「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
次世代機版「GTAV」の予約特典50万ドルを一足先に使ってみたぜ!
(2014/11/20 00:00)
今回は、「ド派手に50万ドルを使ってみよう!」というのがテーマだ。50万ドルってのがどこから出てきた数字かといえば、12月11日発売予定のPS4/Xbox One版「Grand Theft Auto V」の予約特典で入手できる金額なのだ。オンラインとオフラインそれぞれに50万ドル、合計で100万ドルが手に入るんである。
これから「GTA Online」を始める人は50万ドルをいきなり手にできる。初心者なら武器だよねとか、家もありだぜ、とか助言はできるが……つまらないだろう? それならば、俺たちが“お手本”として、派手に“無駄遣い”して見せてやろうじゃねえか! 所詮「あぶく銭」ぱーっと行くぜ!!
50万ドルを“無駄に”使うのに、ヨットはマジオススメ!
予約特典の50万ドルは、PS4/Xbox One版を手に入れて初めて使える金だ。予約してすぐ現在のアカウントに振り込まれるわけじゃない。50万ドルという金額は、そろそろ若葉マークが外れる俺たちでも2週間はあくせく働かないといけない“大金”だ。だけど、“今”欲しい! 今使いたい! そんなわがままな人のために、ロックスターはゲーム内マネーを“マネーカード”の形で販売してるのだ。現実の為替相場で変動するようで、50万ドルの「ブルーシャークカード」は1,028円だった。最小は10万ドルで300円前後、一気にセレブになりたい人向けに10,000円前後で800万ドルが手に入るマネーカードも用意されている。今回はここでさくっとマネーを調達した。
さて、この50万ドルをどう使えば面白いか? 俺とRIAは頭をひねった。実はぱーっと使うという意味では50万ドルって微妙に中途半端なのだ。中級の車なら複数買えるし、いい家だって買えちゃう。しかしスーパーカーだと1台で100万ドル超えるものもある。ヘリやジェットだと良いのは200万ドル近くになる。50万ドルだとなあ……と、大金を前にしているのに贅沢な悩みを抱えていたのだ。
ここでRIAが“良いもの”を見つけた。彼女は41万の「ヨット」を買ったのだ。ものすごくでかいマストを持った優雅で高そうなヨット。しかし、実は現在の「GTA Online」ではこのヨットが役に立つコンテンツがないんである。船じゃないといけない特別な場所はないし、ヨット専用レースもない。スピードならモーターボートのいいのがもっとずっと安く買えるし、海の上をバイク感覚で楽しむならジェットスキーがある。ヨットは、本当に“ネタ”でしかない。
ロスサントスの北には湖があり、2つの川で海と繋がっている。この川をモーターボートでぶっとばすのも楽しいのだが、ヨットだとマストが橋に引っかかって海に出れないんである! 試してダメだったときは2人で大笑いしてしまった。ホントにコレは趣味の乗り物だ。
役に立たないヨットだが、RIAはノリノリで、ビキニに着替え、サングラスまで新調して乗り回していた。2時間近くかけて島を1周したので、ダイジェストムービーで紹介したい。海の上は、本当に夕日や朝日が綺麗だし、遠くに見える街の灯や、発電所が綺麗だったり、地上とは景色が違うのが面白い。波の表現はリアルだし、釣りができれば最高だ。そのうち実装してもらえないかなあ。
バリバリチューン!! 最強改造バイクを作り上げるぜ
RIAがかなり楽しい無駄遣いを見せてくれたので、俺も負けてはいられない。俺はバイクにカネをかけることにした。おっと、だからって別に単に高級なバイクを買おうってわけじゃないぜ。拾えるバイクをカリカリにチューンして、正規購入の高級バイクにブッチギリで勝てるようにしてやるのさ! ベテランの連中の高級バイクにそこら辺で拾えるバイクをチューニングして負けないバイクに育ててやるぜ!
しかしチューンは金だけで解決しないんである。レースジョブの“勝利数”で項目がアンロックされるのだ。レースに勝つことでエンジンやトランスミッション、ブレーキなどの良い物がつけられるんである。また、ランクを上げないと選べないカスタムもある。そこで、ちょっとズルいが、RIAに負けてもらって勝利数を稼ぎ、カスタムをアンロックしていった。
まずは拾えるバイクの中では最弱の「ペガッシ ファギオ」をフルチューンしてみることにした。ブレーキ、エンジン、トランスミッション、ターボ、ホイールといった項目がレースで勝つために有効だ。
これらを全て最大の性能にチューニングしてみた。ブレーキは7,000ドルの「レース・ブレーキ」、エンジンは最強の「EMSアップグレード:レベル4」が6,700ドル、トランスミッションは「レース・トランスミッション」で8,000ドル、「ターボ・チューニング」が2万4,000ドルで、合計すると4万5,700ドルだ。……50万ドルの元手はあんまり減らなかった。実はカラーリングのカスタマイズをすると、途端に金額は跳ね上がるが、今回は速さだけにしておいた。こうしてカリカリチューンのバイクを作ったのだが……体感的にあんまり変わらない。
それはおかしいだろう! RIAにわざと負けてもらうのだってすげー手間だったんだ。そこで検証用にRIAにノーマルのバイクに乗ってもらって試してみた。おおお! 違うぞ! 速いぞおれのペガッシ!! やはりチューンは効果があるんだ! しかし、次にRIAが持ち出したオンロードバイク「ハクチョウ」にはかなわなかった。結局バイクの基本性能を覆すほどのチューンはできないんである。最強のバイクの、さらなる上を目指せるようになっただけだ。
ということでロードレース向けに最強性能の「ディンカ アクマ」を購入して、ホイールのカスタマイズをしてみたが、ホイールはフロントとリアそれぞれカスタム可能な上に、一番高いのがランク25で解除される「アイス・シールド」だったのでこれを装備。価格は各1万2,000ドルかかるので、他のカスタム項目と合わせると6万9,700ドルかかることになる。パラメーターに変化はないように見えるので、どこまで性能が向上しているかは疑問だが、見た目はかなりカッコよくなったからよしとするか。
憎いあん畜生に金で復讐! 必殺仕事人を呼んでみる
うーん、大して金を使わず、しかも無駄使いとはほど遠いところで最強バイクを手にしてしまった。そこで俺がひらめいたのが“メリーウェザーへの依頼”だ。民間軍事会社メリーウェザーは金があれば物騒な依頼も受けてくれるのだ。
メリーウェザーはタクシーをヘリ代わりに使わせてくれたり、攻撃ヘリを呼ぶことも、「空爆」を依頼することもできるのだが、俺が今回使いたいと思ったのが、「傭兵」。電話1発でターゲットに傭兵集団をけしかけることができるのだ。1回呼ぶのに7,500ドルとそこそこ高価だ。これ本当に役に立つのか、ちょっとダチに実験台になってもらった。
電話するとセッション内のプレーヤー一覧が表示され、ここからターゲットになる相手を選択。すると標的に対して傭兵が送り込まれる旨の通知が依頼者にのみ表示される。その後、どこからともなく、車に乗った傭兵が現われて、標的への攻撃を開始するのだ。標的側の抵抗が続けば、次々と傭兵たちは現われて、標的が死ぬまで攻撃を続けてくれる。
様子を見ていると、そのうち警察も突入してきた。傭兵を倒し続けることで手配度が付き、こうなるとガンガン手配度が上がっていき、警察とのバトルも激しさを増していく。ハタから見てる分には最高に面白いが、ヤラれた側はたまったもんではないだろうな。
ここでダチは、キリがないと思ったのか、レスターへの電話で一旦手配度をリセットした。すると警察が解散していく中、再度傭兵が湧いてきてバトルは再開となった。そこで傭兵を1人でも退治してしまうと、また手配度が復活し、警察が再度戦闘態勢に入る。まさにエンドレスバトルだ。最終的にダチは警察に殺されてバトルは終了となった。
バトルが終わると、こちらにも標的の死亡が通知され、同時に電話で目標を始末したメッセージが入る。これなら、粘着野郎につきまとわれている時にもセッションを変更することなく、太刀打ちできるな! さらに場所を変えて試してみたが、ターゲットが飛行機に乗っていたり、海の上にいたりしてもダメなようだ。
正直、つきあって戦うより、セッションを変えて逃げてしまうヤツが多い。目標を見失うとメリーウェザーは払った金を返してくれる。傭兵を呼ぶというのは、粘着野郎への威圧になる。これはこれでアリなんじゃないかと思った。あぶく銭がなければ思いつかない方法だったので、コレはうれしい成果だ。オススメできるほどではないが、殺されて悔しかった時の選択肢としてアリじゃないか?
「無駄使い」という意味では結局俺はできなかった。やっぱ100万ないとなあとかいうのは言い訳だが、今の俺はやっぱりまだセコセコ金を貯めたい頃なんだと思う。リアルマネーで手軽に大金持ち、というよりも、毎日稼いで、いつかはでかい物を買いたいと夢見ている時期なんだと思う。75万ドルのスーパーカー「ゼントーノ」や100万ドルの「アダー」、115万ドルのジェット戦闘機「ベスラ」を買った時、大いばりで自慢するぜ!
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