インタビュー

【TGS2022】「RPGタイム!」チーム新作はスマホ画面の上下2分割RPG! 「World II World」インタビュー

2つの世界を同時に操作する斬新マルチタスクRPGに

【World II World】

配信日:未定

基本プレイ:無料(アイテム課金制)

 アニプレックスとデスクワークスによるスマートフォン向け新作RPG「World II World(ワールド・ツー・ワールド)」の情報が「東京ゲームショウ2022」の開催に合わせて公開された。

「World II World」のディレクターを務める藤井トム氏

 本作は「2つで1つの物語 × 1つで2つの物語」がキャッチコピーのスマートフォン向け作品だ。開発を手掛けるのは「RPGタイム!~ライトの伝説~」を手掛けるデスクワークス。本作は9年間の開発を経て2022年3月にリリースに至った作品となっているが、同チームの新作情報が8月に急遽発表された。

 「RPGタイム!」が非常に長い期間を経てリリースに至ったタイトルとなっていたため、1人のゲーマーとして「新作はいつ頃リリースされるのだろうか」という一抹の不安を抱えていたが、「東京ゲームショウ2022」にて本作のディレクターを務める藤井トム氏にインタビューすることができた。今回はベールを脱ぎつつある本作について様々な質問を投げかけてきたのでこちらを紹介していきたい。

【「World II World」ティザービジュアル】

上下で画面を分割する前衛的なビジュアルの「World II World」について

 まず「World II World」の概要について紹介していく。まず、本作には世界観の異なる3つの世界が存在している。各世界にはそれぞれ2人ずつ、計6人の主人公キャラクターが用意されており、彼らを操作し滅びの運命から世界を救うことが大きな目的となっている。プレーヤーはスマートフォンを縦に持ち、本作の各世界を冒険していくことになるが、上下に分かれた2つの画面で2つのストーリーが同時に進行するという奇抜なシステムになっている。

 本作のフィールドは左右に広がっており、中央に表示されたキャラクターを左右にスワイプし移動したり、タップしてキャラクターと会話したり、バトルで敵と戦ったりできる。一般的には1画面で1つのキャラクターを操作するものが主流だが、本作は画面が上下に分かれている。つまり画面は2つあり、画面1つにつき1人のキャラクターを操作=2人のキャラクターを同時進行で操作していくこととなる。

 2つのストーリーはそれぞれ異なる物語となっているものの、同じワールド内で進行するストーリーになっている。そのため、上画面および下画面で発生した出来事はお互いの世界に影響し合うのだという。

 RPGであるため敵とのバトルが用意されているが、これに関しても上下がリアルタイムに進行。当然、上画面でバトル中であっても下画面では会話中であったり、下画面で新たな仲間が加わったときに、上画面ではボス戦であったりと、プレーヤーは常にマルチタスクを強いられる。

ブースのモニターではゲーム内の場面が映像として流れていた

2画面でもストーリーをしっかり楽しんでもらうための工夫とは

 筆者は口頭で本作について説明された際に、忙しすぎて一方のストーリーに集中できないのではないかという疑問があった。これについて藤井氏に聞いてみたところ、スマホを触りながら映像を見たり、映像を2倍速で見つつ他の作業をする、といった人が増えていることもあってか、テストをしている段階で「意外にできる」という反応が多かったという。ストーリーについては1つ1つのイベントを短くしたり、伏線などを極力減らすことで、その場で理解できるような構成にしているとした。さらに、上画面と下画面を同時に操作しなければいけないわけではないため、ストーリーに集中するため一方の手を休めたり、バトルはオートモードも搭載しているため、ストーリーをじっくり読むことができたりと、この問題に対する解決策も用意されているようだ。

 「World II World」をスマートフォン向けにリリースすることを決めたきっかけについても聞いた。これに対する理由は大きく2つ存在し、まず1つは縦画面であること。縦に持って遊ぶスマートフォン向けゲームの多くは画面の一部のみを使って操作することが多い。藤井氏はこれが「画面のスペースを持て余しているのではないか?」と感じていたという。縦に持った状態で操作するなら上画面でも操作できるようにしたほうがいいのではという思いがあったのだという。

 また、スマホは画面のどこを触っても操作ができるため、上下2分割しても操作が複雑にならないという理由もあったそうだ。コントローラーを用いる家庭用ゲーム機で、画面を上下に分けた場合コントローラーでの操作が複雑になりかねないが、スマホであれば上画面をタップすれば上のキャラクターが動き、下画面をタップすると下のキャラクターが動くといったように操作が直感的である。

 2つ目の理由としては毎週新たなストーリーを配信して物語を楽しんでもらいたいという狙いがあったようだ。毎週新たなコンテンツを配信するという取り組みは、家庭用ゲーム機よりスマホがより適していると感じ、プラットフォームとしてスマートフォンを採用。さらに本作はTVアニメの放送クールを意識しており、アニメのような感覚で毎週配信されるストーリーを楽しんでほしいという思いもあるという。

気になるガチャ要素についても言及!

 スマートフォン向けの基本無料タイトルであるため課金要素に関しても聞いてみた。本作におけるガチャではバトルのパーティキャラクターが入手できる。

 そもそも本作には前述したように3つの世界、計6人の主人公キャラクターが存在するが、バトルにおいては7名を編成してバトルをする。パーティメンバーはストーリー上でも入手する機会が設けられているが、ガチャではこれらパーティキャラクターが排出され、こちらを使うことでより有利にバトルを進めることもできるようだ。

 なお、前述したようにパーティは最大7名。6種の世界が存在するため全パーティーにキャラクターを採用しただけでも42人が必要になるようだ。筆者もここの数に関しては非常に驚いたが、現段階でのキャラクター数は約100種類以上を用意しているという。

ブースにはSDキャラクターも
ほとんどのキャラクターは立ち姿だったが寝ているキャラクターも。個性豊かな面々が揃っている
6人の主人公キャラクターの中で藤井氏は猪突猛進な性格のフジョー推しとのこと

 非常に前衛的なシステムを採用した「World II World」。上下で同時にストーリーを展開するだけでなく、上画面と下画面のストーリーが1つに交わる展開をはじめ、多彩なギミックを用意しているという。主人公6人以外の登場キャラクターについてなど、明かされていない部分も多いため今後の新情報にも期待したい。なお、9月17日22時より配信される「東京ゲームショウ2022」の公式配信では本作のリリース時期に関する続報も少し公開となるようだ。

【【TGS2022】アニプレックス×デスクワークス 新作RPGタイトル紹介番組】
【アニプレックスブースでは「RPGタイム!」をイメージした教室スペースも】