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「LJL 2018 Spring Split」Final開催!伝統の「PENTAGRAM」と「DFM」が激突!

伝統の一戦を制したのは……

4月14日 開催

会場では今回もレッドブルが飲み放題。多くの来場者で賑わった

 ライアットゲームズは4月14日、「リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)」において、「『League of Legends』 Japan League(以下、LJL) Spring Split Split Final」を「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」で開催した。

 「LJL Spring Split Split Final」は国内プロリーグ「LJL」の2018年シーズン前半戦の決勝戦にあたり、シーズン終了時にチームランキング2位につけた「PENTAGRAM(旧RAMPAGE。以下PGM)」とランキング1位の「DetonatioN FocusMe(以下、DFM)」がBO5(3本先取)ルールにて対戦した。

 DFMvsPGMの伝統の1戦。シーズン開始前に発覚した不正によるペナルティにより厳しい戦いを強いられていたにも関わらず2位につけ、RAMPAGE時代から通算して前人未到の4連覇に王手をかけるPGMと、今シーズン未だに無敗で決勝まで進んできたDFM。日本一のチームを決める試合を前に、試合開始前から会場は熱気に包まれていた。

 その熱の表れか、決勝戦のチケットはあっという間に予定枚数の配布を完了したとのこと。各地で試合のパブリックビューイングによる試合観戦も行なわれ、試合会場となったRed Bull Gaming Sphere Tokyoにもその様子が伝えられた。

会場には多くのファンが詰めかけ、決勝戦を見守った

今季無敗のDFMと、4連覇に王手をかけるPGMが激突!

 試合開始前は、「ここまで無敗のDFMがこのままの勢いで勝利するのでは?」との声が多かった本戦。PGMが如何に耐えるかが重要になってくると思われていたが、この大一番でPGMの選手達は高いパフォーマンスを発揮した。

DFM(左)とPGMの選手たち(右)

 大事な1戦目、BO5の初戦はお互い慎重に相手の出方を伺う展開になりやすい。実際、お互いのPickは現在のメタにあった構成だ。DFMの構成は、「ケイトリン」を中心にしたシージ構成(射程やミニオン処理力を活かしオブジェクトに圧力をかける構成)、一方のPGMは「ナー」や「ブラウム」などをピックし、集団戦に強い構成だ。

 試合はまずDMFのJg、Steal選手が試合を動かした。Topにガンクを刺し、ファーストブラッドを獲得。これによりDFMがTopのEvi選手を中心に試合を動かすという、いつもの勝ちパターンに入れるかと思ったのだが、対するPGMはMid・Botレーンがジャングラーの介入なしで有利をとる。その有利を追い風に「オラフ」をピックしたPGM Once選手が自由に動き周り、DFMの動きを制限していく。

 試合が大きく動いたのは中盤にさしかかろうとしていた12分。Botレーンで発生した戦闘に全員が集合し、5vs5の集団戦へと発展。ここでDFMは有利を作っているEvi選手を活かして勝ち切りたかったが、判断ミスもあり敗北。PGMのTopレーナーであるPaz選手が2キルを獲得し、抱えていたTopでの不利を帳消しにした。

 この集団戦で全レーンで優位に立ったPGMはドラゴン・リフトヘラルドを立て続けに獲得。一方のDFMは珍しくミスが目立ち、次々とタワーを失っていく。

 終盤、PGMはエルダードラゴンを獲得し、DFMはそのタイミングで起死回生のバロンを狙ってトレードを試みる。しかし、PGMはその動きに素早く寄って妨害、バロンまでも獲得した。このままバロン、エルダードラゴンの2大バフを獲得したPGMがネクサスまで押し込み、タワーを1本も折らせずに勝利した。

バロン獲得時にはジャングラーが鍵となるにも関わらず、PGMはJgのOnce選手がDFMにプレッシャーをかけていた。それが可能なほどの差が開いていたのだ

 続く2戦目。PGMのMidであるRamune選手が「エコー」、DFMのADCであるYutapon選手が新チャンピオン「カイ=サ」をピック。中々見られないピックに会場からは歓声が上がった。

 試合は序盤にPGMのBotレーンがCS、Midのラムネ選手のエコーがカウンターガンクの成功によってそれぞれ有利を得ると、DFMのコミュニケーションエラーもあり、Botで発生した小規模戦で勝利。序盤に得た有利を活かしてローテーションを行ない、タワーも獲得する。

 逆転を狙うDFMは、複数人で孤立しかけたラムネ選手を捕まえようとするもギリギリでキルをとれない。追いかけられたエコーはアルティメット「クロノブレイク」で体力を回復し、そこからPGMのメンバーが一気に集結。発生した集団戦で勝利する。ここで得た有利が決定打となり、PGMは圧倒敵な火力でDFMを壊滅させ、またしてもタワーを1本も折らせずに勝利をものにした。

エコーのウルトから一気に集団戦で勝利。エコーのウルトはダメージを出すだけではなく、回復効果ももっている

 もう後がないDFMは、MidのCeros選手の得意チャンピオンである「ジグス」を投入。一方でRamune選手は「ゾーイ」をピック。DFMの勝利を願うファンからはDFMコールが起こった。

 試合は序盤、TopへのガンクをPGMが決め、Top、Jgの有利をつくる。さらにMidのゾーイがパッシブで得た「リデンプション」を使用し、アシストを獲得。幸運な形でMidも僅かながら有利を得た。

ゾーイはパッシブでサモナースペルやアイテムを獲得できる。「リデンプション」は長い射程をもつ、味方を回復・敵にダメージを与えるアイテムだ

 一方のDFMはBotで起きた3vs3の小規模戦にジグスのアルティメットを使用。長射程の「メガインフェルノボム」を活かして1キルを取り返した。しかし流れは変わらず、PGMがレーン・ジャングルで築いていた有利を活かしてリフトヘラルドを獲得し、それを使用してBotレーンのタワーも破壊。これによりBotレーンが自由になる。

 この後はOnce選手のピックした「タム・ケンチ」のアルティメット、味方と共に移動する「船旅」を活かしてMidでもキルを獲得。有利をどんどん広げていく。

 PGM有利のまま試合は進み、展開はMidでの睨みあいからジャングルでの駆け引きという流れを繰り返す形に。こうしたジャングル内での小競り合いではPGMのゾーイとOnce選手の使う「トランドル」が光る。両チャンプ共地面に設置するタイプのスキルを持っているため、狭いジャングル内でのやり取りを有利に進められるのだ。

 DFMもジグスのミニオン処理能力や、ブラウムの味方を盾で守る動きでなんとか耐えるが、ゾーイのスキルが当たるだけで大幅にHPが削られてしまう状況だ。結局手数による圧力でマップを支配したPGMがオブジェクトを獲得していく。

ゾーイの「スリープバブル」とトランドルの「氷冷の柱(通称ピラー)」がDFMの動きを制限する

 終盤、バロン前でのやり取りもゾーイとトランドルが活躍。PGMは何度もバロンを触り相手のミスを誘うもDFMは慎重に対応し、徐々に不利を縮めていく。しかし、その間にPaz選手の「ナー」がBotレーンを押しタワーを獲得。その後、相手のリコールのスキをついてバロンまで獲得し、一気に試合を動かした。最終的にPGMが集団戦で圧勝、結局3試合連続でDFMにタワーを1本も折らせず、PGMはLJL4連覇という快挙を成し遂げた。

勝利を喜ぶPGMの選手たち

試合後にはファンミーティングも開催!

試合後、ファンは選手との交流を楽しんだ

 今回は試合後にファンミーティングが行なわれ、PGM・DFM両選手とそのファンが、写真撮影や握手などで交流した。PGMの勝利に喜ぶファンがいる一方で、DFMの敗北に涙を流す女性ファンがいるなど、LJLがサッカーのようなスポーツと同じようにファンを獲得していることを改めて実感させられた。

 また、本試合は、日本テレビesports研究チーム-LoLファン・ゲーム好き有志主催のもと、日テレホールにてビューイングパーティーが行なわれた。巨大なスクリーンを前にライブ配信を楽しむファンの姿は大会会場にも中継されており、会場をまたいだ盛り上がりを感じることができた。また、CyberZ主催のもとベルサール渋谷ガーデンにてパブリックビューイングも開催されており、そちらも大いに盛り上がったようだ。

 さて、試合を制したPGMは5月3日よりヨーロッパで開催される国際大会「2018 Mid-Season Invitational(MSI)」に日本代表として挑むことになる。今年は公式プロリーグがある全14地域が参加するということもあり、大いに盛り上がることが期待される。世界に対して、PGMがどう戦うか、期待がかかる。1人のファンとしても応援していきたい。