【特別企画】
「ホグワーツ・レガシー」インプレッション。組み分け帽子に杖選び! 「ハリポタ」ワールドへの没入感とワクワク感が唯一無二
2023年2月7日 10:00
- 【ホグワーツ・レガシー】
- 2月10日 発売予定
- ※デラックス・エディションは2月7日より先行プレイ可
- ※PS4/Xbox One版は4月4日発売予定
- ※Switch版は7月25日発売予定
- 【価格】
- 通常版:
- PS4/Xbox One/PC版 8,778円(税込)
- PS5/Xbox Series X|S版 9,878円(税込)
- Switch版 未定
- デラックス・エディション:10,978円(税込)
WB Gameは2月10日にプレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC用オープンワールドアクションRPG「ホグワーツ・レガシー」を発売する(デラックス・エディションは2月7日より先行プレイが可能)。
本作は小説「ハリー・ポッター」を原作とし、「ファンタスティック・ビースト」にも登場した「ホグワーツ魔法魔術学校」が舞台になっているオープンワールドアクションRPGだ。プレーヤーはこのホグワーツ魔法魔術学校に転校生として入学する道中に巻き込まれた古代魔法を巡る出来事から、その謎へと迫っていく。
小説や映画で見た「ハリポタ」ワールドの見た目が再現されているだけでなく、組み分け帽子による寮決め、杖選び、ホグワーツ生との交流、呪文を覚える際には杖の振り方を習うなど、没入感を高めるための仕掛けがなされており、「ハリー・ポッター」ファン期待のタイトルだ。
昨日2月6日は、デラックス・エディションの発売前日ということもあり「ホグワーツ・レガシー」がTwitterトレンド入り。本作では禁忌の闇魔術とされている呪文「アバダケダブラ」も使えることから「違法アバダケダブラ」なる関連ワードも話題となった。
今回は本作の序盤を体験することができた。その体験から感じた本作の魅力をお伝えしたい。
世界へどっぶり浸かれる没入感
本作の最大の魅力は、プレーヤーが主人公となってホグワーツ魔法魔術学校の一員になって魔法界を冒険できることだ。物語は主人公がホグワーツ魔法魔術学校の5年生に途中入学するところから始まる。ホグワーツ魔法魔術学校は11歳で1年生として入学するので、主人公自身は15、6歳。視点が少し大人になっていることで、初めて「ハリー・ポッター」の世界を体験するプレーヤーにとっても親しみやすいものとなっていると感じた。
主人公はプレーヤーが好きな容姿をカスタマイズすることができるので、よりプレーヤーがこの世界に入り込みやすくなっている。
本作では、「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」よりも前の時代である1800年代を舞台にしており、完全にオリジナルのストーリーとなっている。その為、「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」を知らなくても純粋に楽しめるのも特徴だ。「ハリポタ」の世界観をしっかり残しながらもプレーヤーだけが体験できる唯一無二の物語なので、気負うことなく飛び込める。
ストーリーは難易度が設定できるようになっており、ストーリーをしっかり楽しみたい「カジュアル」、少し手ごたえのある「イージー」、バランスよく楽しめる「ノーマル」、しっかりとした手ごたえを感じられる「ハード」の4つから選べる。
もちろん、「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」を詳しく知っていれば、その分ホグワーツや魔法などの見たことがあるものや聞き覚えのあるものがふんだんに登場するので、よりワクワクするのは間違いない。
特に組み分けの儀式で所属する寮を決める際には、プレーヤー自身に組み分け帽子が話しかけてきたり、自分だけの魔法の杖を決めるドキドキ感は世界観を知っていればより感慨深い。ちなみに寮や杖は最初に提示されたものから変更することも可能となっている。特に杖は杖のデザインや素材、長さなど細かく決めることができるのでじっくり決めてほしい。筆者は組み分け帽子に言われた「レイブンクロー寮」にそのまま入寮した。
また、ホグワーツ城の中やホグズミードの村の中を歩き回るのはかなりわくわくする。特にホグワーツ城では、動く絵画や鎧、にぎやかなゴーストなどただ歩き回っているだけでも常に目新しく感じてついつい立ち止まって見てしまう。どこを歩いてもきょろきょろ見渡してしまうほど世界がしっかり作りこまれているので、散策しているだけでも十分おもしろい。
筆者は行く先々でいろいろ探索してしまうのでなかなか物語が進まなかったが、その衝動を抑えられないくらいいろいろなものが気になってしまう世界となっている。
新しく魔法を覚えるのも生徒同士の交流も楽しい
主人公はとにかくたくさんの魔法を覚える。魔法は様々な先生や生徒から教わることができ、一度覚えた魔法は自由に使える。覚えた魔法はセットして使うので、使いたい魔法を適宜組み替える必要がある。また、呪文を覚える際はその都度呪文を発動するための杖の振り方を習うので、機械的にただ覚えるのではなく、実際に呪文を覚えているようで楽しい。
本作ではストーリーを進めるメインクエストのほかにサブクエストがほかの生徒たちから依頼される。生徒からのサブクエストでは、序盤はホグワーツ魔法魔術学校にまつわる様々な怪現象や謎を解くことが多かった。クエスト中にホグワーツ魔法魔術学校の中をぐるぐる歩き回っていくので、建物の大きさをより感じられる。
サブクエストでは装備や服装をカスタマイズできる物を手に入れることもある。手に入れた装備品は身に着けることで、防御力や攻撃力を上げられる。なお、装備品は手に入れた好きな装備品の見た目に変更することもできる。能力値はそのままに、見た目は好きな装備にすることができるので、装備の性能重視で見た目がおろそかになるようなこともない。戦闘に役立つだけでなく、この世界をよりプレーヤー好みに楽しめるいいシステムだ。
サブクエストのほかにも様々な生徒たちと会話を楽める。学生生活らしく、様々な生徒と交流ができるのも楽しい。
本作の便利機能として、ホグワーツ魔法魔術学校の中やホグズミードの村の中など、様々な場所にある「煙突飛行粉の炎」を発見すれば、次から「ファストトラベル」を使ってそこまで瞬間移動できるようになる。マップがかなり広いので、ファストトラベルは重要な移動手段だ。
ただし、ホグワーツ魔法魔術学校の中は「煙突飛行粉の炎」の数も多く、場所を把握していないうちはどこに飛べば目的地に1番近いのかがわからないことが多く苦戦した。しかし、これもまだ建物に慣れていない新入生と考えればそれも楽しい。
ストーリーの中では様々な敵と対面する。戦闘は様々な魔法を駆使しながら戦うが、敵によって戦い方が異なってくるので何度もトライしながら攻略方法を見つけていく。
時には生徒同士、大きなトロール、何者かわからない敵などたくさんの相手と戦うのでその都度ワクワクドキドキする。失敗しても何度でもリトライできるので、最初はうまくいかなくても徐々に戦い方がわかってくる。うまく立ち回れるようになるとかなり楽しい。
本作の、「ハリポタ」ワールドにどっぶり浸かれる没入感は唯一無二だと感じた。今回プレイできたのは本当に序盤だけだったので、行くことができる場所やできることも少なかったが、それでもワクワクが止まらなかった。これからどんな世界が待っているのか、これから主人公がどんなことができるようになるのか、クエスト1つ1つをこなしていくたびに楽しみになっていく。
ちなみに筆者は「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」に詳しい方ではない。それでもプレイ中はとにかくワクワクしっぱなしだった。自由に歩き回れる世界と、各所に散りばめられたギミック。ムービーなどの演出がスタート時からプレーヤーの心をしっかり掴んでいく。
この“世界観に一気に引きずり込まれていく感覚”はなかなか味わうことができないものだと感じた。「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」を知っている人も知らない人もぜひプレイして、この感覚を一度味わってみてほしい。
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