「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

撃・撃・撃! 「ギャングアタック」と「サバイバル」で銃撃戦満喫!!

 「GTA」シリーズの魅力は乗り物とドンパチだと俺は思う。前回は“おもしろレース”をピックアップして紹介したが、今回はドンパチをたっぷり楽しめる要素として、「ギャングアタック」と、「サバイバル」というコンテンツを取り上げてみたい。

 「GTA Online」でも他の「GTA」シリーズ同様、町中で銃をぶっ放せば警察が飛んできて大騒ぎになる。それはそれで楽しいのだが、倒されるか逃げるかでしか終わらないので、爽快感が足りない。他のプレーヤーとの対戦ができる「デスマッチ」は、キャラクターのランクが直接強さに関係するので、上級者のカモにされやすい。「GTA Online」初心者ではどちらもちょっとツライ、というところだ。

 今回取り上げる「ギャングアタック」と、「サバイバル」はNPCを相手にするもので、数を頼んで攻撃してくる敵を、バリバリ撃ち倒す、無敵気分を味わえるオススメ要素なのだ。もちろんオフラインでは楽しめない、「GTA Online」専用コンテンツだ。今回はこの2つについてのポイントや攻略のコツを紹介するぜ!

【著者近影】
IKE 「ギャング・アタック」の後は自宅で乾杯! ウィスキーで泥酔したRIAはこの直後、新たな能力テレポーテーションで家からかなり離れた街角に瞬間移動した! (ウィスキーを9杯連続で飲み続けると泥酔し意識を失い、見知らぬ街角で突然目を覚ます。外から見ていると、突然キャラクターが消え失せるのだ)
RIAそんでこっちが酔っ払ってる画面。視界がグニャグニャとゆがんでいく。高級マンションでは、ウィスキーの他ワイン、謎の健康ジュースも飲み放題だ。怪しいパイプを吸うこともでき、吸うと視界かチカチカと光る。酔っ払った時のモーションもリアルで、こういう細かいこだわりが楽しい

手軽にドンパチ! 「ギャング・アタック」で気分爽快!

「ギャング・アタック」が行なえるエリアに近付くと、マップ上に赤いサークルが表示される。なお場所ごとに「ギャング・アタック」ができる時間帯が異なるため、時間外にエリアに近付いてもサークルは表示されないことがある
「ギャング・アタック」開始直後にお宝の入った箱「クレート」を発見! 中身は終了した後もしばらくの間、残っているので、見つけたからって慌ててすぐにゲットする必要はないからな。欲張って取りに行って死んだらそれこそ物笑いのタネだぜ

 俺はドライブが大好きだ。暇さえあれば街中や山中、湖の畔などを1人でお気に入りの乗り物で走っている。ただ時には「戦うのも良いかな」なんて思うことがある。その気分にぴったりなのが、「ギャング・アタック」なんだ。

 「ギャング・アタック」はランク18に到達すると遊べるようになる要素で、周辺一帯を牛耳っているギャングや警察にけんかをふっかけ、全滅させたら報酬がもらえるというものだ。街中や田舎道をドライブしていると、突然マップ上に赤いエリアが出現する。そここそがギャング・アタックの開始ポイントだ。この赤いサークルの中心に徒歩で入ると、“ギャングアタック”という表示が出て、敵がいきなり現われ、楽しい銃撃戦のスタートとなる。

 ルールは至ってシンプルで、エリア内に出現するギャングを全員始末するだけだ。ギャングの数は画面の右下に表示される。全員始末すると、通常のジョブと同じようにクリアの画面が表示されて、RPがもらえて終了になる。エリア内には敵と同時に武器や金が入った箱(クレート)がいくつか配置されるので、これ奪うことで、金や武器も手に入る。ギャングアタックは通常のフィールドで行なうので、他のプレーヤーが始めた場合加勢も可能だ。

 ギャングはエリア内の四方から沸いてくる。こちらがやられないためには、常にマップの情報をチェックし、また肉眼でもどこにいるのかきちんと確認しておくことが大事だ。運悪くギャングどもに仕留められてしまった場合は、通常の死亡と同じようにエリアのそばにリスポーンするので、すぐバトルを再開できる。諦めて逃亡しない限りは失敗することはないので、何度も突っ込めば必ず勝てるのも気分がいい。

 手に入るお金はクレートを開けても1,000ドルくらい。RPも600くらいなので、ぶっちゃけ報酬はあまり良くはない。だけど1人でも簡単にプレイできる難易度と、通常マップからそのまま開始できる手軽さから、俺はかなり頻繁に遊んでる。「GTA Online」の世界では、何だかんだで常に銃撃戦の技術も必要になる。銃撃戦でのうまい身の隠し方、素早い武器の切り替え、移動と攻撃のリズム……。「ギャング・アタック」なら気楽に開始できるし、敵の数も多いので、銃の腕を磨くのにももってこいだ。「GTA Online」序盤で挑戦する銃撃戦として、オススメしたいコンテンツだ。

【けんかを売りまくれ! 「ギャング・アタック」】
いきなり殴り込み、集まってくるやつをなぎ倒すのがたまらなく楽しい

【ギャング・アタック】
高架下、貨物船、公園や工事現場、色々なところにたむろしてる奴らにけんかを売る。いきなり彼らのテリトリーに入って銃をぶっ放すのは、楽しい
自動照準に頼りすぎると、建物の柱に無駄弾を発射する羽目になっちまう。こういう時は手動で少し照準をずらして、敵が出てくるところに置いて待つ。敵が身体の一部を出したところを狙えば、隠れた敵も簡単に倒せるぜ
うっかりやられてしまった場合も、割と近くで復活し、すぐに銃撃戦が再開できるのも「ギャング・アタック」の魅力の1つだな。何なら敵の囲みに対して外から攻められるようになることでむしろ有利になることも多いから、死を恐れず立ち向かえ!
場所によっては、敵が下の階にいたり、マップのアイコンで敵が見つけられない場合もある。敵に撃たれるとすぐやられてしまうので、戦いは慎重に進めていきたい

緻密な戦略と安全地帯で勝利を目指せ! 「サバイバル」

サバイバル「処理完了」で俺が見つけた安全地帯。周囲をガラクタが囲っているので、俺は正面だけ気をつけていればいいので、WAVE8辺りでもかなり楽に戦えた。この時も最後まで生き残れなかったのだが、理由は欲張って安全地帯を出て戦っていたところを死角から狙われたからだ
「サバイバル」では大量の敵を相手にする。敵はこちらを囲むようにくるので、できるだけ撃たれないように立ち回らねばならない

 手軽な「ギャング・アタック」に比べ、難易度が高く本格的な戦いが楽しめるのが「サバイバル」だ。こちらはジョブの1つであり、最大4人まで参加可能。数十人が襲いかかってくる状況で“防衛戦”を繰り広げることとなる。

 敵の攻撃は「WAVE」という単位で行なわれ、10WAVEまで倒しきれば勝利となる。倒されてしまっても生き残りのメンバーが、WAVEをクリアすれば復活することができる。WAVEの合間には準備時間が用意されており、この間にエリア内に配置された救急箱や防弾アーマーを拾うことで体力を回復できるし、武器類を拾って銃弾の補充もできる。ただし準備期間はとても短く、アイテムは少ないため、メンバーと取り合いになることもある。

 敵の攻撃はWAVEが進むごとに激しさを増していき、途中から車で乗り付けてきたり、ヘリも参加してくる。特にヘリは強敵だ。ただし、ヘリはかなりの低空飛行で攻撃してくるので、アサルトライフルでも十分に射程距離内だ。射撃に自信があればスナイパーライフルを使って仕留めるとカッコいい。上級者ならロケットランチャーや、ミニガンで対処してくれるので、任せるのもアリかもしれない。

 正直、「サバイバル」は難しいコンテンツだ。10WAVEを乗り切るのはかなりの練習と、4人の慣れたメンバーが必要となる。攻略ポイントはとにかくマップ内で隠れられ、安全に敵を撃てるポイントを探すこと。上級者の隠れるポイントはとても参考になる。仲間がどこにいるか、その仲間をフォローするために自分はどこに位置取りすればいいのかというのもポイントだ。

 遮蔽物の多い場所は自分の身は守りやすいが、仲間のフォローがしにくくなるし、逆に遮蔽物の少ない場所だと、色んな方向の敵に攻撃できる反面、相手からの標的にもなりやすくなる。この辺りは何度かプレイしてベストのポジションを探すくらいしか攻略の方法はない。実際に一緒にプレイしたダチの動きを見ていると、俺やRIAが死んで少人数になってから安全地帯を利用して、多くの敵をさばいてクリアしていた。楽しむのではなく、本気で攻略するならお馴染みの「戦って慣れろ」という意気込みが必要だ。

 はっきり言えば、「サバイバル」はソロではオススメできない。ただし、俺とRIAのように“相棒”がいて「このポイントはどうかな」なんて試行錯誤しながら攻略していくのは楽しいし、上級者と協力して進んでいければ「俺もなかなかやるじゃないか」とちょっといい気分になれる。結構難しいし、最初は足を引っ張っていると思ってしまうこともあるが、後半のWAVEまでいければ報酬は1万ドル以上になるし、10WAVE越えれば3万ドルもらえる場合もあり、RPも大量に入手できる。がんばって挑戦してもらいたいジョブだ。

【波状攻撃を迎え撃て! 「サバイバル」】
どこに隠れ、どう迎え撃つかが鍵となる。他のメンバーをカバーする余裕も欲しい

【サバイバル】
ヘリからの攻撃に対しては、射程距離の長い武器の方が有利だ。周囲の敵があらかた片付いているならスナイパーライフルで狙うのが俺の好みだ。どこぞの殺し屋っぽいだろ? もちろん周囲の敵がまだ残っている時はアサルトライフルなどで狙っても意外と倒せるから心配すんな
車でやってきた敵を迎え撃つ。グレネードランチャーが使えれば楽に撃退できるのだが、ランクが低くてまだ使えない。「サバイバル」でクリアを目指すなら高ランクで挑みたいところだ
WAVE10まで到達し、サバイバル「処理完了」を無事クリアできた。報酬はなんと30000ドル! この時は参加人数3人で、しかも頼れるダチが最後までリードしてくれたおかげで何とか到達できたが、俺とRIAの2人で色々挑んでもWAVE5辺りが限界だった。まだまだ修行が足りないぜ!
WAVEの合間には20秒ほどのインターバルがあるので、この間にエリア内に点在する銃を拾って弾の補充をしたり、ライフの回復を行う。サバイバルは最大4人までしか同時に参加できないが、アーマーや救急箱は4人分用意されていないので、譲り合いの精神も大事だぜ。万全な状態のヤツが多いほど生き残れる確率は上がるんだからな

 「サバイバル」と「ギャング・アタック」は様々な場所でできる。廃工場や地方の暴走族のたまり場、怪しい貨物船や、高架下のホームレスのたまり場、工事現場……場所が変われば雰囲気が変わる。十人以上の敵と銃撃戦を繰り広げ、傷を負いながらも勝つというのは独特の気持ちよさがある。

 そしてやっぱり“ダチ”と遊べるのが楽しい。今回RIAと色々な場所を回った。「ギャング・アタック」では、「次はここら辺でやってみようか」なんて言いながら色々な場所を支配している奴らに気まぐれでけんかを売り壊滅させて回った。

 「サバイバル」は2人だとどうしても5WAVEが越えられなくて悔しかったが、隠れるポイントを見つけたり、うまく回復アイテムをわけ合ったり、2人でできるだけ死角をカバーして戦うのが楽しかった。オンラインゲームは“ダチ”がいると楽しさが膨らむ。今回プレイして、特に痛感したポイントだ。これからももっと多くのダチを作って、いろんな場所でけんかをふっかけていきたい。

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(勝田哲也/池紀彦)