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技術をユニークに使いこなそう! Maker Faire TokyoにZEONIC TECHNICSや任天堂が出展、最新技術と遊びの提案!
2019年8月4日 13:42
Maker Faire Tokyo(メイカーフェア・トウキョウ)は、東京・ビックサイトで8月3日、4日に開催された。新しいテクノロジーをユニークな発想で使いこなす提案を行なうイベント。バンダイや任天堂、ソニー、オムロンなど様々なメーカーが出展していた。
本イベントは企業のBtoB向けのデモンストレーションイベントではなく、ユーザー向け、子供達向けを強く意識したイベントだ。VRキットでロボットを操縦したり、未来の乗り物の提案、ワークショップ、レース体験、などなど開発者達が来場者に楽しんでもらいながら自分達の技術をアピールするか、開発者達の試行錯誤が楽しめるイベントなのだ。
弊誌でも話題を集めた「ZEONIC TECHNICS(ジオニック テクニクス)」は、バンダイ新規事業室の、ロボティクスとプログラムを学べるカリキュラム。ユーザーの目をグッと引きつけるのは全身17個のサーボモーターを装備した“ザク”である。ZEONIC TECHNICSは東京おもちゃショーに続き、2度目のイベント出展である。
ZEONIC TECHNICSはガンダムの世界が体験できると言うよりも、ジオニック社がザクを開発したように、ロボットを使って何ができるか、高性能のロボットとスマホを使ったプログラム技術という、ロボットに関するハードルを下げ、明日のロボット技術者を育成することに力を置いている。7月31日よりスタートした、本講習コースを6名の開発希望者に無料でプレゼントする、Twitterを活用した“奨学生制度”のアピールも行なっていた。
ZEONIC TECHNICSは「ガンダム」のグッズではなく、その世界を実現させるためのアプローチなのだが、やはり会場では「ガンダム」の世界に反応する人が多い。「ガンダム」はロボットを越えた、人気のアイコンなのだ。だからこそZEONIC TECHNICSだからできる可能性があると思う。ロボティクスに何がもたらされるか、注目していきたい。
任天堂はNintendo Laboを出展、ロボットキットが大人気だった。自分の手足を動かす通りに画面内のロボットが動く。「Gガンダム」や「パシフィック・リム」、古くは「ジャンボーグA」などロボットの操縦法として提示されていたシステムを、実際にコントローラーを装着して体験できるのだ。これに惹かれない男の子はいないだろう。
さらに任天堂ブースではToy-Conをどう使うか、Maker Faire Tokyoに出展しているメーカーに打診。優秀なものを会場で出展するというものもしていた。振りのぬいぐるみの中にJoy-Conを仕込み、両手に抱え、まるで振りの活きが良いかのように揺することで「新鮮ゲージ」が上昇するといったユニークなアイディアが集まった。
開発者さえもうならせたのが反射板を使ったパズル。Joy-Conのセンサー部分にテープを貼って受光部分を制限することで1つを発信用、もう1つを受光専用にし、反射板を立てかけて信号を反射させ、受光部分に光を届けるパズル。成功するとSwitch本体にきちんと演出が入り、気持ちよさを感じるという。イベントならではの仕掛けと、開発者が刺激を受ける非常に楽しい風景だった。