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「デビル メイ クライ 5」にロックバスターが登場!?コラボ情報や登場キャラクターが明らかに

通常版&「デラックス エディション」の予約受付も開始!

9月20日~23日 開催

会場:幕張メッセ

左から「DMC5」プロデューサーの岡部眞輝氏、マシュー・ウォーカー氏、ディレクターの伊津野英昭氏

 カプコンは9月20日、開催中の東京ゲームショウ 2018において「デビル メイ クライ 5(以下、DMC5)」のステージイベントを実施した。

 ステージイベントではプロデューサーの岡部眞輝氏、同じくプロデューサーのマシュー・ウォーカー氏、そしてディレクターの伊津野英昭氏が登壇。早速上映された新トレーラーでは、シリーズお馴染みのキャラクター「トリッシュ」と「レディ」、そして全身にタトゥーを入れた謎の男の姿が登場した。

【Devil May Cry 5 - TGS 2018 Trailer(英語ボイスVer)】
【Devil May Cry 5 - TGS 2018 Trailer(日本語ボイスVer)】

 謎の男の名は「V」。今回の事件の依頼人であり、彼こそがメインビジュアルで後姿だけが明らかになっていた3人目のプレイアブルキャラクターとなる。アクション部分はまだ不明だが、ネロとダンテの間にもアクションの方向性の違いが明確に設定されていることからみるに、また新しい戦い方やアクションを見せてくれることだろう。

ダンテのほかトリッシュ、レディも「DMC5」に登場!さらに3人目のプレイアブルキャラクターの「V」の名前と姿が明らかに
ロックバスターを手に、ロックマンと同じポーズで微笑むネロ。ちょっと嬉しそうにも見える……?

 また、「DMC5」は「ロックマン11」とコラボレーションすることも明かされた。デビルブレイカーの代わりにロックバスターを右腕に装着し、腕を前に突き出すお馴染みの構えからショットを放つ、ネロの姿はある意味衝撃的……というかかなり笑えるものになっていたが、伊津野氏は「デビルブレイカーを付け替えるネロには(ロックバスターも)合うのではないか」という着想のもと、「ロックマン11」の開発チームに声をかけたことからコラボレーションが決定したとのこと。

 トレーラーには伊津野氏自身「大分悪ふざけした」と自認する通り、実際のゲームには存在しない「ネロ」vs「ゴリアテ」という「ロックマン」風のスタート画面、横スクロールアクション風のゲーム画面などが登場する。トレーラーを見ているとどこまでが本当に実装されるコンテンツなのかわからなくなりそうだが、ロックバスター装備時限定でネロがロックマンのジャンプモーションやスライディングのアクションを行なえるようになるようだ。もちろん、ロックマンが倒されたときの「ティウンティウンティウン……」のエフェクトもついてくる。

 フォトリアルを身上とする「DMC5」に「ロックマン」を組み合わせるというのはかなりチャレンジングな取り組みにも思えるが、「コミカルなコラボは今までやってこなかった(伊津野氏)」ということで、伊津野氏はもちろん開発スタッフ一同もノリノリで制作に取り組んでいたのだという。

【Devil May Cry 5 - Mega Buster | PS4】
虚実入り乱れたトレーラームービー。ネロがロックバスターを使うとかっこよくもコミカルにも見える
スペシャルゲストとして登壇した河森正治氏。

 続いてはデビルブレイカーのデザインを担当した河森正治氏がスペシャルゲストとして登壇。デビルブレイカーがどのように作られていったかという開発秘話が語られた。

 河森氏と伊津野氏がデビルブレイカーにおいてこだわったのは「おもちゃで再現できる(河森氏)」ような設計上のリアリティと、展開したときの"完全変形"だったのだという。

 スライドでは「バスターアーム」と「パンチライン」、「ローハイド」のラフ稿などを公開。その変遷からは伊津野氏と河森氏が「もっと派手に」、「もっとカッコよく」、「もっとリアルに」とお互いのアイデアを詰めていった過程がよくわかる。

 また、当初は空中で次々にデビルブレイカーを撃ち出しては換装していくようなアクションも検討されていたとのことだが、「どうしてもゲームとしてまとまらず(伊津野氏)」、お蔵入りになってしまったという裏話も披露された。

【バスターアーム】
展開時になるべく大きく見えるよう、腕全体が指として開くようにデザインされたバスターアーム。収納時にもきちんと手のように見えるのがポイントだ
【パンチライン】
ロケットパンチ風のデビルブレイカー、パンチライン。発射した腕に乗れるようにするというのは河森氏のアイデアで、乗るときに小さく見えないよう、羽が大きく展開するデザインとなっている
【ローハイド】
「腕を輪切りにしたような」異質なフォルムを持つ「ローハイド」。軸をスライドさせて円盤状の刃を展開することで、ムチの様にしなる剣となる。河森氏はブロックを用いてモデルテストを行ない、一方伊津野氏はどのくらい伸ばせるかを逆算するため、円盤1枚あたりの長さまで計算したという2人のこだわりがつまったデビルブレイカーだ

 河森氏はここで降壇。ステージの最後にはジェラルミン削り出しのiPhone X用ケースやTシャツ、フィギュアなどグッズの発売情報などが公開されたほか、予約受付の開始が告知された。あわせてネロ、ダンテ、ニコ、レディ、トリッシュの別コスチュームが使える「EXカラーパック」をはじめとした予約特典が公開された。

 また、「ロックバスター」をはじめ様々なコンテンツが同梱される「デラックスエディション アップグレード」が付属したパッケージ「デラックス エディション」の発売も発表された。ダウンロード専売となり、価格はプレイステーション 4/Xbox One版が7,400円(税別)で、PC版が7,436円(税別)。

 ただし、各コンテンツは後日個別販売を予定しているほか、「デラックスエディション アップグレード」は3月8日より単品販売が開始される。価格はプレイステーション 4/Xbox One版が1,500円(税別)で、PC版が1,515円(税別)。

 初日から情報が盛りだくさんだったか、「DMC5」は明日以降もステージイベントの実施を予定している。まだまだ新たな情報が飛び出してきそうなので、今後の動きにも注目したい。

グッズの販売情報を紹介
予約受付の開始が電撃的に発表され、予約特典も公開された
「デラックス エディション」の発売も決定
「デラックスエディション」に含まれる「デラックスエディション アップグレード」には、「ロックバスター」をはじめ、河森氏デザインで性能も通常のものとは異なる特別な「ガーベラ」などが付属する
歴代「DMC」からサウンドチームが厳選したBGMセットも付属!さらにアクターさんによる実写ビデオが収録されており、ゲーム内のムービーを実写に差し替えることも可能になる