「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
ついに来た次世代版「GTA Online」の世界! 広がる世界に大興奮
(2014/12/11 00:00)
やっと次世代機版の「GTA V」に触れる日がやってきた! ニュースや公開されているデモ動画は何度も見てきたが、実際に触りたいという思いが強くなるばかり。今回、先行販売されているPS4の英語版を触ることができたので、その感触を書いていくぜ!
PS3・Xbox 360版でも最高に面白かった「GTA Online」が次世代機でどうなったのか? これまで隅々まで探検してきた世界がどう再構築されたのか、今回はその新世界に触れた感想を語らせてもらうことにするからな!
美麗は勝利!! PS4ならではのグラフィックスに大興奮!
初めて見たPS4版の「GTA Online」だが、まずベタな話をさせてもらえば、やっぱりビジュアルがハンパない! そして俺が最初にに気に入ったのが、車の外観の表現度がグンと上がっているところだ。PS3だとガレージではテッカテカしてクールなスポーツカーだが、道を走り出すとテクスチャーがおとなしめになってしまっていた。
そかしPS4版では路上に出てもこれまで以上にツヤツヤのテカテカだ。ガレージと路上のギャップを感じてた俺にはすごくうれしかったところだ。また、雨や雪など天候がもたらす街や車の見え方がすげえ。雨で濡れた車のテカりや、街のネオンや濡れた道路の光の反射の仕方、路上に生まれる水たまりも、実写そのままのようだ。
こういった一目で分かるような美麗さだけではなく、とにかくどこを見渡しても、目に入る世界の奥行きがかなり細かいところまで描写されるようになっていたり、その反面、視点を近くに持ってきた時に後ろがぼやけるようになる“被写界深度”の処理など、世界を“現実”に近づけるための表現にとことんまでこだわってる。
今回はいくつかのジョブを連続してプレイするのがメインだったので、ジョブに集中しすぎて、風景をのんびり眺めたりする余裕が正直あまりなかったんだが、製品版では再び島1周のドライブや、パラシューティングで山頂からダイブしたりして、見える風景を見比べたいぜ。
街の中をうろつく車や人の数が段違いに増えているのも、注目ポイントだ。レースで気がついたんだが、街の中を車が走っている状態で行なうレースだと、PS3版以上に街の車の量が多く、難易度が上がってると感じた。レースジョブ的には難易度が上がってウザくなるかもしれないが、それこそがリアルの証なんだと思うぜ。それだけに邪魔な車をうまく利用したり、かわしたりして減速せずに走り抜けられた時の快感も相当高くなっていて、さらに世界に「没入」できるぜ!
次世代「GTA Online」の大きなキーワードが「没入感」だ。追加となった「FPS視点」の没入感が相当ヤバい。まずはレースジョブで試したが、ダッシュボードは全ての車種ごとに全て描き直されているのがイイぜ。何台かの車に乗ってダッシュボードを見てみたが、いずれも車の外観にマッチしたデザインが用意されていて、一通り全ての車に乗って確認してみたくなった。
コースを走っていても、実際に車を運転しているかのようなビジュアルは、体感速度も相当高く感じられるようになっているし、真横から車をぶつけられたり、操作をミスって車がひっくり返った時の臨場感もハンパなく、ぶつけられるたびに心臓がバクバクしてしまったよ。
一言で言えば、PS4/Xbox One版はオススメだ。いままで「GTAV」を触ったことがある人には新しいロスサントスが広がってる。湖の向こうに見える風景や、山から街を見下ろした風景、飛行機やヘリから見下ろす街など、特に遠景の“実在感”が段違いだ。今プレイしている「GTA Online」のキャラクターを移すことができるのもポイント高いぜ。
もちろん、今回が「GTAV」がはじめて、という人には文句なしにオススメだ。君たちが持っている“次世代機”がどんなパワーを持っているか? それを次世代機版「GTAV」で知ることができるだろう。もちろん俺も行く。「GTA Online」で待ってるぜ!
すごく魅力的なFPS視点だが……。勝利をつかむには練習が必要だ
今回は、プレーヤー15人による武器が使用可能なレース「GTAレース」をプレイしたが、しかし……正直に言おう、俺はこのコクピットビューの操作感に慣れなかった。相手の車をかわしたり、ミサイルを発射するタイミングなどが合わず、どうもうまくいかない。俺は負けるのが嫌いなタイプなので、途中から視点を戻して3人称視点でプレイし、トップでゴールした。正直、勝ちを求める俺はやっぱり3人称メインで、ドライブとか気軽なときに1人称を使いたいと感じたよ。
チームデスマッチ中に、戦闘機「レーザー」にも乗ってみたが、こっちも全体が見えないと、地上と自分の位置関係がわからない。そこそこ乗り慣れていたはずのレーザーにも関わらず、FPS視点にしたらその体感スピードがあまりにも速すぎて思うように操作ができない。あげくレーザーに乗り始めた頃によくやった「武器を切り替えようとして脱出ボタンを押してしまう」というミスをしちまった。ゲームの操作、という意味では俺にとってコクピット視点は戸惑いの方が大きかった。PS4版はコントローラーのタッチパッドですぐに視点が変えられる。押しやすいので自分になれた視点にすぐ戻せるのはありがたい。
次世代「GTAV」はドライブゲームとして1人称視点のデキが悪いんじゃない、ということは強調しておきたい。今回の感想は、余裕がない状況でそれでも勝ちを求めた俺のせっかちさが生んだものだ。「GTA」シリーズの挙動に慣れていれば、誰でもすぐにドライブ感覚を身につけることができるし、楽しめるだろう。おまけに「ひっくり返ったときは3人称になる」、「カバーの時は3人称になる」など、状況ごとに自動で視点変更を行なうオプションメニューが用意されている。こだわれば効果的にFPS視点を活用できるのだ。臨場感に優れ、敵に狙いもつけやすいFPS視点、使わない手はないぜ。
なによりこの“没入感”は強烈に惹かれるものがある。コックピット視点では、計器類がきちんと描かれるようになっている。さらにデモプレイで見たのだが、ヘルメットをかぶったり、サングラスを着けると視界が変化するようなのだ。どんなときどう見えるか、これはとことん試したい要素だ。輸送機やビジネスジェット機、おんぼろトラクターや潜水艦……。一体どんなコクピットなんだろう。製品版を触るのが楽しみだぜ。
一方、FPS視点のデスマッチはかなり戦いやすく感じた。前方の視界が広くなるので、PS3版よりずっと狙い撃ちしやすい。正面の敵と戦うには最適なモードだと感じたよ。ただし、撃たれる事も多かった。後方や周囲を確認するには、視界をそちらに向けねばならないのは、ちょっときつい。敵対プレーヤーも側面や背後から撃たれても反応しない人が多かったように感じた。慣れるまでは敵の攻撃がわかりにくく、死んでる確率も高くなるかもしれないな。
チームデスマッチでは15人を2チームに分けて市街地での銃撃戦を繰り広げた。個人的に大いにうれしかったのは、ランク100のキャラクターをプレイさせてもらえたことだ。ランク100で解放されるロケラン撃ち放題なんだぜ! とにかくロケランの爽快感は最高だったな! 早く俺もランク100になりたいぜ。次世代「GTA Online」はかなり遠方の車めがけてミサイルを打ち込んだ時なんかに、車の爆発がきちんと確認できる。次世代「GTA Online」は、ロケランの楽しさもさらに大きくしてくれる。
他にもマシンガンやスナイパーライフルも遠くの敵が狙える。照準が合わせやすくて、戦いやすくなっている印象だ。ただFPS視点は真横とかに近づかれてもわからない場合がある。レーダーの重要性が更に増すことになりそうだ。サバイバルジョブやギャング・アタックなんかでFPS視点を試してみるのも面白そうだ。
俺が感じた印象は、次世代「GTA Online」は、PS3/Xbox 360版を堪能した人間ほど、驚愕できる要素がテンコ盛りだということだ。PS3/Xbox 360版で育てたキャラをそのまま移行できるし、移行特典も魅力的だ。詳細は公式ページの質問コーナーに載っているが、移行したした人限定コンテンツや、限定武器が手に入る。おまけに50万ドルももらえる! 俺とRIAもPS4版に活躍の場を移して大暴れするぜ!
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