、息子が愛用している「A50 WIRELESS」だ。長く酷使しているため、ヘッドバンドの中央パーツが外れてしまっているが、問題なく動作している。耐久性もさすがプログレードといえる。A50 WIRELESSは、基本的にA40 TRのワイヤレス版であり、A50 WIRELESSとそれを載せるベースステーションから構成されている。ベースステーションは、トランスミッターと充電台の機能を兼ねているだけでなく、MIXAMP機能や3Dオーディオ機能もサポートしており、低遅延のボイスチャットを実現する。もちろん、マイクは他のモデルと同様に、跳ね上げるとミュートになるフリップ式である。
「A20 WIRELESS」と同じく、2.4GHz帯の独自無線方式を採用しており、到達距離は15mである。対応機種はPS4またはPCであり、ベースステーションの後ろのスライドスイッチでモードを変更する。Switchは公式にはサポートされていないが、スライドスイッチをPCモードにしたところ、Switchでも問題なく動作した。
重量は380gと、今回の4モデルの中では一番重いが、装着感が優れているためあまり重さを感じない。A40 TRと同様に「Mod Kit」が用意されており、イヤーパッド部分やヘッドバンドのクッション部分を交換できる(ただし、スピーカータグやマイクの交換はできない)。イヤーパッド部分をねじれるようになっているのも、A40 TRと同じだ。A20 WIRELESSと同様にリチウムポリマー電池が内蔵されているが、いちいちUSBケーブルを繋がずに、ベースステーションに載せるだけで充電ができるのはとても便利だ。