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サードウェーブ、高校生eスポーツ向け高速通信回線「サードウェーブ光」を発表

「eスポーツ部発足支援プログラム2020」に標準セットでインフラも支援

1月21日発表

 サードウェーブは、NTTの光回線を使った高速通信回線「サードウェーブ光」を正式発表し、eスポーツ部発足支援プログラムに組み込む形で、全国の高等学校/高等専門学校に提供していくことを明らかにした。申し込みは2月3日開始予定。

 サードウェーブがeスポーツ事業の一環として通信事業に参入する。NTT東日本/西日本と業務提携し、NTT網を利用した高速通信回線「サードウェーブ光」を、2020年の「eスポーツ部発足支援プログラム」の標準セットに組み込む。

【サードウェーブ光】

 これに伴い、今年で3年目を迎える「eスポーツ部発足支援プログラム」も大幅リニューアルする。セット内容を、ゲーミングPC 3台、ゲーミングモニター 3台、ゲーミングノートPC 2台の構成から、ゲーミングPC 3台、ゲーミングモニター 3台、サードウェーブ光、ルーターに変更する。

 5台1組から3台1組に変更した理由は、「全国高校eスポーツ選手権」の正式種目の1つである「ロケットリーグ」が3人での参加で、5台では将来的に学校側に無駄なコストが発生してしまうため。もともとは「リーグ・オブ・レジェンド」のチームを結成できるようにと5台1組を基本セットとしていたが、「ロケットリーグ」のみで参加を希望する高校が多いことから、柔軟に対応していく。

【eスポーツ部発足支援プログラム】

 無償提供期間は1年。2018年が3年、2019年が2年だったのに比べると、さらに1年減っていることになるが、過去2年との大きな違いは“3年縛り”がなくなること。過去2年の契約では、3年契約が必須になっており、昨年のプログラムでは、契約時に3年目の1年分のレンタル料の予算をあらかじめ確保する必要があった。

 現場からは「2年先の予算を確保するのは難しい」という声が多かったことから、1年無料とした上で、3年縛りをなくし、もし、諸般の都合でeスポーツ部/同好会が継続できなかった場合、返却することもできるというレギュレーションに変更。この場合、往復の送料や回線敷設料なども一切費用が掛からないという。1年経過後は、返却以外に、月額コースか買取コースを選択可能。月額コースは、上記の組み合わせを1カ月2万円(税別)でレンタルできる。

 「eスポーツ部発足支援プログラム」は2年間で112校を集めたが、2020年は敷居を限りなく下げたこともあり、500校の募集を見込む。特にインフラ回りに頭を悩ませていた学校には最適なプログラムといえそうだ。

【導入校】
全国高校eスポーツ選手権は、仙台育英高校をはじめ、全国112校に導入されている