【特別企画】
「FFXIV: 黄金のレガシー」インスタンスダンジョンレポート
レベル91のダンジョン「濁流遡上 イフイカ・トゥム」を一足早く紹介
2024年6月6日 19:00
- 【ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー】
- 7月2日発売
- 価格:
- 4,620円(通常版)
- 6,600円(コレクターズエディション)
スクウェア・エニックスは、5月15日から17日まで、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Windows/Mac/Steam用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のメディアツアーを開催した。
今回のメディアツアーでは、レベル91で開放されるインスタンスダンジョン(ID)「濁流遡上 イフイカ・トゥム」に挑むことができた。おそらく「黄金のレガシー」で最初に訪れるダンジョンになる場所だ。新アクションはレベル92から取得していくのだが、レベルシンクのために92に制限されるため最初の新アクションしか使用できないのは痛かゆいところだ。
プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏によれば、「黄金のレガシー」のIDは、どこもメインストーリーにがっつり紐づいているため、ここ以外の場所はネタバレが激しくとても見せることができなかったということで、仕方なくこのIDが選ばれたのだそうだ。
実はこのIDでも、途中の演出でストーリーが進んでいく。「第81回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」で吉田氏が紹介した新しいNPC「バクージャジャ」と「コーナ」も登場する。なるべくネタバレしすぎないよう配慮するが、絶対に嫌という人は注意して欲しい。 なお、このバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があることをご了承いただきたい。
【「FFXIV」、いよいよ「WoW」超えへ】
▼いよいよ満を持して「WoW」超えへ。「FFXIV: 黄金のレガシー」で再スタートする光の戦士達と吉田直樹氏の新たな冒険
【吉田直樹氏インタビュー】
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」メディアツアーインタビュー
もっと楽しく、自分たちが面白いと思うものを作りたい。そんな思いが詰まった拡張
【新エリアレポート】
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」エリアガイド
新たな冒険の拠点「トライヨラ」と「コザマル・カ」と「オルコ・パチャ」をガイド
【新IDレポート】
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」インスタンスダンジョンレポート
レベル91のダンジョン「濁流遡上 イフイカ・トゥム」を一足早く紹介
【最新ジョブレポート】
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「ヴァイパー」
超高速に繰り出す多段コンボが気持ちイイ!
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「ピクトマンサー」
カラフルで可愛くお手軽、アートの世界はとにかく楽しい!
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「近接DPS編」
モンク、竜騎士、忍者はより使いやすくシステムを修正、侍、リーパーは正統進化
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「遠隔DPS編」
召喚士に新召喚獣「ソルバハムート」が登場。機工士は最終兵器化か?
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「タンク編」
上位防御バフと追加攻撃で正当進化。「FFVIII」のスコールの技が新技として登場
▼「FFXIV: 黄金のレガシー」ジョブレポート「ヒーラー編」
学者はセラフィムに変身!占星術師はカードシステムが大きく変化
ジャングルクルーズから洞窟探検、冒険が詰まったインスタンスダンジョン
「濁流遡上 イフイカ・トゥム」は濁ったジャングルの川を船で進んでいくダンジョン。同行してくれるのは、アルフィノとクルル、そしてウクラマトの4人パーティだった。今回はパーティメンバーが固定らしく、ヒーラーで参加するとアルフィノがDPS賢者として参加した。これまでは、コンテンツサポーターでもロールの枠を超えることがなかったので、「黄金のレガシー」からはロールに柔軟性を持たせることで、よりストーリー性が重視されているという印象を受けた。
ダンジョンスタート時の演出には、さっそくバクージャジャが登場する。プレイヤーが乗る船はバクージャジャの船を追いかけている。どうやらなにかの競争をしているようだ。ちなみに船は、プヌティーという巨大な海獣が引っ張っている。
最初はこの船上での戦いとなる。濁った川の周囲には鬱蒼としたジャングルが広がり、冒険感はたっぷりだ。途中からは激しいスコールも降り始めて、空には低く霧が立ち込めて不穏な雰囲気になってくる。
バクージャジャの妨害にあって船を降りた後は、ジャングルの中を進んでいくことになる。ここで最初のボス「アルファ・プヌティー」の登場だ。アルファ・プヌティーは規格外に巨大なプヌティー。吸い込んだ水を吐き出して周囲の樹々や岩を壊して攻撃してきたり、仲間を呼んだりと、最初のダンジョンの最初のボスにしては多彩な攻撃を仕掛けてくる。
アルファ・プヌティーを倒した後は、洞窟へと入っていく。洞窟の中はグラフィックスアップデートの真価を感じる、非常に美しい場所だった。攻略をしている最中には敵を倒すのに一生懸命でゆっくり見る余裕はなかったが、クリアした後に改めて自由探索で訪ねると、冒険気分を満喫できた。
洞窟の中はところどころ日が差し込んでいる場所があり、細い日差しの下にはうっすらと下草が生えている。ところどころにカンテラがあり、周囲をぼんやりと照らしている。静謐な雰囲気で、洞窟の冷んやりした空気を感じる。ゴツゴツした岩肌が剥き出しになった道からは、熱気の籠ったジャングルがちらりと見える場所もあり、画面からもその温度差を感じることができた。
雑魚モンスターにも一風変わった奴が出てきた。特に途中に出てくるスライムのような敵「クロット」は、戦う前にプレイヤーパーティの姿をコピーして擬態してくる。元々がレッド、グリーン、ブルーのスライムなので、コピーした姿はパーティメンバーのものだが、色は原色のまま。サイズも大きかったり小さかったりとまちまちだ。そんな敵がゾンビースタイルで襲ってくるのだから、悪趣味この上ない。
洞窟を奥まで進むと、「ドラウジー」というなんとなくかわいいモンスターが鼻提灯を出しながら眠っている。どうやらここはこのモンスターの住処らしい。そこに押し入っておいて邪魔をするのは忍びないが、倒さねば先に進むことができないので仕方がない。
ドラウジーは、踊りで植物を活性化させて攻撃してくる。また、戦闘の途中で前述のクロットを複数吐き出してきたりもする。
また、この洞窟内では、新NPC「コーナ」ともちらりと邂逅する。すでに顔を見知っているふうだったので、もっと前のストーリーで一度は出会っているようだ。コーナにはサンクレッドとウリエンジェが同行している。以前より、今回の王位継承レースでは、暁の血盟内で応援する勢力が分かれるという話はあったが、どうやらサンクレッドとウリエンジェはコーナを支援しているようだった。
梯子を上って洞窟を出ると、今度は高台にある古代遺跡のような場所を進んでいく。ところどころにすでに死んでいるモンスターがいる。どうやらなにか、さらに巨大なモンスターの餌食になってしまったようだ。
この哺乳類のモンスターを餌にしている巨大昆虫「アポリオン」が最後のボスだ。このボスは、戦闘の途中で野生動物を呼び出し、捕食することで自らを強化して攻撃方法を変えてくる。逃げ場の少ない広範な全体攻撃を仕掛けてくる。特に後半の、微妙に動きながら広がる八方向の直線攻撃は、避けながら攻撃するのが難しかった。
個人的な印象では、これまでのダンジョンよりもかなりボスのギミックが複雑になっている印象を受けた。コンテンツサポーターだと、NPCたちにくっついていけば避けることができるが、果たしてプレイヤーのパーティでいくとどうなるかな、というのは楽しみでもある。
また、ジャングルクルーズあり、洞窟探検あり、遺跡ありと、冒険感がギュギュっと詰まったダンジョンで、次々に変わっていく風景はどこも美しく、フォトジェニックな撮影ポイントも多数見かけた。南国ムードを楽しみつつスクリーンショット撮影するポイントとしても人気が出そうだ。
(c)SQUARE ENIX
IMAGE ILLUSTRATION (c)YOSHITAKA AMANO
画面は最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。