「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

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目指せ大空の覇者! ドS教官の指導も楽しい「フライト訓練所」に行こう

 飛行機に乗るのは最高に楽しい! 特に俺は、べスラやレーザーなどのジェット機が好きだ。ハイスピードで街中を飛び回るのは実に爽快なんだよな。でもうっかりビルに激突したり、操作をミスって地面に墜落しちまうのもよくある。やっぱり操縦がうまくなりたい!

 そんな、「とことん飛行機を練習したい、飛行機はどんなことができるか研究したい」という飛行機が大好きな人のためにうってつけのコンテンツがある。空港にある「フライト訓練所」だ。ここでは「落下中にパラシュートを受け取って着地しろ!」、「嵐の中故障した輸送機を砂浜に不時着させろ!」なんていう、無茶振りミッションがたっぷり用意されている。クリアできれば、君も一流のパイロットだ!

【著者近影】
IKE シャワーを浴びて出てきたらトイレに見知らぬ男が座ってた! この男、以前は玄関を入ってすぐのところにあるPCルームにも出没したことがあるんだが、正直どういう意図でここにいるのかわからない……。
RIA PS4版は街の住人もいろいろな人たちがいる。夜の浜辺で楽しむリア充グループを発見。……なんかちょっとムカツク

【引き続きクルーメンバー募集!】

 何度も告知しているが、俺とRIAは「Dont Think Steal」、略称「DTTS」というクルーを立ち上げた。18歳以上の、PS4版のプレーヤーに限らせてもらうが、引き続きメンバーを募集したい! 「ロックスター・ゲームスSocial Club」から検索してもらえば参加できるぜ! 一言メッセージを入れて参加してくれ!

 やっぱりクルーは気軽に遊べる楽しい空間だ。15人以上にメンバーも増え、とても楽しい時間を過ごしている。この楽しさをもっと多くの人と共有したい。ぜひ、俺たちの「DTTS」に参加してほしい!

ドS教官の罵声を聞きながら、無茶振りフライトに挑戦

レッスン開始時には概要の説明が流れる。ここのメッセージもなかなか辛辣で笑える物が多いので、レッスンの概要がわかっていても、一度ひと通り読んでみることをオススメするぜ

 「フライト訓練所」は2013年8月のアップデートで追加になったアクティビティで、ロスサントス国際空港に新たに開設された。「GTA Online」では珍しいソロ専用コンテンツで、様々な課題に挑戦していく。シリーズのファンなら「Grand Theft Auto:San Andreas」の「Pilot School」を思い出すだろう。空港内の建物に青いサークルが用意されていて、入れば訓練開始となる。

 訓練メニューを開くとそこにはレッスン項目の右にメダルのマークが付くどこかで見たような画面が……ここも「GTA:SA」の「Pilot School」まんまだ。各レッスンには「スコア」が設定されており得点によって金、銀、銅のメダルが入手できる。負けず嫌いの俺は、つい金メダルを目指しちまったぜ。訓練のレッスン項目は全部で10。飛行機だけでなく、ヘリやパラシュート降下の訓練もある。

 レッスン中はたえずベテランパイロットの教官が新米パイロットに話しかけてくる。そのセリフもレッスンの進行状況によっては気持ち悪いくらいに優しくもなるし、毒気たっぷりの手厳しく、ユーモアのある悪口にもなる。よくある映画のようなベタな雰囲気が本当に楽しい。同じレッスンでも繰り返しプレイできるだろう。

 まず、「フライト訓練所」で俺がアドバイスしたいのは、とにかく「飛行機の操作に慣れること」だ。決められた位置で安定して飛行する、というときには、スティックで左右の旋回を無理に行おうとすると、飛行機がぐらついて思った通りのルートを飛ぶことができない。こういう場合は、L1/R1での“ラダー”による左右の移動を行なうことで機体を安定させたままスムーズに移動ができるようになる。

 ちなみにラダーは垂直尾翼についている左右に動く“舵”のこと。L1とR1でこのラダーを動かすことで機体は水平方向に左右に移動する。このラダーは操縦技術向上の鍵だ。このように、レッスンを進めていくことで、より高度な機体操縦をマスターできるんだ。

 そして何度も言ってる「死んで慣れろ」は今回も重要だ。初挑戦でいきなり高評価がとれるほど、ミッションは甘くない。まずはレッスンの目的がどういうものか、全体を把握する必要がある。そして最初のうちはクリアできなかったり、銅メダルより先に進めなかったとしても、何度かプレイしていると、何かしら見えてくるものがある。そしてこの見えてきてからが非常に楽しくなってくるから、1度や2度の失敗でめげずにプレイし続けてほしいってことなんだ。リトライがすぐにできる、というのも「フライト訓練所」のいいところだ。

【様々なミッション】
最初のミッション「アウトサイド・ループ」では指示通りのアクションを行なわないとやり直しになる。やり直しタイムはカウントされ評価がどんどん下がってしまい、銅メダルの取得も危うくなる。メダル取得のコツは、余計なことはせず指示に従うことに専念することだ
「エンジン故障」はエンジン停止の状態の飛行機を滑空操作だけで無事に着陸させるレッスンだ。目標マーカーの手前過ぎても行き過ぎても失敗になるので注意が必要だが、手前に着陸してブレーキで距離を制御する方が成功確率が高い印象だ
「フラッグ回収」は街中に点在するフラッグを次々と飛行機で通過していくレッスンだ。時間的にはそれなりに余裕があるから無理せず1つ1つ慎重に取っていけばクリア自体はそれほど難しくはない

ユニークなレッスンが盛りだくさん! お気に入りミッションを攻略

「都市部着陸」のレッスンの当初の目的は嵐の空港に着陸させるように説明がある。ところが……

 ここからはフライト訓練所のレッスン項目で俺が特にお気に入りのミッションのコツを紹介していきたい。

 レッスンを進めていて、最初に面白いなと思ったのは「都市部着陸」だ。悪天候の中、新米に輸送機のタイタンの操縦を任せていたら、エンジンが故障するというハプニングが起こり、急遽ビーチへの不時着を余儀なくされるというストーリー仕立てとなっていて展開が面白い。難易度は低いが、教官とのやり取りにおもわずニヤリとさせられるミッションだ。

 このミッションでのコツは、やはりL1とR1を使うラダーにある。鈍重な輸送機タイタンを動かす場合、操縦桿(スティック)による操作は最小限で、ラダーを使って動かすのが望ましい。砂浜に着陸する際には、手前に遊園地の観覧車があるから、ぶつからないように気をつけろ! 映画さながらの展開が楽しめるミッションだ。

【嵐の中で輸送機を操縦、「都市着陸 」】

【都市部着陸】
雷雨の中、左翼のエンジンが火を吹き出しちまった! 急遽目標を変更して砂浜に不時着させることになった、というストーリーだ。初プレイはちょっとドキっとさせられたぜ!
稲光が見える中、観覧車の脇ギリギリのところを抜けて目標地点に着陸すればクリアだ。ゴールマーカーと機体の位置の目安はマーカーの位置が機体中央に近いほど得点が高い

「射撃練習場」は武装ヘリでターゲットを次々と撃ちまくるレッスンだ。本番に挑めるようになるまでは時間制限のないチュートリアルをクリアする必要がある

 「射撃練習場」は武装ヘリの「バザード」を使って工事中のビルに設置されたターゲットを撃破していく爽快なレッスン。武装ヘリの挙動をうまく理解し、武器であるミサイルと機銃を使いこなし、次々と現われるターゲットを攻撃していく。

 武器をうまく当てるにはヘリの姿勢を安定させターゲットを正面にとらえる必要があるんだが、これがかなり難しい。さらにミサイルはロックオン機能がついてるんだが……なかなかロックしなかったりするんだな。ミサイルはロックオンさせなくもできるんだが、やはり当てるのは難しい。

 このミッションで高得点を得る手っ取り早い方法は“機銃”にこだわることだ。機銃は攻撃時間が長く、弾を出しているときに機体を動かすことで幅広い範囲を攻撃できる。ただし、機銃を撃っていると反動からか機体が動いてしまうところに注意だ。コツをつかみ、上下に移動してターゲットに弾を当てていくことを心がければ金メダルを取ることだって可能だ。バザードは攻撃能力を持つ数少ない乗り物で、使い勝手もいい。来るべき戦いのために、このミッションで腕を磨いておこう。

【ヘリでバリバリ撃て! 「射撃練習場」】

【射撃練習場】
ミサイルも試してみたんだがこれがどうにも思ったところに飛ばないんだよなぁ。実戦の場合、自動追尾があるから使い勝手は全然変わるはずなんだが……
チュートリアルをクリアするといよいよ本番。以降は何度リトライしてもいきなり本番スタートだ。機銃で何度もトライするが、反動でヘリがどんどん後ろに移動してしまう。ターゲットに当たった瞬間は気持ちいいが、全てのターゲットを狙い撃ちできるようになるには相当の修練が必要だ

「パラシュート追跡」は何も装備しない状態で放り出されるところからスタートだ! この飛び出す瞬間、もしパラシュートを取り損ねたら……とか考えるとかなり緊張する

 ちょっと驚いてしまったのがパラシュート訓練の「パラシュート追跡」。「落下しているパラシュートを空中で受け取れ!」とか言われて、いきなりパラシュートなしで飛行機から飛び出せっていうんだよ。もちろんこのままだと地面に激突しちまう。パラシュートに向かって滑空し、高度を合わせるときの緊張感がたまらないぜ。

 パラシュートを受け取ったら着地地点を目指すだけだ。パラシュートの挙動を覚えれば着陸することは簡単で、ミッションの中では難易度は低い。ここでしっかりパラシュートの特性を覚えて、レースジョブの「パラシューティング」で高得点を目指していきたいところだ。

【決死のダイブ! 「パラシュート追跡」】

【パラシュート追跡】
パラシュートに無事たどり着けば自動で装着されるので、あとは「パラシューティング」と同じ要領で目標のマーカーに向かうだけだ
パラシュートは最後の着陸の距離感と高さの見極めが難しい。ターゲットの中央に近いほどスコアが高いが、クリア目的ならターゲット内のどこかに着陸すればOKだ。落下時の勢いが残っていて着地した場所からズレてしまうこともあるから、少し手前に着地するのがコツだな

「編隊飛行」のレッスンは機体を如何に水平に保つかが鍵だ。こんな感じで急旋回を多用しているとマーカーを追うことが難しくなり、スコアは取れないし、制御しきれなくなって墜落しちまうんだ!

 一方、俺が1番苦労したのが、「編隊飛行」のレッスンだ。ほかの飛行機と編隊を組んで飛行するのだが、空中に浮かぶマーカーに合わせて飛行しなくてはならない。ラダーを使って慎重なコントロールを求められるミッションだ。編隊は右に左に移動し、さらには2回の宙返り、しかも最後は背面飛行でフィニッシュ。かなり難易度の高いことをやらされる。
 俺はこのミッションを意地になって何度もやり直し、ついには最高評価である金メダルをもらった。左右の移動をスティックで行なおうとすると、飛行機が回転してしまい、思った通りのルートを飛ぶことができない。なんと序盤は操縦桿であるスティックから手を離し、ラダーのみで機体をコントロールするのがコツなんだ。銅メダルだけなら序盤をラダーで乗り切ればゲットできるぜ。

 そしてクライマックスの宙返りだが、他の機体が宙返りし始めているのを見てからスティックを引いているようじゃだめだ。ここは何度も練習し、先回りをするようなつもりで宙返りを始めることでマーカーにあった宙返りができるぜ。金メダルのコツは前半をできるだけ完璧にすること、そして宙返りのタイミングを覚えることだ。

【難関ミッション、「編隊飛行」】

【編隊飛行】
機体を水平に保ちつつ、うまくついていければ、教官のセリフもちょっと気持ち悪いくらいに褒めてくれるので気分はいい。この段階でもうクリアできるスコアを稼げているので、クリアだけが目的ならこの後は指示を無視して飛んじまっても大丈夫だ
最後には、ハーフループからの背面飛行が待っている。これについていくのはかなり厳しく、墜落の危険もあるので、金メダルが不要なら無理に挑戦する必要はないぜ。どうにか金メダルにしがみつきたい場合は、画像の感じで目標のマーカーを早めに見つけてそこを目指せば前半の稼ぎ次第では金メダルが取れる

「地表高度」はフライト訓練所の中でもトップレベルの難易度のレッスンだ。前半は街中の橋の下をひたすらくぐるんだ。最初のうちはこの橋の下をくぐるだけで何度も失敗して前に進めなかった

 一通りレッスンをクリアしてみて感じたのは、練習を繰り返すと、機体の特性や操縦のコツに気がつく瞬間が訪れる、ということだ。これが見えてくると楽しくなっり、金メダルまでの道筋が見えてくる。この見えてきた時の「そういうことか!」という感じはかなり爽快で、みんなにもぜひ味わってほしい。

 そのためにはレッスンの目的がどういうものか、課題をこなす機体の操縦法はどういうものか、全体を把握する必要がある。1回や2回でクリアできなかったとしても、めげずにプレイし続けてほしい。特にレッスン7の「地表高度」についてだけは、正直なところ、相当やりこまないとクリアすら厳しい。ここだけ別次元の難易度だってことは付け加えておくぜ。これのミッションは実は俺も銅メダルしか取得できていない。

 それでも少しはコツをつかんだ。前半の橋の下くぐりと後半の風車の下くぐりでスコアを稼いでいき、途中のダムと高速道路については慎重に飛ぶこと。あと加速すると難易度が上がっちまうから、エンジンはほとんどいじらないことだな。それとこのレッスンについてはコースを多少ハズレても怒られるだけで特にペナルティはないので、高さが厳しいと思ったらわざとマーカーを外して飛んでリトライし直すという方法もあるぜ。

 フライト訓練所は無理に全レッスン金メダルを目指さなくても、飛行機の腕を磨くための場所として最適な作りになっている。ここで磨いた技術を活かして、アクロバット飛行を楽しんだり、武装ヘリをミッションで活用するなど、「GTA Online」上でのプレイに活かしていこうぜ!

【他にも多彩なミッションが!】
「移動着陸」は数少ないヘリのレッスンだ。移動中のトラックの上に着陸するという聞いただけだとなかなかムチャなレッスンだが、飛行機と違ってヘリは簡単には爆発しないので、思い切ってマーカーめがけて突っ込むと案外ラクにメダルが取れる
「リーダー追尾」は先頭を走る教官のあとをついていくだけ……なんだが、かなり狭いところや際どいところを通過する上に、スコアを稼ぐには背面飛行や真横に飛ぶナイフエッジなどのテクニックも決めなければならないのでやっぱりハードだ
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(勝田哲也/池紀彦)