【特別企画】

1人1台の時代到来! Switch版「Apex Legends」&ASTROシリーズでゲーミングヘッドセットの重要性を息子と検証してみた

まずはここから。廉価ながら性能は十分なエントリーモデル「ASTRO A10」

 「A10」は、ASTRO Gamingのゲーミングヘッドセットの中ではエントリーモデルとして位置づけられる有線タイプのモデルであり、直販サイトでの価格も7,150円(税込)と低価格だ。ドライバーは直径40mmで、ネオジウムマグネットを採用。本体のみの重量も346gとゲーミングヘッドセットとしては軽い。周波数特性は20Hz~20kHzであり、人間の可聴域をすべてカバー。マイクはフリップ式で、上に持ち上げると自動的にミュートになるので便利だ。ボディカラーは、グレー/レッド、グレー/ブルー、ホワイト/ブルーの3色のほか、「コール オブ デューティ ブラックオプス:コールドウォー」コラボモデルがある。今回試用したのはグレー/ブルーモデルだ。

 本体以外にインライン音量コントロールケーブルとパソコンスプリッタが付属している。インライン音量コントロールケーブルは、A10本体とゲーム機などを接続するためのケーブルで、長さは約2mである。A10側に接続するプラグの近くに音量コントロールつまみが用意されており、ゲーム機本体を触らずに音量を調整できる。

 左右のイヤーパッドは耳をしっかり覆うタイプだが、完全な密閉型というわけではなく、周りの音も十分聞こえる。ヘッドバンドとイヤーパッドを繋ぐスライダーの調整幅は左右それぞれ3cm程度である。

【A10のパッケージ内容物や外観】
A10のパッケージ
A10のパッケージの中には、A10本体とインライン音量コントロールケーブル、パソコンスプリッタが入っている
A10本体
ゲーム機などとA10を接続するためのインライン音量コントロールケーブル
インライン音量コントロールケーブルは、ゲーム機側(上)とA10側(下)ではプラグの極数が違っており、ゲーム機側が4極、A10側が5極となっている
インライン音量コントロールケーブルは途中に音量コントロールつまみが用意されている
パソコンスプリッタ。マイク端子とヘッドホン端子が別々に用意されているパソコンの場合は、このスプリッタ経由でA10を接続する
右のイヤーパッド部分。これはスライダーの長さを最も縮めた状態
右のスライダーの長さを最も長くした状態
左のイヤーパッド部分。これはスライダーの長さを最も縮めた状態
左のスライダーの長さを最も長くした状態
ヘッドバンド部分。中央にスポンジ製のクッションがある
イヤーパッド部分
A10を下から見たところ
A10を上から見たところ
左のイヤーパッド部分の下側にケーブルを繋ぐためのジャックがある

ケーブルに煩わされたくない! ワイヤレスタイプ「A20 WIRELESS」

 「A20 WIRELESS」は、その名の通り、ワイヤレスタイプのゲーミングヘッドセットである。ワイヤレスタイプの最大のメリットはケーブルに煩わされず、自由な場所でゲームを楽しめることだ。特にゲームコンソールをリビングで遊ぶ場合など、ワイヤレスヘッドセットはとても便利だ。「A20 WIRELESS」では、無線方式として2.4GHz帯の独自方式を採用しており、到達距離は15mと室内で使う分には十分だ。周波数特性などのヘッドセットとしての基本機能は「A10」とほぼ同じで、ドライバーは直径40mmで、ネオジウムマグネットを採用。本体のみの重量は318gであり、A10よりもさらに軽い。A10と同様に、マイクはフリップ式で、上に持ち上げるとミュートになる。良いこと尽くめの「A20」だが、お値段は15,180円(税込)とそれなりになる。

 本体以外にUSBトランスミッター、充電用のUSB-A-USB-Cケーブルが付属している。USBトランスミッターの対応機種はPCとPS4/PS5であり、Switchは公式には対応外なのだが、実際に試したところPCモードで問題なく動作した。バッテリーとしてリチウムポリマー電池が内蔵されており、同梱のUSBケーブルによって充電が可能だ。3.5時間の充電で15時間以上は動作するので、バッテリーの持ちについても合格点をつけられるだろう。

 また、音量バランス調整つまみとEQボタンが用意されていることも特徴だ。音量バランス調整つまみは、PCと接続した際には、ボイスとゲーム音のバランスを調整できるのだが、PS4やSwitchなどのゲームコンソールに接続した場合は、単なる音量調節つまみとなる。

 イコライザーについては、ゲーミング用で低音重視の「ASTRO」、ゲーム配信やプロ用で中高音を重視した「PRO」、映画・音楽鑑賞用の「STUDIO」という3種類のプリセットが用意されており、EQボタンで切り替えが可能。これはSwitchでも利用できるので便利だ。

 A20 WIRELESSも、スライダーをスライドさせて長さを調整することができる。調整範囲はA10とほぼ同じだ。

【A20 WIRELESSのパッケージ内容物や外観】
A20 WIRELESSのパッケージ
A20 WIRELESSのパッケージの中には、A20 WIRELESS本体とUSBトランスミッター、USB-AーUSB-Cケーブルが入っている
A20 WIRELESS本体
USBトランスミッター。モードを切り替えるためのマルチファンクションボタンが用意されている
充電用のUSB-AーUSB-Cケーブル
右のイヤーパッド部分。これはスライダーの長さを最も縮めた状態
右のスライダーの長さを最も長くした状態
左のイヤーパッド部分。これはスライダーの長さを最も縮めた状態
左のイヤーパッドのスライダーの長さを最も長くした状態
ヘッドバンド部分。クッションはA10とは逆に中央が凹んでいる
イヤーパッド部分
右のイヤーパッド部分には、音量バランス調整つまみと音質を切り替えるEQボタン、電源ボタンが用意されている
A20 WIRELESSを下から見たところ。右のイヤーパッド部分の下側に内蔵バッテリーを充電するためのUSB Type-Cポートがある
付属のUSBケーブルを使って内蔵バッテリーを充電しているところ。SwitchドックのUSBポートからでも充電可能
A20 WIRELESSを上から見たところ