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【Gamescom 2013】「FFXIV: 新生エオルゼア」吉田直樹氏インタビュー

「古城アムダプール」はカンスト後に挑戦する超高難易度ダンジョン

「古城アムダプール」はカンスト後に挑戦する超高難易度ダンジョン

レベル50になってから挑むことになる超高難易度の4人用インスタンスダンジョン「邪教排撃 古城アムダプール」
「旧FFXIV」にもあった「ゼーメル要塞」、「オーラムヴェイル」、「カッターズクライ」はリニューアルで難易度や適正レベルが見直されている

―― 「ダンジョンウォークスルー」の第2弾が公開されましたが、「旧FFXIV」にあったダンジョンの難易度や攻略人数はどうなっているのですか?

吉田氏: 今回「ダンジョンウォークスルー Part2」で出させていただいた大部分が4人で攻略するダンジョンです。8人で攻略するのは1ダンジョンのみで、それ以外は全部4人です。「邪教排撃 古城アムダプール」はレベル50を超えたダンジョンなので、カンストしてシナリオをエンドしてスタッフロールをご覧になった後に挑戦していただくことになります。4人用のダンジョンなのですが、かなり難しくて相当全滅すると思います。「旧FFXIV」で使っていたダンジョンは改めて4人用にマップを改修し、「FFXIV: 新生エオルゼア」のバランスに合わせて長さやギミックの数や難易度を調整しています。ですから、当時はレベル50のダンジョンだったものが、もっと低レベルになっているものもあります。「ゼーメル要塞」も「オーラムヴェイル」も「カッターズクライ」もレベル50用ではないですね。そうは言っても「FFXIV: 新生エオルゼア」の難易度に合わせたダンジョンになっていますので、相当やりごたえはあると思います。

―― レガシープレーヤーが遊ぶと、以前とは違うなと実感できるようなものになっているのですか?

吉田氏: そうですね。「トトラクの千獄」はそこまで変わった印象がなかったと思いますが、レベルの高いダンジョンに行けば行くほど初見状態だと思います。逆に「旧FFXIV」の知識があると、「おかしい、こうじゃないはずなのに」と戸惑うかもしれません。すべてのダンジョンが初めて遊ぶようなコンテンツになっていると思います。

―― コンテンツファインダーについて、今はまだ余裕がありますが、これからハードなコンテンツに挑む時に始まる前や終わった後に、もっとプレーヤー同士が話し合う時間があってもいいのでは?

吉田氏: コンテンツの終了時間は、ダンジョンの難易度に合わせて伸ばしてあります。

―― レベルが上がると時間が長くなるのですか?

吉田氏: そうではなく、全滅の回数に合わせてあります。つまり、全滅してリトライする回数ぶん時間を伸ばしてあげています。「FFXIV: 新生エオルゼア」のコンテンツって、プレーヤーから手を出さなければ襲っては来ないので、その時点で作戦会議をしていただければいいかと思っています。後、ボス前はここからボスですよというゲートが出ているので、必ずそのタームで作戦会議ができるようにはなっています。そのダンジョンのボスを倒した後も、ゲートから出なければ「お疲れ!」というタイミングはありますし、すべてのコンテンツでそうさせていただいたので、ちゃんと対話はできると思います。

―― 未知の採集場所を導入した経緯を教えてください。

吉田氏: 釣り以外のギャザラーは、場所さえ覚えておけば欲しいものがちゃんと穫れるというのが基本コンセプトです。でもずっとそれだけだと波がなくて飽きるわけです。それと「ハイレシピ」という、バトルコンテンツを何度もやらないと達成できないようなリワードに匹敵するだけのクラフトを用意する時に、それがいつでもどこでも穫れるようなもので作れてしまうと経済が破綻するし、コンテンツの寿命がおかしくなってしまいます。その味付けとバランス調整のために入れています。ギャザラーが普段プレイしている時に、見たことがないアイテムが穫れるのは発見だし驚きだと思いますので、常にそんな気持ちを持って欲しいという意味合いもあります。

―― 「フル・アクティブ・タイム・イベント(F.A.T.E)」はどのくらいの規模まで発展させるつもりですか?

吉田氏: 今日新しい動画を1本公開させていただきましたが、あの中にいるベヒーモスとオーディンはF.A.T.E.です。ベヒーモスは受注型ですが、相当な人数を集めて開始しなければだめでしょうね。オーディンは地図にも出ないし、いつ発生するかまったく分からないF.A.T.E.で、あの2つが現状の頂点になります。今後、バリエーションを増やすことはおそらくやると思いますが、あれ以上にシステムを複雑にするのはちょっと違うかなと思っています。F.A.T.E.ってパーティーを組まなくてもワーワー楽しめるというコンテンツとして作っているので、複雑にしたせいで「やっぱりパーティー必須だよね」となってしまうのを避けたいのです。ただ、オーディンとベヒーモスは、半分くらいは腕のいい結構ガチなパーティが4つ、後はワーワーしている人たちでプレイするくらいのバランスにしています。それ以上凝ったことは、アライアンスコンテンツでやろうと思っているので、「クリスタルタワー」の方に期待していただけるといいです。もうマップチェックも終わっていますので。みんなでワーワーできるコンテンツとして調整しています。

―― 「FFIII」ではクリスタルタワーの前に、「古代の民の迷宮」がありますが、「FFXIV: 新生エオルゼア」ではどうなるのですか?

吉田氏: もちろん、同じようにタワーに入るまでも大変だと思います。

―― そこは「FFIII」と同じような形で?

吉田氏: たどり着くだけでも結構苦労すると思います。まずはそこを突破しないとそもそもタワーの本体に入れません。昨日ドイツのメディアの方に「タワーは何階層ですか」と質問されたのですが、「フロアよりもその前に~」という状態です。そこはやるからにはちゃんと再現させていただいて、かつそれがエオルゼアの世界に馴染む設定、バトルコンテンツとして用意させていただければいいかな。最近のMMOってよくインスタンス型と言われますが、もっとワイワイ楽しめるようなものを目指しているので、楽しみにしていただければ。ある程度出せるようになったら、また映像での紹介もしていきます。

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(石井聡)