【特別企画】

ここはまさにホグワーツ! 「ハリー・ポッター」の世界を忠実に再現した「ホグワーツ・レガシー」に酔いしれた

【ホグワーツ・レガシー】

2月10日 発売予定

※PS4/Xbox One版は4月4日発売予定

※Switch版は7月25日発売予定

【価格】

通常版:
PS4/Xbox One/PC版 8,778円(税込)
PS5/Xbox Series X|S版 9,878円(税込)
Switch版 未定
デラックス・エディション:10,978円(税込)

 2月10日に発売されるプレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC向けオープンワールド・アクションRPG「ホグワーツ・レガシー」。本作は、現代と魔法の世界を畫いたファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの世界を舞台としたアクションRPG。小説に登場する魔法学校ホグワーツを中心に、魔法の世界がオープンワールドで再現されている。

 本作の開発者のインタビューも別途掲載しているが、それとは別に本作に用意されているいくつかのクエストやミニゲームを体験できたので、こちらではプレイレポートをご紹介していこう。

 今回体験できたのはキャラクターメイキングとミニゲーム「呼び寄せ試合」に加えて、クエスト「杖十字会:第1ラウンド」や「炎と悪事」といった、魔法を使ったアクションを楽しめるクエストだ。ゲームの序盤をそのままプレイしたのではなく、メーカー側に用意していただいたコンテンツをプレイした形となる。

 「ハリポタ」ファンにとっては、「ハリー・ポッター」の世界観が忠実に再現されたホグワーツ城を探索するだけで楽しめる本作。もちろんファンでない方も楽しめるようなゲームになっていたので、本稿で紹介していく。

【Hogwarts Legacy - Official Cinematic Trailer 4K】

まずはキャラクターメイキング! メガネの有無も選べる

 「ホグワーツ・レガシー」のスタートはキャラクター作成からだ。男女別にキャラクターが用意されており、大まかな姿や鼻の形、目の形、顔の輪郭、メガネの有無、肌の色、髪型、顔の傷痕、眉毛の形といった項目を変更できる。最後にしゃべるトーンと難易度、キャラクターの名前、寮の寝室(魔女か魔法使い)を決めたらキャラメイクは終わりだ。

男女や大まかな姿形を選べる
女性のプリセットはこんな感じ
鼻や目の堀りの深さなどを決められる
眼鏡をかけられるのはさすが「ハリー・ポッター」
髪型も数多く用意されている
顔の傷痕の他、肌の質感やそばかす、ほくろの様子を決められる
ここでは目の色や眉毛の形を決められる
名前や音声を決めたらキャラメイクは終了だ

いよいよホグワーツ城へ! 夢にまで見た魔法界の住人に

 そしてホグワーツ城に入り、魔法界での生活がスタートする。歩いて移動するだけでなく、もちろん箒に乗って空を飛ぶことも可能だ。

門をくぐったらホグワーツ城へ
箒に乗って空を飛んでみた

 ホグワーツ城では「呼び寄せ試合」を遊べる。リアンダー・プルウェットに話しかけるとプレイできるミニゲームだ。呼び寄せ試合は、ボールに「アクシオ(自分のもとに物体を引き寄せる呪文)」をかけて手前に引き、得点エリアに置くというもの。しかしこれが意外と難しかった……。アクシオを唱えて止めたい位置で魔法を解けばいいのだが、少し修練が必要だと思う。単純なのに奥が深い。

ここが呼び寄せ試合をできるエリア
はい。技術がかなり必要でした
目的のボールにアクシオをかけて引き寄せる
最後になってやり方がわかってきたが、結局30-80で負け

 外を見回ったあとは城内に入ってみたのだが、城の壁の質感や置かれている彫刻など、まさに「ハリー・ポッター」の世界。ファンが十分に納得できる作りとなっている。

ホグワーツ城の中
天井も細かく作られている
【ホグワーツ城を探索!】

飛んでいってしまった本を回収するクエストに挑戦

 そして次はクエスト「飛ぶように軽い」をプレイする。クレシダ・ブルームの飛んでいった本5冊を回収してほしいというクエストだ。図書館に入ると本が飛んでいるのが見える。この本に対してアクシオをかけて回収していけばいい。本を見つけたら近くによってアクシオ。特に困ることもなく、すんなりと集まる。

呪文を唱える際にラテン語の“羽根”と“鳥”を間違え、本が飛んでしまったという。とんだお騒がせものだが、「ハリー・ポッター」に出てきそうなエピソードとも言える
本が飛んでいる。これに魔法をかける
アクシオをかけて手元に引き寄せる
本当に勘弁してくださいね
【クエスト「飛ぶように軽い」をプレイ!】

決闘クラブで魔法合戦!

 続いて杖十次会:第1ラウンドのクエストに移る。これは「杖十次会」という秘密の決闘クラブで、学校の仲間たちと魔法で戦うというクエストだ。

 ホグワーツ城の中にいるルーカン・ブラトルビーに話しかけるとプレイできる。最初はセバスチャンとのペアで戦うが、1人で戦ったり、パートナーを連れてきて戦ったりなど、変化していくようだ。

 決闘だが、浮遊呪文「レヴィオーソ」や「アクシオ」で相手のシールドを外してから、こちらの魔法で攻撃し、そこからR2を連打してコンボをつなげていくのが基本の戦い方になりそうだ。相手の魔法攻撃が来る際にはアイコンが表示されるので、防御魔法でそれを防ぐ。

 いきなり決闘に放り出されたのでどのように戦っていいものかわからなかったが何とか勝利した。しかし魔法攻撃のやり方は訓練が必要だと思う。

まずはセバスチャンとのペアで戦う
いざ決闘へ
レヴィオーソで防御を外す
そして攻撃へ
何とか勝利
【クエスト「杖十次会:第1ラウンド」で魔法使いの決闘を体験】

巨大なドラゴンが登場! 密猟者を探るクエスト「炎と悪事」をプレイ

 その次にプレイできたのが「炎と悪事」というクエストだ。これは「ホーンテール・ホール」という、密猟者が関係する何かを探るというもの。ポピー・スウィーティングと一緒にクリアを目指すことになる。

 奥に入っていくと密猟者たちがいた痕跡が見つかる。この先には何が待ち受けているのだろうか。

密猟者が知る「ホーンテール・ホール」とは
途中にケンタウルスが登場。魔法族にいい感情を抱いていない
密猟者たちがいた痕跡を見つける
その先に密猟者たちがいるのだろうか

 さらに進んでいくと、密猟者たちを発見する。見つからないように、透明になれる「目くらまし術」の魔法をかけて近づいていく。このときだが、透明になっていても敵の正面に位置してしまうと見つかって戦闘となってしまった。なるべく見つからないようにしなければいけないのだが、それが難しい。

 ステルスゲームのように敵の視角に入らないよう移動すればいいのかもしれないが、習熟する時間もなかったので今回のプレイではあっさりと見つかって戦闘に。それはそれで楽しかったのでいいかも。

まずは目くらまし術で透明化
敵の正面に入ってしまうと見つかる
そして戦闘へ。全ての敵を倒さないと先に進めない

 敵を倒したあとは密猟者のテントの中に入ることに。そこで見たのは、ドラゴン同士を戦わせて楽しんでいる密猟者たちだった。これをやめさせるためにも、ドラゴンを解放しなければいけない。ここでも再び目くらまし術で透明化して先に進んでみたのだが、先ほどと同じですぐに見つかってしまったため戦闘になるのは必定か。

ドラゴンが戦い合っている
「ホーンテール・ホール」とはドラゴンの闘技場だった。これに憤るポピー
なるべく敵に会わないように進む

 そして、捕まえたばかりのドラゴンを魔法で弱らせて、言うことを聞くようにしている場面に遭遇する。このドラゴンを助けなければ。このクエストの終盤で起きる一大イベントだ。

ドラゴンに魔法をかけている密猟者たち

 途中、ドラゴンの卵が入っているカゴを発見。これを解放するには鍵を解く必要がある。左右のアナログスティックで赤と緑の花火を合わせて解錠しなければいけないのだが、難しかった……。

ドラゴンの卵を発見
鍵を解錠しなければ卵をゲットできない
解くと無事卵を奪える

 そして最後、密猟者たちとの戦闘に。数も多いし敵も強いのでかなりの難関で、3回ほど倒されてしまった……。

 特に、最後に出てくる中ボスには苦しめられた。難易度を「ノーマル」から「ストーリー」に下げると、次にどのボタンを押せばよいのか画面に表示されるようになるので、ガードも攻撃も簡単になる。アクションゲームが苦手な人は、ストーリーの難易度でプレイすることをオススメする。それでもこのゲームは十分に楽しめるはずだ。

ひたすら敵を倒す
難易度をストーリーに設定すると、このようにどのボタンを押せばよいのか表示されるようになる
苦しめられた中ボス「密漁組合の動物もどき」

 敵を全部倒すと勝利だ。最後にアクシオでドラゴンの鎖を解き放てばクエストは終了だ。

アクシオで中央にある鍵を外そう
ドラゴンの炎で焼かれていく密猟者たち
そしてドラゴンは飛び去っていった

「ハリー・ポッター」の世界観を忠実に再現しているゲーム

 今回はクエストをいくつかプレイできただけだったが、「ハリー・ポッター」の世界をよく再現しており、とても楽しめた。ホグワーツ城は雰囲気たっぷりだし、クエストにしても、あの世界では確かにこういうことが起こるよなあと思えるものばかり。

 本作は「ハリー・ポッター」シリーズのファンであればもちろんだが、「ハリー・ポッター」を知らないという人でも、魅力的な世界観と、魔法を使ったアクションを楽しめるはずだ。オープンワールドということもあって、今回体験したクエスト以外にも、どれだけ多く、そして様々な出来事を体験できるのか、今から期待してしまう。2月10日の発売が待ち遠しい限りだ。