【特別企画】
【特別企画】ゲームのサブスク「Xbox Game Pass」のあるPCゲームライフ
AAAタイトルも4Kで全部サクサク! Xbox Game Pass同梱GALLERIAでPCゲームの未来を手に入れよう
2020年6月26日 00:00
映画やアニメなどデジタルコンテンツのサブスクリプションサービスがここ数年で一気にメインストリームになりつつある。サブスクリプション(サブスク)とは、「利用料金を支払うことで一定期間サービスを利用できる」サービスのことで、すでに音楽や映像、コミックの分野ではすでにNetflixやAmazonプライム、Spotifyのような月額サービスがお茶の間を席巻している。気が付けば、あまりネットに詳しくない両親も使っていたりして、その浸透度の高さには驚くばかりだ。
サブスクのいいところは、“マストバイ”と“興味なし”の間にある、“ちょっと気になるけど買うほどではない”、という広大なエリアのコンテンツに気軽に手が届くことだ。これまでは、体験版や期間限定の無料配信、格安セールがそんなコンテンツへの架け橋だったが、サブスクリプションなら、期間も費用もプレイ制限も気にすることなく、気分次第でいくらでも“つまみぐい”が可能だ。
我らがゲームの分野でも、数年前から少しずつサブスクサービスがスタートしているが、その相性の良さから爆発的にユーザーを増やしつつある。“ゲームのサブスク”の分野でトップを独走するのがMicrosoftが提供するXbox Game Passだ。2017年のサービス開始からわずか3年でその利用者は1,000万人を突破。Xboxビジネスの中核をなすサービスに成長している。
そして2020年4月14日には、いよいよ日本マイクロソフトが、XboxコンソールとWindowsの両方で遊べる「Xbox Game Pass」の日本での提供を開始した。このサービスの特徴は、XboxコンソールとPC両方で利用できるところだが、サービス内容はそれぞれ微妙に異なっている。
これまでコンソール用、つまりXbox One向け「Xbox Game Pass for Console」については、様々な特集記事で情報を紹介してきたので、今回は国内でいち早くXbox Game Passを同梱した「GALLERIA XF Xbox Game Pass for PC同梱パソコン」をお借りして、注目のサブスクサービス「Xbox Game Pass for PC」について、ゲームを遊ぶために必要な手続きや、サービスの詳細を紹介しつつ、サブスクでゲームを遊ぶ楽しさをお届けしたい。
初月は100円! 月425円で150タイトル以上が遊び放題
まずは改めて「Xbox Game Pass」がどんなサービスなのかを紹介したい。このサービスはマイクロソフトがXbox OneとWindows 10 PCに向けて提供しているゲームの月額制遊び放題サービスだ。「Halo」や「Gears」、「Minecraft」と言ったXbox Game Studiosの人気シリーズはもちろんのこと、ロックスターゲームスやセガといった大手メーカーのAAAからインディまで100以上のタイトルを自由に遊ぶことができる。クロスプラットフォームでのサービスだが、その中身はコンソール用とPC用に分かれており、ラインナップにも多少の違いがある。
実は北米では2017年6月にローンチされており、日本からは遊べないというもどかしい状態が続いていたのだが、今年4月についに日本でのサービスがスタートした。今後発売されるファーストパーティのタイトルは、原則ラインナップに追加される予定だ。つまり、Xbox Game Passなら今後「Halo」や「Forza」の新作をサブスク料金だけでプレイする事ができるのだ。
for PCについては現在はまだベータ中と言うこともあり、初月は100円、以降は425円で利用することができる。ただしこの価格は期間限定のものになるので、どうせなら早く遊び始めたほうがよりお得に遊ぶことができる。決済方法はクレジットカードのみ。「Xbox Game Pass」には18歳以上という年齢制限が付けられている。
これは、海外のサービスと同様にZ指定のゲームを提供するためだ。すでにMicrosoftアカウントに紐付けられたサービス(例えばOffice 365など)を利用している場合には、そこに紐付けられているクレジットカードをそのまま使うことができる。
目移り必至! Xbox Game Pass日本版のラインナップ紹介! 新着ゲームもどんどん登場
「Xbox Game Pass」で遊べるタイトルは、6月19日現在で283タイトル。「Xbox Game Pass」のライブラリページを見てもらえれば分かるが、XboxコンソールとPCで遊べるタイトルのラインナップには多少違いがある。Xboxコンソールで遊べるゲームが155タイトル、PC向けゲームが165タイトルと、PC用の方がやや多くなっている。「Minecraft Dungeons」と「Minecraft Dungeons - Windows 10」のようにプラットフォームごとにエディションが存在しているタイトルもある。
遊べるゲームのジャンルはシューティング、シミュレーション、インディ、アクションおよびアドベンチャー、クラシック、パズル、プラットフォーマー、PRG、戦略、スポーツ及びレーシングの10種類。
シューティングには「Gears」シリーズ、「Halo」シリーズ、「METRO」シリーズ、「RAGE 2」、「ウルフェンシュタイン: ヤングブラッド」など最新作から過去のシリーズまで揃っている。
シミュレーションは都市開発ゲーム「Cities: Skylines」や、動物園経営ゲーム「Zoo Tycoon」からやりたい放題のヤギになる「Goat Simulator」や手段を選ばない引っ越しゲーム「Moving Out」のようなハチャメチャなゲームまでバラエティ豊かだ。インディジャンルも負けず劣らず個性豊か。名作「UNDERTALE」からハトが相手の恋愛ゲーム「Hatoful Boyfriend」まで、何が出るか分からない福袋のようだ。
アクションおよびアドベンチャーには、発売されたばかりの「Minecraft Dungeons」や、アーティスティックな画面に目を奪われる「Ori and the Will of the Wisps」、映画を原作にした「シャドウ・オブ・ウォー」と「Blair Witch」、Xbox 360の名作「Alan Wake」などビジュアル的に印象的な作品が並ぶ。またまだまだ数少ない国産タイトルとして「Yakuza Kiwami(邦題:龍が如く 極)」と「Yakuza 0(邦題:龍が如く0 誓いの場所)」、「Bloodstained Ritual of the Night」などもラインナップに加わっている。
RPGは、ペストが流行した中世ヨーロッパを舞台にした「A Plague Tale: Innocence」や、Obsidian Entertainmentが手掛けているオープンワールドSF「The Outer Worlds」などが並ぶ。
ちなみに同じMicrosoftアカウントでログインしているPCであれば、何台にでもインストールして遊ぶことができる。Xbox Live クラウドセーブに対応している一部のゲームは、全プラットフォームでセーブデータを共有できるが、それ以外のゲームはデバイスごとのセーブとなる。一部日本語に対応していないゲームもあるので、インストールする際には確認したほうがよさそうだ。
あれこれとつまみ食いができるのがサブスクのいいところ。今日は時間があるから、平日はカジュアルゲームやアクションゲームを軽く遊んで、週末にはじっくり腰を据えてRPGやシミュレーションと、気分や体調に合わせて、いろいろなゲームを遊んでみれば、予想外の名作に出会うこともあるはずだ。
「Xbox Game Pass for PC」の唯一の難点は、「Xbox Game Pass for Console」がXbox Oneさえ購入すれば100%の動作を保証しているのに対して、「Xbox Game Pass for PC」の場合、手持ちのPCのパフォーマンスが左右されるところだ。「Xbox Game Pass for PC」は上述したようにXbox Oneにも展開されている最新のAAAタイトルも数多く含んでおり、PC版ならではのアドバンテージである60Hzを超えるフレームレートや4K解像度で快適に遊ぶためには、それなりのスペックのゲーミングPCが必要となってくる。
そこでクローズアップされてくるのがXbox Game Pass for PC同梱パソコンだ。Xbox Game Passに必要なスペックを満たしつつ、Xbox Game Passのアプリケーションをプリインストールし、購入後すぐに遊び始めることができる。次の項目では今回お借りした「GALLERIA XF」について紹介していきたい。
国内初のXbox Game Pass同梱パソコン「GALLERIA XF」は、Xbox Game Passを遊び倒せるスペックを搭載
Xbox Game Pass for PC同梱パソコン「GALLERIA」シリーズは、Xbox Game Passを遊ぶためにスペックを満たしているのはもちろん、「Xbox Game Pass for PC」の30日間トライアルが同梱されており、購入してすぐ1カ月無料で遊ぶことができる。しかも、Windows OSのセットアップのような感じで、簡単にセットアップできるようになっている。日本では多くの人がそうだと思うが、ゲームのサブスクが初めてのゲームファンでも安心して始められる1台だ。
今回は、このシリーズの中から、もっとも人気のあるモデル「GALLERIA XF ガレリア XF Xbox Game Pass for PC Bundle Edition」を借りることができたので、Xbox Game Pass for PC同梱パソコンの実力も試しつつ、ラインナップを紹介していきたい。まず今回テストプレイに使ったXbox Game Pass for PC同梱パソコンの詳細も紹介しておこう。スペックは以下のような構成だが、BTOに対応しておりカスタマイズも可能だ。
【GALLERIA XF ガレリア XF Xbox Game Pass for PC Bundle Edition】
CPU:Core i7-9700F
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER 8GB
チップセット:インテル B365 チップセット
メインメモリ:16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2)
ストレージ:512GB NVMe SSD/2TB HDD
光学ドライブ:-
電源:650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
OS:Windows 10 Home 64bit
価格:164,980円(税別)~
製品ページ
CPUは第9世代インテルCoreシリーズのCore i7-9700F。内蔵GPU機能を省いて価格を抑えたモデルで、GPU搭載が必須のゲーミングPC向けのCPUと言える。コア数とスレッド数は8コア8スレッド。ベースクロックは3.0GHz、ターボブースト時には4.7GHzとなる。
GPUは性能とコストのバランスの良さから現在メインストリームになっているRTX 2070 Super。4KやVRはもちろん、レイトレーシングにも対応しており、「Minecraft for RTX」のような次世代の映像体験をしっかりサポートしてくれる。
メモリは標準で16GB、ストレージは512GBのNVMe SSDなので、大容量ゲームもシステムディスクへインストールすることができる。前面にはUSB3.0が2つ、背面にはUSB2.0が2つ、USB3.1 Gen1が1つあり、PC界を代表するゲームコントローラー「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」(参考記事)をはじめ、多様なゲーミングデバイスの接続が可能だ。
PCゲームと言えば、マウス&キーボードで遊ぶ印象が強いかもしれないが、Xbox Oneコントローラーを使えば、コンソールと同じプレイ感覚で遊ぶことができる。ほとんどのゲームは、ただコントローラーを接続してどれかのボタンを押せば、自動的に画面がコントローラーモードに切り替わる。キーコンフィグ可能なゲームなら遊び慣れたボタン配置に変更することもできる。
ゲーム実況や動画作成はもちろん、リモートワークから子どものプログラミング学習まで、あらゆるニーズに応えてくれるのはPCならではの強みだろう。最新ゲームが続々と追加されていく「Xbox Game Pass」のゲームが全て動くと言うことは、現在世にあるゲームはほぼ全て快適に遊べると言っても過言ではない。周辺機器の多彩さや、パーツを交換することで性能をカスタマイズできるのもPCの大きなメリットだ。
どのくらい快適に遊べるのか、フレームレートを検証してみた
このGALLERIA XFが実際にどのくらいの性能なのか「Xbox Game Pass for PC」のラインナップからいくつかのタイトルをプレイしてフレームレートを計測してみた。使用したのはASUSのフルHD144Hzゲーミングモニター「TUF GAMING VG259Q」とBenQの4Kモニター「EL2870U」。どちらもDisplay Portで接続してfrapsで約60秒間のプレイを記録して、5回の平均値を算出した。
まずはMicrosoftのファーストパーティーグループXbox Game Studiosに所属するObsidian Entertainmentが開発した「The Outer Worlds」をみていきたい。「The Outer Worlds」は、宇宙に点在するコロニーを巡って、物語を紡いでいくSFRPG。緻密に作りこまれた色彩豊かな独自の生態系を持つオープンワールドの世界には多くの住人が住んでおり、誰から依頼を受け、誰の願いをかなえるかはプレーヤー次第だ。
この広大な世界での冒険を快適に楽しむには、プロセッサの推奨スペックがIntel Core i7-7700KもしくはRyzen 5 1600、グラフィックボードの推奨スペックがGeForce GTX 1060 6GBもしくはRadeon RX 470と一般的なゲームに比べるとかなり高い水準を求められる。もちろん、Xbox Game Pass同梱パソコンはどちらの基準もクリアしている。画質「ウルトラ」で計測した結果は以下の通り。
フルHDモニターでは、平均フレームレート118.7を記録した。最小フレームレートは82.4で、戦闘中のかなり重いシーンでも快適にプレイできていることがわかる。4Kモニターではさすがに数値が落ちるが、それでも全体としては平均88と、現行の最上位モデルであるXbox One Xの上限である60を大幅に超えるぬるぬるプレイが可能だ。
次に、Moon Studiosが開発しているアクションゲーム「Ori and the Will of the Wisps」での結果を紹介したい。本作は、「オリとくらやみの森」の続編。精霊の少年オリが、幻想的な森の中を旅して離れ離れになってしまった友達を探す。マップの中にいる住民たちに話しかけることで、クエストを受けたり物語を進めていくことができる。絵本のようなタッチで描かれた美しい自然や、愛らしいキャラクター、巨大な敵など印象的なビジュアルが特徴だ。
グラフィックス設定はデフォルトのまま、フレームレート制限を199にして計測してみた。フルHDモニターでは、ほぼ設定した上限値に張り付いたフレームレートを記録した。4Kモニターではこちらもやや数値が落ちているが、それでも平均105.4と十分なフレームレートで滑らかなプレイが可能だった。
最後にマイクロソフトの大定番レースゲーム「Forza Horizon 4」の検証結果を紹介したい。「Forza Horizon 4」はイギリスを舞台に、あちこちにあるレースや、ストーリークエストを受けつつレベルを上げていく。マップに示されたレース会場までは、イギリスの美しい田園風景を見ながらもドライブも楽しめる。450台以上の実在する車で、多彩な季節、時間、天候で開催されるレースに挑むことができる。
本作はゲームオプションの中にベンチマークモードがあるので、144hzと4K環境でそれぞれベンチマークを測定してみた。結果は以下の通り。フルHDフルHDモニターでは、パフォーマンス目標をほぼクリアする143fpsを記録。4Kでも同様に目標値の60fpsを達成しており、モニターの能力をフル活用していることがわかる。
お気に入りの1本を買う時代から、その日の気分でPCゲームを選ぶ時代がきた!
今回このレポートを書くにあたり、一番最初に落としたのは実は「A Plague Tale: Innocence」だった。というのも、実は前々から気になっていたゲームだったのだ。プレイするまでは、リアルな事件をベースにしたような歴史大作かと思っていたが、実際にプレイすると思っていた以上にファンタジー色が強く、パズル的な要素やクラフトなどゲームとしても遊びごたえのある内容だった。
この「A Plague Tale: Innocence」に関わらず、あまり好みではないイメージイラストのせいで、中に隠れた面白さに気付かない人が多い名作はほかにもたくさんあるはずだ。たとえば、PCだけで遊べる傑作として「Age of Empire」のIとIIが収録されているが、すでに20年以上前のゲームながら、今遊んでも多くの人を虜にした面白さは健在で、時間を忘れてハマってしまった。
それからハトと恋愛する異色の恋愛ゲーム「Hatoful Boyfriend」や、ゾンビシューティングからMMOまで様々な遊び方ができる「Goat Simulator」などは配信を見ることはあっても、なかなか自分で遊ぶ機会はないはずだ。
そんな「Xbox Game Pass」は、毎月新しいゲームが追加されている。最後に、XboxファミリーとWindows 10 PCに向けてローンチが予定されている期待作をいくつか紹介したい。
約14年ぶりとなるシリーズ最新作「Microsoft Flight Simulator」は、全球規模のリアルなフライトが体験できる本格フライトシミュレーター。どこまでも広がる大地を遥か地平線まで遠望できる超高精細な画面はまさに実写。実際の地図をベースに作られる街や大地を見下ろしながら、様々なシチュエーションでのフライトを体験できる。2020年の発売が予定されている。
「Grounded」は、「The Outer Worlds」と同じObsidian Entertainmentの新作サバイバルアドベンチャー。小さくなった少年たちが、自宅の裏庭を舞台に繰り広げる。4人までの協力プレイに対応しており、庭で資源を集めて装備を作ったり、捕まえた虫や採集したキノコを調理したり、クモと戦ったりといった冒険を共有できる。日本での発売は7月29日の予定。
「Wasteland 3」はinXile Entertainmentが開発している、見下ろし視点世紀末RPGシリーズの最新作。シリーズはポストアポカリプスの古典的な作品で、「Fallout」にも影響を与えたと言われる。最新作では、6人のレンジャー部隊を操作し、ターンベースの戦争でキャラクターを育成できる。北米での発売は8月28日。
「Tell Me Why」は、「ライフ イズ ストレンジ」の製作スタジオDONTNOD Entertainmentの最新作ストーリー型アドベンチャー。タイラーとアリソンという双子の兄弟が、特別な絆を使って子ども時代の謎を解き明かしていく。アラスカの美しい街を舞台に、映画のようなドラマティックな世界を体験できる。
コミックスや映画、音楽のサブスクでも、あまり期待せずに見たものが思いのほか面白く、トクをした気分になったという体験は誰しも憶えがあるのではないだろうか。実際に遊んでみなければ、面白かどうか本当のところはわからないゲームだからこそ、たくさんのゲームをつまみ食いできるサブスクというサービスが急速に拡大しているのは当然だと言えるだろう。大容量のストレージ、最高設定の美しい画面で快適に遊べる高いスペックなど、PCはサブスクを遊ぶための条件を十二分に備えている。その日の気分で遊ぶゲームを決める。そんな気軽さでPCゲームと付き合う時代を、Xbox Game Pass同梱パソコンで堪能して欲しい。
なお、Xbox Game Pass for PC同梱パソコンは、今回紹介した「GALLERIA XF」以外にも存在する。下記の特集ページも合わせて参照してみては如何だろうか。
「Xbox Game Pass for PC同梱パソコンGALLERIAシリーズ」の特集ページ
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