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国内eスポーツ、市場規模は200億円へ向け拡大中。JeSUがデータ年鑑「日本eスポーツ白書2024」を本日発売
主なトピックスを紹介
2025年3月31日 12:51
- 【日本eスポーツ白書2024】
- 3月31日 発売
- 価格:99,000円
日本eスポーツ連合(以下、JeSU)は、国内eスポーツ業界のデータ年鑑「日本eスポーツ白書2024」を3月31日に発売する。PDFファイル198ページで、価格は99,000円。なお、PDFはCD-ROMに収録。ゲームマーケティングサービス「f-ism(エフイズム)」にて購入できる。
「日本eスポーツ白書」は、日本国内のeスポーツの普及と発展のため、大会等の興行だけでなく、地方創生や国際交流、教育、福祉など、あらゆる領域におけるeスポーツ利活用の推進を目的として、2022年から刊行されている。
本書は、eスポーツ市場について、日本国内における市況と今後の展望を最新の調査データを基にさまざまな視点で解説するデータ年鑑。eスポーツを事業として取り組んでいるビジネスパーソンに向けて、精度の高い情報を紹介する。
本書では、国内eスポーツ市場における多角的な分析を可能にするさまざまな情報を掲載。最新となる2023年の市場データはもちろん、eスポーツ関連企業へのアンケート調査による市況分析や、X解析から探るユーザー動向、さらにはeスポーツ興行の実施状況や、eスポーツチームの運営状況、地方エリアの動向からメディアでの報道状況まで、最新動向を反映した情報が数多く掲載される。関係省庁、国際団体、IPホルダー、プロeスポーツ選手のインタビューや寄稿など、業界としての展望も把握できる各種コンテンツも数多く収録されている。
JeSUは今後も、日本におけるeスポーツの振興を通して国民の競技力の向上及びスポーツ精神の普及を目指し、これをもって国民の健康とともに、社会・経済の発展に寄与することを目的として活動していくとしている。
「日本eスポーツ白書2024」主なトピックス
※出典「日本eスポーツ白書2024/角川アスキー総合研究所」
コロナ禍明けのオフライン解禁を経て大きく伸びた2022年は、それまでのオンライン開催のみであった状況にオフライン開催も加わり、その相乗効果によって成長トレンドを受け継ぎました。2023年もそのまま市場成長を継続している様子がうかがえ、今後2025 年に向けて市場規模は200 億円に迫る勢いで拡大すると予測します。
※上記グラフの2023年以降は予測値です。
前年に引き続き2023年も、eスポーツイベントのオンライン開催とオフライン開催、両方の運営ノウハウを持った事業者による「イベント運営」の市場が堅調でした。イベントにおけるB to Bの事業領域は、今後も安定的に伸長していくと考えられます。
2023年の日本eスポーツファン数(試合観戦、動画視聴経験者、地上波番組等の関連放送視聴経験者)は、前年比110.3%の856万人と推定。2025年には1,000万人を超えると予測します。
※上記グラフの2023年以降は予測値です。
目次
【第1章 パースペクティブ (インタビュー/寄稿)】
・eスポーツで企業同士や学生支援の新たなエンゲージメント向上を実現
(TOPPAN eスポーツプロジェクト エグゼクティブプロデューサー 原田 香織)
・「鉄拳」シリーズから見るeスポーツの定義と運用について
(バンダイナムコエンターテインメント シニアプロデューサー 安田 直矢)
・eスポーツの持つ可能性に注目し、横浜市の課題解決のツールとして期待
(横浜市にぎわいスポーツ文化局長 足立 哲郎)
・eスポーツは地域の特性を生かしづらいからこそフィジカル競技とのコラボに継続性を見出す
(一般社団法人福井県eスポーツ連合 澤田 英之)
・韓国ではeスポーツ業界持続可能性への投資を戦略的に取り組んでいます
(Korea e-Sports Association / President Youngman Kim)
【第2章 eスポーツマーケット分析】
・eスポーツ市場データ2023
【補足】2023年 ゲーム全体のマーケット動向
・eスポーツ関連のニュース一覧(2022年1月~2024年12月)
・X解析で探るユーザー関心度
【第3章 関連企業調査】
・企業・法人・団体調査の概要、注目ポイント
・2023年度の総括
・2024年度以降の展望
・地方の動向
・JeSU 地方支部 データベース
【第4章 JeSUの歩み】
・日本eスポーツ連合 概要
・日本eスポーツ連合 設立までの歴史
・日本eスポーツ連合の活動(2018~2024年)
・日本eスポーツ連合 公認大会一覧
第5章 付録
・日本eスポーツアワード
・主なeスポーツの大会
・主な国際大会
・主なeスポーツチームとスポンサー