ニュース
田中理恵さんを招いての発売前最後の「FFXIVプロデューサーレターLIVE」が開催
OBTは8月17日、アーリーアクセスは8月24日から。そのほかにも多数の新情報を公開!
(2013/8/9 00:00)
いよいよ今月27日に発売を控えた、プレイステーション3/プレイステーション4/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」。まもなく始まるフェーズ4は、希望すれば誰でもプレイできるオープンβテスト(OBT)となっており、新規ユーザーにとってパッケージを購入しなくてもプレイできる最後のチャンスになる。そんな中、「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏がファンからの質問に回答する生放送番組「第8回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」が、ニコニコ生放送、YouTube Live、Twitchの3実況サイトを通じて配信された。発売直前ということもあり、番組は3時間に及ぶ長丁場。オープンβやアーリーアクセスの日程を始め、対人エリア「ウルブズジェイル」や釣り、長期間プレイ報酬などたくさんの新情報が公開された。
休憩を挟んだライブ後半では「旧FFXIV」のコアプレーヤーで、NPCカヌ・エ・センナや蛮神ガルーダの声を担当している声優の田中理恵さんが、大好きだというモーグリのぬいぐるみ2個を手にゲストとして登場。プレーヤーからの質問を代弁しつつ、コアゲーマーらしい質問を吉田氏にぶつけていた。吉田氏はこの番組の後、ドイツのケルンで開催されるGamescom、渋谷で行なわれる発売記念イベント、アメリカのシアトルで開催されるPAX Primeに参加してそれぞれの国のファンとともに正式サービス開始を祝う予定だ。
フェーズ4とアーリーアクセスの日程が判明!
今回ユーザーが最も期待していたであろう、フェーズ4の日程は吉田氏によって番組冒頭に発表された。登録するだけで誰でも参加が可能なOBTは8月17日から19日の3日間。パッケージの予約特典としてついてくるアーリーアクセスは8月24日から26日と発表された。
また、フェーズ4については、フェーズ3までのテストに参加していたプレーヤーについては一足早い16日からプレイが可能になる。また、アーリーアクセスと正式サービスの間にはサーバーを閉じず、27日のある時間から正式サービス開始という区切りになる。正式サービスで配布される予定のインゲームアイテムは、そのタイミングでモーグリが配達してくれる。
正式サービス後の課金方法については、現在発表されているクレジットカードと「スクウェア・エニックス Crysta(クリスタ)」以外に、30日と60日のプレイチケットのコードが付いたプリペイドカードがコンビニなどで販売される。カードにはたくさんのデザインがあり「確かコンビニさんによってデザインが違うはずです」(吉田)という力の入れようだ。これらのカードは北米と欧州でも販売される。
また、長期間プレイ報酬として「ベテランリワード」がもらえる。30日の契約では指さしマークの形をしたミニオン「マメット・カーソル」とキャラクターの容姿が変えられる「幻想薬」、60日の契約ではレアなブラックカラーの「耐熱装備支給券」とミニオン「黒チョコチョコボ」が、90日ではアーリマン系のミニオン「タイニーアイ」と、同じくアーリマン系のマウント「アーリマンレゾネーター」がもらえる。これらのアイテムは、実際にプレイした期間ではなく、契約した日数に応じてもらえるので、最初の課金タイミングで90日の契約を結べばすぐに30日、60日、90日のすべてのアイテムがもらえる。
パッケージは有料だが、「旧FFXIV」で遊んでいた人は無料でPC版のクライアントをダウンロードすることができる。さらに正式サービスがスタートする8月27日から9月9日まで無料プレイが可能な「ウェルカムバックキャンペーン」も開催される。
フェーズ4では、PVPエリア「ウルブズジェイル」とハウジングエリアを一部開放
フェーズ4では製品版とほぼ替わらないバージョンがプレイ可能。ただしレベルキャップは20と少し低めに設定されている。吉田氏によれば、フェーズ4は体験版的な意味合いが強いためだという。フェーズ4で作ったキャラクターデータは、そのまま正式サービスに引き継がれる。フェーズ4では、フェーズ3までの内容に加えて対人エリア「ウルブズジェイル」の基礎テストとリムサ・ロミンサにあるハウジングエリアの負荷テストが行なわれる。
「FFXIV: 新生エオルゼア」にはコロセウム、フロントラインという2つの対人コンテンツが実装されるとすでに発表されている。「ウルブズジェイル」はコロセウムの正式名称。場所はリムサ湾に落ちたメテオが作ったクレーターの中にあり、モラビー造船廠から移動できる。
「ウルブズジェイルは“狼の檻”という意味で、3つあるグランドカンパニーが共同で、お互いを鍛え合うために開催しています」(吉田氏)という場所だ。放送内では、対人エリアに入る前にあるロビーを、吉田氏が案内してくれた。ロビーエリアはクレーターに隣接して置かれた廃船と、その周辺に建築された新しい港からできている。港にはエーテライトがあり、廃船の中にはアイテムショップや対人の登録を受け付けるNPCなどがいる。4人対戦、8人対戦などと条件を決めてから申し込むと、コンテンツファインダーに登録されて自動的にマッチングされる。もちろんパーティを組んだ状態での参加も可能だ。
今回のテストは、プレーヤーがどの程度の距離で殴り合うのかをバックエンドから観察し、パケットの精度など基礎的なデータを集めることが目的。そのため、対人専用武器や対人用のアクションなどは実装されないため、バランスは二の次でとにかく殴り合って欲しいということだ。ただ、参加条件はレベル30以上なので、フェーズ4で対人戦を体験できるのはレガシープレーヤーのみとなる。ロビーには誰でも入れる。正式なサービスはパケットを細かく調整して負荷を見た後、パッチ2.1(正式サービス後最初のアップデート)で実装される予定だ。
もう1つのテスト項目のハウジングは、カスタマイズによる負荷を見るテスト。リムサ・ロミンサのハウジングエリアにはあらかじめ開発スタッフによって様々なデザインの家が建てられている。中には入れないが、住宅展示場のノリで見に来て欲しいということだ。