ニュース

「ZEONIC TECHNICS」、10月11日20時より予約開始。価格は、98,890円(税込)

2020年3月発売予定

価格:98,890円(税込)

10月11日20時より受注開始

 バンダイは、STEM学習教材「ZEONIC TECHNICS Robotics and Programming Course(以下、「ZEONIC TECHNICS」)」を、10月11日20時よりプレミアムバンダイ、家電量販店などで予約を開始する。発売は2020年3月で、価格は98,890円(税込)。

 「ZEONIC TECHNICS」は、ザク(ザクII)を生み出した企業・ジオニック社のMS開発技術者として、来たるべき新しい概念“2足歩行ロボット”を生み出すべく、研究開発を行なう、という設定で、プログラム教育と実践を学ぶことができる。

「ZEONIC TECHNICS」はロボテクスを学べる教育プログラム

 組立工程は「頭部」「胸部」「腕部」「下半身」と大きく4段階に分かれており、工具はドライバーを使用する。段階的に組み上がっていく様子や動作確認の実施など、MS生産工場さながら の世界観を楽しむことができる。

 スマートフォンやタブレットに専用アプリ(無料)をインストールすれば、ポーズメイク、モーションメイクなどを行ないながら、 MS プログラミングやコントロールが可能です。また、付属の教本でロボティクスの構成 要素を会得し、課題に基づく実験を行なうなど、より深い学習ができるのも本教材ならではの特徴となっている。組み立てが完了した時点で「ジオニック社」より受講証明書が発行されるなど、世界観の作り込みまで綿密に行なっている。

自分の手でロボットを組み上げていく楽しさ
プログラムは“ジオニックの開発技師”というロールプレイ要素も楽しい

 このプログラムは一見、「ザク型ロボットを販売するビジネス」と捉えがちだ。このためファンの間からは、「ザクをもっとザクっぽく作れるのでは?」、「もっとガンダムのアイテムとして強調できるのでは?」という声もあるが、本プログラムは「ロボット開発者になりたい」と夢見る、もしくは夢見た人のための商品である。

 ロボットを使ってこんなことをしてみたい、こんなことができるのでは? と夢見る人達は少なくない。しかし叶えられるのは極めて少ない。大学でのロボット研究が盛んな学校に入るのは容易ではないし、企業もまた限られている。入社したとしても全く別な部署に行かされる場合もある。また趣味としてのロボットも、専門的な知識とかなりの資金が必要となる。

 「ZEONIC TECHNICS」は、これまで生産数や市場の関係もあり、数十万近くしていた本格的なロボットを10万以下で販売、プログラムや、マイコンチップに直接書き込んでいたプログラム制御をスマホで行なうという手軽さで、ロボット制御を可能にしている。もちろんこれは入り口に過ぎない。しかし「ロボット開発者になりたい」という夢に近づけさせてくれる大きな一歩であることは評価したい。また間口が広がったことで、ロボット技術の発展、フィードバックにも期待したいところだ。

世界観を活かし、かつ現実のロボット開発の夢に繋がる教材である

 そして、「ZEONIC TECHNICS」は、CPSとIoTをテーマとする 展示会「CEATEC 2019」のバンダイナムコグループブース内に出展される。CEATECはビジネス関係者が主体ではあるが。一般ユーザーも参加できる。入場には事前登録が必要なので、詳細は公式ページで確認して欲しい。