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デビルブレイカーは消耗品!?「DMC5」試遊レポート
「オートマチックアシスト」で初心者でもスタイリッシュに!
2018年9月22日 17:47
カプコンが放つ10年ぶりのシリーズ最新作「デビル メイ クライ 5」。3月8日に発売を予定する本作はE3での発表、gamescomでのプレイアブル出展を経て、遂にここ日本、東京ゲームショウ 2018でプレイアブル出展を果たした。早速その手ごたえをお伝えしたい。
今回のバージョンでプレイできるのは様々なデビルブレイカーのギミックが楽しめるネロ編で、トレーラーなどで大活躍の巨大な体躯を持つボス、ゴリアテ戦までを体験できる。
「デビル メイ クライ」シリーズといえば操作キャラクターが複数の武器を使って繰り出すスタイリッシュなアクションが身上だが、本作では「オートマチックアシスト」が用意されており、初心者や操作に不慣れなプレーヤーでもボタンをポチポチと押しているだけでスタイリッシュにコンボを繋げることができる。
実は筆者もアクションが苦手な方なので試遊の際にモードをONにしてプレイしていたのだが、ボタン1つでネロが剣を振り銃を撃ち、デビルブレイカーを用いて敵をバッサバッサと薙ぎ倒していくのは非常に爽快だ。ちなみに、ゲーム中にアナログスティックを押し込むだけで機能のON/OFFができるので、少し慣れてきたらOFFにしてマニュアル操作で遊ぶ、ということもできる。
ネロの最大の特徴はやはり新要素である、右手の義手「デビルブレイカー」だ。今回の試遊では電撃を放つ「オーバーチュア」をはじめ、先日のステージでラフ画が公開されたばかりの「バスターアーム」と「パンチライン」なども使用することができる。なかでも「パンチライン」は推進装置付きの義手で、勢いをつけて敵をブン殴ったり、射出することでホーミングミサイルよろしく敵の周りをぐるぐると回転しながら攻撃してくれる装備なのだが、ボタン入力によってなんと射ち出した腕に飛び乗ることもできる。
見た目のインパクトも絶大だが、飛び乗った状態ではサーフィンのように空中を動き回りつつ敵に突っ込んで攻撃することができ、ちょっと変わった操作感と浮遊感を楽しめる。敵のド真ん中で爆発させたりもできるので、上手く使えば攻略にも役立つことだろう。
さらにこれらのデビルブレイカーの面白いところは、使っているうちに普通に壊れるということだ。大事な大事な"1点モノ"としてではなく、あくまで敵を倒すための"消耗品"として義手を使い潰す姿はなんだかダークヒーローっぽさ満点でとてもカッコいい。さらにフィールドには代わりのものが沢山落ちているので、心置きなく様々なデビルブレイカーを使い倒すことができる。
ステージの最後に現われるボスの「ゴリアテ」も迫力満点だ。ゴリアテは巨大な拳を振り回して建物を破壊し、床や壁をぶち抜いてネロを追い詰める。腹に開いた口の中にはマグマが煮えたぎっており、これをビームのように吐き出して攻撃してきたりもする。
ゴリアテの動きをきちんと観察しつつ、攻撃を間一髪で避けて攻撃し続けているときなどは「俺今最高にスタイリッシュだな」という気分を存分に感じられる。雑魚的をバッサバッサと倒しているときとはちょっと種類の違う爽快感だ。
美しいグラフィックスで描かれる世界で、スタイリッシュに敵を蹴散らすネロ。「オートマチックアシスト」を使えば初心者でもカッコよく動き回ることができるし、もちろん上級者はコマンド入力をバッチリ決めてネロを思い通りに動かすこともできる。腕前に関係なく気持ちのいいアクションを楽しむことができるので、TGSに参加の際は是非この爽快感を味わっていってほしい。
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