【特別企画】
「ハリー・ポッター」ファン目線で見た「ホグワーツ・レガシー」の魅力! 闇の魔法使いになりきるのも自由!!
Nintendo Switch版発売であらためて注目が集まる魔法の世界
2023年11月18日 00:00
- 【「ホグワーツ・レガシー」Nintendo Switch版】
- 11月14日 発売
- 価格:
- 8,778円(通常版)
- 9,878円(デラックス・エディション)
セガは、オープンワールド・アクションRPG「ホグワーツ・レガシー」のNintendo Switch版を11月14日に発売。「ハリー・ポッター」シリーズのファンから大きな注目を集めている。
本作はこれまでにプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC版が発売され、全世界累計1,500万本を突破しているタイトル。「ハリー・ポッター」シリーズと世界観を共有しており、1800年代の魔法界を自由に冒険できるゲームとなっている。
そこで本稿では、ゲーム内で「ハリー・ポッター」及び魔法ワールド(Wizarding World)の要素がどのように再現されているのか、あらためて紹介していきたい。
※ゲーム内画像はすべてPC版「ホグワーツ・レガシー」のものを使用しています。
原作でお馴染みのスポットを探訪
本作の主人公はホグワーツ魔法魔術学校に5年生として途中入学し、呪文や魔法薬などについて学びながら、魔法界の命運を左右する戦いへと身を投じていく物語だ。そこでプレーヤーは、広大な魔法世界を自由に探索することができる。
まずホグワーツの校内は、映画で描かれていたような“動く階段”や奇妙な仕掛けの部屋が満載。グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリンの寮や談話室はもちろん、「闇の魔術に対する防衛術」を始めとした授業の教室なども用意されている。
大量のろうそくが浮いた大広間や、天文台の塔、女子トイレなど、ハリーたちの物語で印象的な出来事が起きた場所も存在しているので、ちょっとした聖地巡礼気分を楽しめるだろう。
さらに校外にも、見覚えのある場所が盛りだくさん。ホグワーツの学生がこぞって通う魔法使いの村「ホグズミード」には、魔法のお菓子が並んだ「ハニーデュークス」や、遊び心に満ちた「ゾンコのいたずら専門店」などが立ち並んでいる。
楽しい場所ばかりが再現されているのではなく、危険に満ちた「禁じられた森」も登場。本編と同じく、生徒の立ち入りは禁止されているものの、主人公にとっては避けては通れない場所だ。またハッフルパフ寮を選んだ時限定のクエストでは、邪悪な魔法使いが投獄されることで有名なあの刑務所「アズカバン」に訪れることもできる。
原作キャラのご先祖様に会える
本作の時系列は、ハリーたちがいた時代から100年ほど前なので、基本的には「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物がそのまま出てくることはない。しかしその先祖にあたるキャラクターは何人も登場する。
ハリーの人生には、ロンやジニーを始めとした純血の魔法使いの一族、ウィーズリー家が大きく関わっていた。それと同じように「ホグワーツ・レガシー」の主人公も、ウィーズリー姓をもつキャラクターたちと出会う。たとえばホグワーツに入学して早々、校内を案内してくれるのは副校長のマチルダ・ウィーズリーだ。赤毛という見た目や、思いやりを感じさせる言動には、どこかウィーズリー家の人々の面影を感じられるだろう。
またグリフィンドール寮には、マチルダの甥にあたるギャレス・ウィーズリーが所属。自称“魔法薬学の神童”でありながら、ポンコツな一面があり、ロンが授業中に失態を演じていたことを思い出させる。
さらにホグワーツ校長として登場するフィニアス・ナイジェラス・ブラックは、「純血よ永遠なれ」を家訓とする純血の名門、ブラック家の人間。ブラック家といえば、ジェームズ・ポッターの盟友であるシリウス・ブラックの出自でもあった。ただしハリーが尊敬するシリウスとは違って、フィニアスは人望に欠ける人物のようだ。
スリザリン寮に所属するオミニス・ゴーントも、興味深い出自。彼の生まれであるゴーント家は、ホグワーツ創設者の1人、サラザール・スリザリンの血筋であり、魔法界のとある重要人物を輩出したことでも知られている。
そのほか、ホグワーツの校内では意外な存在との出会いも。グリフィンドール寮のゴースト「ほとんど首無しニック」が闊歩しているほか、原作小説にしか登場しないポルターガイストの「ピーブズ」も自由気ままに暴れ回っている。
ハリーの冒険を追体験
本作では箒に乗って自由に空を舞うことができたり、「オリバンダーの店」で自分だけの杖を仕上げたりと、いくつもの要素でハリーの行動を追体験できる。とくにゲーム序盤はそれが顕著で、ホグワーツ入学前にグリンゴッツ銀行に訪れること、入学早々にトロールとの戦いが待ち受けていることなど、原作をオマージュしたような展開が多く見られる。
さらにホグワーツでは、憧れの魔法の授業を受けることが可能。たとえば薬草学の授業では、恐ろしい叫び声を上げる「マンドレイク」を引っこ抜くことになる。これは「ハリー・ポッターと秘密の部屋」でハリーたちが実習を行った薬草学の授業と同じ光景で、授業の場所もよく似た温室だ。
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」以降、数多くの場面で使われた「ポリジュース薬」もゲーム内に登場。とあるクエストで、他人に変身して物語を進めることになる。またシリーズを通して大活躍した、お馴染みの「透明マント」を使うクエストも存在する。
原作の本編だけではない再現要素
「ハリー・ポッター」シリーズだけではなく、同じ魔法ワールドの作品を髣髴とさせる要素も少なくない。フィールド上にはヒッポグリフやニーズル、ユニコーンなど、多彩な魔法動物たちが生息している。そしてプレーヤーは密猟者から守るために魔法動物を捕獲し、「必要の部屋」で飼育することができる。
魔法動物の捕獲には「捕獲袋」が使われるが、このアクションは「ファンタスティック・ビースト」シリーズでニュート・スキャマンダーがやっていたことにそっくりだ。お茶目なニフラーもゲームに登場し、キラキラ光るものに目がない独特の習性についてもしっかり描写されている。
さらにマニアックな要素としては、関連書籍の「クィディッチ今昔」で記述されていた日本のクィディッチチーム「トヨハシ・テング」の名前が出てくる場面も。気になる人は、飛行訓練の授業を担当する日本人教師チヨ・コガワのセリフに注目してみてほしい。
またゲーム内では、さまざまな呪文を駆使して戦闘や謎解きを行なっていくことになるが、そこには服従の呪文インペリオ、磔の呪文クルーシオ、そして相手に死を与えるアバダケダブラといった「許されざる呪文」も含まれている。原作ではありえない光景だが、ゲーム内では危険な呪文を極めて「闇の魔法使い」のロールプレイを楽しむこともできる。
さまざまな要素によって、「ハリー・ポッター」ファンの心をくすぐってくる「ホグワーツ・レガシー」。サプライズに満ちた世界を箒にまたがって旅してみてはいかがだろうか。
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