「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

自称スーパードライバーIKEが教える、レースと近接デスマッチの“勝利への方程式”

 友達が増えてくると、レースやデスマッチもじっくりやれるようになる。そうなると、ぶっちゃけ“勝ちたい”って思っちゃうんだな。なんと言っても俺はクルーリーダー。クルーメンバーで遊んでいるときは、やっぱり上位に食い込んで、ドヤ顔かましてみたい! そこで今回は、俺がつかんだ、レースのコツを伝授するぜ!

 そしてもう1つ、バットやバールといった“近接武器”のみで戦うオススメデスマッチ「FIGHT CLUB IN HEAVEN II」の勝つ方法も教えちゃおう。俺の戦い方を参考にして、友達に差をつけろ!

【著者近影】
IKE ついに最高速のスーパーカー「トリュファード アダー」を購入しちまったぜ! やっぱ最高速って響きがいいよな! お値段はなんと100万ドルだ
RIA クルーで集まっていたら他の人もみるみる集まってきた。花火を上げたり、周りを走り回ったり、「よくわからないけどなんか楽しい」、そういう瞬間もある

【特別イベント緊急開催!】

 突然だが、俺とRIAのクルー「Dont Think Steal」、略称「DTTS」は、2月14日22時から「30人参加イベント」を開催することにした。どうしてもPS4/Xbox One版ならではの、30人ミッションを体験したいんだ。

 そこで、このイベントの時の臨時メンバーでもかまわないので、「Dont Think Steal」のページからクルーに入ってほしい。クルーは掛け持ちできるので、このときだけの参加でも全然かまわない。もちろんその後、俺たちのノリを気に入ってもらえれば入り続けてくれてもOKだ。

 「DTTS」はすでにメンバーが49人を超えてるが、メンバーの予定や都合がある。参加してもらえれば30人満杯になる可能性が高くなる。ただ、いっぱいで参加できないという場合もあるかもしれない。2月14日22時から、クルーメンバーを中心に積極的にジョブの参加を募るので、ぜひきてほしい。1回ごとにメンバーを解散し、募集をかけるのでよろしく!

 なお、クルーの対象は、18歳以上の、PS4版のプレーヤーに限らせてもらう。このイベントの際は動画を録画しているので、名前が出るのはいやだ、という人にはオススメできないが、30人参加のカオスな戦いをぜひみんなで体験しよう。参加待っているぜ!

マシンパワーに振り回されるな! オールマイティに使えるレース攻略法

 「GTA Online」はたくさんの「レースジョブ」が用意されている。オフロードから、島を回るような長距離、刑務所の外壁をひたすら回る短距離でシンプルなレースもある。時にはミッションばかりじゃなく、多くの人と、いろいろなコースを走ってみたい。

ホストのプレーヤーのみ、設定画面で各種設定を変更できる。レースで高ランクプレーヤーと低ランクプレーヤーが同時に遊ぶ時は「カスタム車両」をオフにする方がランク差が少なくなるからオススメだ
画面に表示された6個のジョブから投票で次のジョブを選択するおなじみの画面。知り合いだとどんどんいろいろなジョブを選べるのがいい。しかもクルーイベントなら大人数で楽しめる
レース開始直後は、各車が団子状態で走ることになる。ぶつけられたりぶつけたりの心理戦が続くわけだが、妨害をかわせるようにちょっと控えめに走るのがいいぜ! 密集した状態で走る時はスリップストリームが発生しやすくなるので、後ろを走る方がオススメだ

 ただ、現在の「GTA Online」ではゲーム内で目的を明示して参加者を募るという機能がないため、レースやデスマッチに気軽につきあってくれる人を集めるのが難しいんだ。こういった遊び方をするためにも日時を決めてみんなで集まれる、「クルーイベント」は求められているんだな。

 「GTA Online」には「プレイリスト」という機能があって、これを使えばリーダーがあらかじめチョイスしたジョブを連続して遊べる。しかし、実はこれ「みんなに喜んでもらう」って難しいんだよ。ユーザーが作ったジャンプ台がガンガンあるようなトリッキーなコースは、「面白がってもらえるかな」と思って入れたりするんだけど、初めて体験するとうまく走れない場合も多くて、不評だったりする。特にユーザークリエイトのジョブはまだまだ研究していかないといけないと思ったぜ。

 そんな中、安定して楽しめるのが「ロックスター作成ジョブ」だ。ユーザークリエイトに比べてぶっ飛び具合は抑えめだけど、初めて走ってもそこそこいける。「GTA Online」では1つのジョブが終わると次に様々なジョブが提示されるんだけど、ここに出るのは「ロックスター作成」が多くて、少し「ロックスター認定」のユーザークリエイトのジョブが入ってる。これらはオーソドックスで、誰でも楽しめるジョブが多い。この画面から、「あれやってみよう、これはどうかな、これやったことないけど試してみよう!」と、いった感じで次々といろいろなジョブをやるのが楽しいんだ。

 こうすると、仲間とともにいろんなレースを体験することができる。コースによって走る車も指定されているので、バイクやモンスタートラック、スーパーカーにマッスルカーと、いろいろな車で走ることになる。めまぐるしく変わる状況の中、レースによってうまくいった人、ぶつかりまくってしまった人がめまぐるしく変わる。しかし、その中で俺はいくつかのレースで1位をゲットしたし、そうじゃなくても結構上位に食い込むこともできたんだ!

 ぶっちゃけ初見のコースを走るのにはちょっとした“コツ”がある。今回はそのコツを伝授するぜ。あまり格好いいコツじゃないんだが、それは「全速力で走らない」ことだ。レースだとみんなついついアクセル全開で走りがちだが、それだとコントロールがシビアになる。急に出てきたカーブに対応しきれなくて障害物にツッコんでしまいがちだ。初見のレースではどこでカーブが出てくるかがわからないし、とにかくミスを減らすことが勝利への近道なんだ。

 そして、複雑なコースの場合は、とにかく次のマーカーに正しくアプローチし続けるのがポイントになる。マップ上のマーカーの位置と実際の画面を見比べつつ、的確にマーカーを踏んでいくようにするといいだろう。そして、注意したいのが、車の接触だ。一緒に走る車が多い中で、接触せずに勝つのはなかなか難しい。接触をなるべく減らせるように、他車の挙動を見ながら走ることも大事だ。

 また、レースではルール設定で、後続の車の方が速度が上がる「追い上げ」や、車の後ろにつくと速度がブーストされる「スリップストリーム」が有効になっていることが多い。この場合、必ずしも常に上位にいる必要はない。自分のペースを乱さず、直線が多いところで相手の後ろに位置すればかなりのスピードアップになる。この特性を活用してうまくトップに立ったら、後はゴールめがけて慎重に走るだけだ。

 もう1つ、レースで“これはウケる”というネタのアドバイスをしよう。いろいろな車で走るので多くのプレーヤーは無改造のデフォルトの車で走ることになってしまう。このときに、マイナーな車をチューンしておくと、友達をびっくりさせることができるぜ! 「そんな車までチューンしてるのか!」と驚かせることができれば、たとえレースでうまくいかなくても勝ちだ! 笑いもとれるぜ。

【レースは安定走行が大事!】

【いろんなレースでトップを狙う!】
慎重に走り続けてチャンス到来! コース的にはここはかなり大きなカーブだったんだが、トップはスピードを出しすぎてマーカー奥に突っ込んでしまったんだ
中盤のジャンプ台で調子に乗って、つい回転ジャンプをしたのが運の尽き……このあと着地に失敗して炎上し、大幅なタイムロスになっちまった!
クラシックスポーツカー限定レース。俺はこのジャンルでもカスタムカーを使えた。趣味で色々車を用意しているのが活きたぜ
大掛かりなジャンプの仕掛けが連続するレースジョブをみんなで遊んでみたんだが、着地に失敗して炎上したり、正しい着地ポイントにうまく着地できずやり直す人が続出……思ったほど盛り上がらなかった

敵をジャストミートでぶっ飛ばせ! 近接攻撃はバットがオススメ

 通常のデスマッチは、ぶっちゃけバランスが悪い。まずランクによって如実に耐久力が違ってしまう。また、武器も高ランクの人はたくさん持っているが、始めたばかりの人はSMGとかしかないためかなり不公平だ。だからといって武器を固定しちゃうと味気ない。イベントとしてはありだけど、やっぱり勝てないとつまらないよな。

「手持ち武器」限定デスマッチ「FIGHT CLUB IN HEAVEN II」では後ろから襲おうとしてるやつを、さらに後ろからバールで引っ叩くみたいなシュールな瞬間がある。大人数でやるには最高に笑えるデスマッチだ
死ぬことなく、敵を倒し続けると、キルストリークが発生し、倒した時に手に入るRPが1.5倍になる。さらに倒されずにポイントを稼げると、「パワープレーヤー」となり、攻撃力が2倍になる! ただしその状態でヤラれると相手に入るポイントは倍になるんだ
デスマッチ中に取得した武器は、ヤラれてもなくならないので、お気に入りの武器を手に入れていたら、復活したあとは事前に武器を変更してから戦いに挑もう

 みんなで楽しめるデスマッチがないかなあというときに見つけたのが「FIGHT CLUB IN HEAVEN II」だ。これは空中に浮かんだステージで戦うのだが、武器はバットやゴルフクラブ、バールやナイフといった近接攻撃だけなのだ。……実は火炎瓶もあるのだが、とにかくこのデスマッチではみんながよってたかってタコ殴りのバトルロイヤル。その風景はとてもカオスで、盛り上がること請け合いだ。

 正直戦略性や戦術は2の次で、殴り殴られ、時にはお互いが空振りしたり、夢中になって殴り合っていたら後ろからまとめて倒されたり、足場から落ちてしまったり、何をしてもおかしくて、気分がハイになる、そんな戦いが楽しめるジョブなんだ。以前素手のみで戦うジョブがあってそれも楽しかったんだが、今回は10人という多い人数だったし、近接武器を使うのが良かった。このジョブはぜひ体験して欲しい!

 カオスな状況を笑って楽しむジョブだが、それでもやっぱり正直勝ちたい! このジョブでの勝利の秘訣は「バット」だ。バットを使うことでガンガンスコアが稼げるんだ。他の武器と比べると、ダメージがかなり高いみたいで、2回ほど殴ると大抵の相手は倒すことができるんだ。

 バットのコツは野球と同じ、「当たり所とタイミング」だ。うまくバットの有効範囲を覚え、相手との距離を測って、ジャストミートさせる。他の人との戦いに夢中になってるやつは“絶好球”ってやつだな。ホームランを狙うつもりでバットをぶち当てろ! このゲームでのバットの振りのモーションは腰が入っていていい感じだ。うまくいけば走りながらだって当てられるようになれるぜ。

 そしてここでも大事なのは「周りに気を配れ」ということだ。目の前に夢中になって後ろから殴られるのは危険だし、団子状態になる中には突撃せず、外側から攻撃する感じだ。そして「逃げない」ことも大事だ。倒されることを気にしすぎていたらスコアは稼げないぜ!

 また倒されないまま連続して敵を倒すことができた人は「パワープレーヤー」になり攻撃力が2倍になるが、この人を倒せれば2倍のスコアが手に入る。高得点をゲットするためには、パワープレーヤーを狙うのもいいぜ。もちろん相手は攻撃力が倍だから、リスクは覚悟しような。

 おもしろいジョブに出会えるか、勝つためには何が必要か、つかむためには当たり前の話だが、“数”が必要だ。だけど現在の「GTA Online」は手軽に“主催者が何を求めているか”がわからない。パーティ募集システムなど、MMORPGのシステムも取り入れてほしいな。俺たち「DTTS」の場合は、みんなに楽しんでもらえるクラブイベントを開催していくつもりだ。いろんなユーザークリエイトのジョブももっと試していきたいぜ。

【これが近接デスマッチの戦い方だ! 「FIGHT CLUB IN HEAVEN II」】

【色んな戦場で戦い抜け】
敵を倒せないまま連敗が続くとルーザーストリークになる。攻撃力が上がるなど、プレーヤーを手助けする機能が有効になるようなので、負けがこんでいてもボタンを連打して熱くならずに、冷静に画面を見つめて有効にいかそう
バス停留所のバスを次々と強奪し合うキャプチャーも遊んだぜ。敵チームのうちの1人が停留所のそばに張りこんで、近づく仲間を次々と撃ち殺していたので、こちらは全然バスが取れず大苦戦……そんな中、俺は途中の道で運転をミスって到着が遅れちまうという役立たず……だったがようやくバスを1台ゲット。スコアを稼ぐことができた
パラシューティングもみんなで遊んだが、普段あまりやらないヤツが多いのか、途中までのスコアは高いのに、最後の着陸をミスってリタイア続出という事態に! 結果、低スコアの俺が3位に入賞できちまった!

(勝田哲也/池紀彦)